大船山

2014年9月14日


月曜日の敬老の日を含めた3連休。
だが、土曜と月曜はいつもの休日出勤。フリーの日は日曜のみ。
幸い天気予報は晴れ。しかも降水確率0%の予報。
そこで久しぶりに大船山をじっくり味わうことにした。

三叉路から入山。花を撮影しながらゆっくり歩く。
やがてガラン台登山口に到着。ここからも同じようにのんびりと登っていく。
途中2人の男性に追い越されたが、気にすることもない。
3時間55分もかかって山頂に到着した。
青空のもとで絶景を見ながら昼食を食べ、コーヒーを飲む。
1時間半が経ち、腰を上げ、御池のほとりに下る。
静かな湖畔の風景を眺め、忘我のひとときを過ごした。

下山するのがもったいないが、下山する。
東尾根ルートを淡々と下った。

5:45三叉路→7:00ガラン台登山口→7:20岳麓寺ルート合流→8:20~8:30鳥居窪→8:55展望岩
→9:40~11:10大船山頂(昼食)→11:20~11:45御池→(東尾根ルート)→12:45風穴ルート合流
→12:50岳麓寺ルート分岐→13:35今水登山口→13:45今水駐車場→13:55三叉路




月曜日の敬老の日を含めて3連休の週末。
土曜日と月曜日はいつもの休日出勤。
私だけでなく、職場のほとんどの同僚が同じように出勤している。
この職を選んだ宿命とあきらめるしかない。

だがせめて完全フリーの日曜日には山行したい。
毎度のように天気予報とにらめっこの日々を過ごした。
その思いが天に通じたのか、降水確率0%の予報。
そこで久しぶりに大船山を思いっきり味わうことにした。


まだ薄暗い5時過ぎにガラン台下の三叉路に到着。
装備を調え、明るくなった5時45分に入山した。



気温15℃。爽やかな風が吹く中、コンクリート道を歩いていく。



登る途中に九重高原側を見ると、雲間から光芒が伸びていた。


ガラン台ルートは多くの花が咲いているルート。
しかも吹く風は心地よく、天気もいい。
今日は久しぶりの大船山を満喫するつもり。
そこで花を撮影しながら、のんびりと歩くことにした。



まずは初めて出会ったフシグロセンノウ。
この花の存在は知っていたものの、これまでなかなか出会えずにいた。


2カ所に見覚えのあるつぼみを見つけた。
となると咲いているのを見たくなる。
探しながら歩いていき、ようやく一輪見つけた。



ジイソブ



キツリフネ



オタカラコウ



1時間15分かかってガラン台登山口に到着。
目の前に大船山と黒岳が見えてきた。


このルートを前回歩いたのは今年の3月8日。
そのときのタイムはぴったり1時間だった。


ガラン台登山口からようやく山道となる。



あちこちに咲いていたイヨフウロ



岳麓寺ルートとの合流地点に到着。
腰を下ろし、チョコレートで糖分補給。
大船山はここからが本番だ。



木漏れ日差す登路をゆっくり歩いていく。
男性に追い越されたが、マイペースマイペース。



見晴らしのよい岩場に到着。
ここは花の咲くポイントだ。



ワレモコウ



ママコナ



マツムシソウ



入山公墓前でまた追い越された。



テンニンソウ



鳥居窪に到着。
真っ赤なナナカマドの実越しに大船山頂を見上げた。


このルートはここからがきつくなる。
今日は大船山をまるごと味わうのが目的。
一歩一歩踏みしめながらゆっくり登っていく。



すると意外にあっけなく展望岩に着いた。
岩に腰を下ろし、風景を眺めながらチョコレートを食べる。



アキノキリンソウ



シモツケソウ



今日山行できたことに感謝しつつ手を合わせた。


山頂はもうすぐだ。



やがて山頂下の台地に飛び出すと山頂が見えた。



山頂に向かう前に、岩の上に立ってこの1枚。



山頂に到着。
3時間55分もかかってしまった。


ゆっくり登ってきたせいか、ほとんど疲れを感じない。
だがもしかすると、こんなすばらしい天気の日に山行できた歓びが疲れを感じさせなかったのかもしれない。


ザックをいつもの場所に下ろし、まずは周囲の撮影をしよう。



最初の1枚は定番のこのアングルで。
今日はこの絶景を見るためにここまで歩いてきた。

自宅で使用しているパソコンのデスクトップの背景には、
これと同じアングルの写真を使っている。
つまりこの写真を毎日見ているわけである。

だが、写真はしょせん写真でしかない。

坊がつるを見下ろす岩の上からこの絶景を眺めていると、
山々がまさに圧倒的な存在感で迫ってくる。
それを感じられるのは、苦労してここまで登ってきたからこそ。



続いて段原方面を撮影。
登山者が次々に登ってくる。



山頂の岩の上に立ち、御池を見下ろす。



岩から降りると、そこには1株のマツムシソウが咲いていた。


今日はこのすばらしい景色を見ながらの昼食。



食材。


今日は焼肉丼。
頑張って登ってきた自分へのごほうびのつもり。


食べ終えた後はいつものようにコーヒータイム。
カップを持ち、坊がつるを見下ろす岩の上に移動する。



絶景を見ながらのコーヒータイムはまさに至福のひととき。



戻ろうとしてこの2人を発見した。
どうやらおじいさんとお孫さんのようだが、
2人ともスケッチブックを開いて風景のスケッチを楽しんでいる様子。
こんな山行もいいなあ。絵心のない私には無理だが(笑)。


気がつけば山頂到着後、すでに1時間半。
山頂は登山者でにぎやかになってきた。
そろそろ御池に下ることにしよう。


御池のほとりでは男性が1人、カメラを構えていた。
「ここは静かですね」と声をかけ、私もカメラを構える。



風はほとんどなく、湖面も静かである。
写真を数枚撮影した後は、佇んでこの風景をただ眺め、忘我のひとときを過ごした。


後ろ髪を引かれるようにして湖面から離れ、ルートにもどる。



だが、下るのがもったいなくて仕方がない。
ルート脇の岩の上に腰を下ろし、しばし御池を見下ろす。


5分ほど経った頃。
ルートを歩いてきた登山者がどうやらこの岩の上からの風景を見たいようだ。
そこでようやく腰を上げる。


さて、下るとするか。


東尾根を下っていく。
最初は急な斜面を慎重に。



視界が開け、黒岳を撮影。
遠く由布岳が見えたが、山頂は雲に隠れていた。



ポールのある台地で山頂を振り返る。


今水へ淡々と下っていく。



今水登山口に下ると、ハガクレツリフネソウが迎えてくれた。



今水駐車場では、登山届け箱の横に手製の注意書きが設置されていた。


今水駐車場は狭く、十数台しか置けない。
これから紅葉シーズンとなり、毎年車があふれているのを見てきた。
地元の方に迷惑をかけないようにしたいものである。


なお、私の今後の予定は次のようになっている。
9月20日(土) 職場の行事のため出勤
9月21日(日) 家庭の慶事
9月23日(火) 休日出勤
9月27日(土) 休日出勤
9月28日(日) 休日出勤

というわけで、次回の山行は10月4日か5日のどちらかになる予定である。

それまでは今日の山行を思い出しながら仕事に励むことにしよう。


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