久住山・天狗が城・中岳・稲星山

2014年11月3日


数日前から天気予報をチェック。
日曜日は雨模様で、月曜日は寒気が訪れるようだ。
もしかすると霧氷が見られるかもしれない。
そこで、名残の紅葉も期待しつつ赤川から久住山をめざすことにした。

6時半に赤川出発。山頂付近は雲に覆われている。
山頂に着く頃に晴れていることを期待して登る。
山麓の紅葉はまだなんとか残っていた。
久住山頂に着くと期待通り霧氷が着いていた。
だが風が強く、寒い。冬装備を持ってきて正解だった。
小休憩の後、御池へ向かう。
御池から池の小屋へ。
池の小屋で昼食を食べているとガスが晴れ中岳が姿を現した。
天狗が城山頂で霧氷越しに風景を撮影し、中岳へ。
ここでも霧氷を撮影してからコーヒータイム。
中岳を下り、稲星山を経由して神明水から南登山道を下る。
紅葉は完全に終わっており、淡々と赤川へと下った。

6:40赤川→6:45分岐→7:55見晴らし台→8:50~9:10久住山→9:40御池→9:45~10:30池の小屋(昼食)
→10:45~10:50天狗が城→11:05~11:50中岳→12:20~12:30稲星山→12:45神明水
→14:05猪鹿狼寺跡→14:10分岐→14:25林道に合流→14:35赤川




11月1日(土)に職場の大きな行事が終わった。
私はその行事の全体の担当ではなく、わずか5分間の部分を受け持っただけ。
それでも3週間にわたって準備をし、その5分間が無事に終わったときには心底ほっとした。
今までで最高の5分間を演じきった約100人のメンバーたちに大きな拍手を送った。
もう一つの担当は記録係。丸一日、ビデオカメラと私の愛機(NIKON D800)で撮影した。
その日の夜は職場の打ち上げ。ビールが実にうまかった。

さて、今回の山行。
数日前から天気予報を見るのはもう私の習慣になっている。
土曜日からの3連休はというと、土曜日は雨、日曜日もあまりよくない。
月曜日には寒気が訪れ、気温が一気に下がるようだ。
てんきとくらす」の「九重連山(中岳)」を見てみると、
深夜・早朝の山頂での気温は-1℃から0℃となっている。
一時的に冬型になり、北西の強い風も予想されている。
となると霧氷の可能性がある。
そこで、名残の紅葉を楽しみつつ、赤川から久住山をめざすことにした。
私のHPを確認してみると、これは去年の11月5日と同じルートだ。


6時40分に赤川を出発。
ずいぶん寒い。しかも、上空から強い風の吹く音が聞こえてくる。



5分ほどで分岐に着いた。
今日は直進。久住山に直登するルートを選ぶ。



黄葉を踏んで歩いていく。



川を渡る際に見える山頂は肥前ガ城だったはず。


周囲の紅葉を眺めながらゆるやかに登っていく。
寒さのため手がかじかんできて、軍手から冬用の手袋に換え、
帽子もいつものつばのある帽子からニット帽に換えた。
今日冬装備を持ってきたのは正解だった。



左側から川の音が聞こえてくる。


やがて私の好きな場所にやってきた。



川の流れと紅葉を撮影。



場所を移動し、角度を変えて撮影してみた。



さらに登ると視界が開けた。
山腹を眺めると、紅葉はほとんど終わっている。
まあそうだろうな・・・。



徐々に勾配が急になるが、よく整備された道は歩きやすい。



1時間15分で見晴らし台に到着し小休憩。
山頂にはガスがかかっているが、時折晴れ間も覗くようだ。



やがて巨石の並ぶ登路となる。



時折足を止め山頂方向を見上げる。
まだ山頂は見えない。



ようやく山頂が見えた。やれやれ・・・。
足下を見ると、うっすらと霧氷が着いている。
やはり予想は当たっていた。



強風の吹く山頂に到着した。


強風の上に気温も低く、寒い。
岩陰で風を避け、周囲のガスが晴れるのを待つことにした。
ザックから冬用のダウンジャケットを取り出して着込む。
さらに雨具のズボンをはいた。

すぐそばにはいつから待っているのか、
三脚にカメラを据えた男性がじっとしている。



待つこと5分。ガスが晴れて九重高原が見下ろせ、霧氷越しに撮影した。
この冬初めての霧氷だ。



その後も待ってみたものの、ガスは時折わずかに晴れるのみ。
ここでじっと待つような粘り強さは私にはない。
そこで、晴れなければ池の小屋に転がり込むつもりで移動することにした。



わずかにガスが薄れ、中岳が見えた。



下りながら足を止め、霧氷越しに久住山を振り返った。



御池に到着したが、ガスはまだ晴れそうにない。
しかたがない、池の小屋へ向かおう。



池の小屋では数人が休憩中だった。


ガスはいつ晴れるかわからない。
そんな状況ですることと言えば、昼食しかない。
晴れた山頂で食べたいが仕方がない。



今日の食材。
前日スーパーで物色していて見つけたラーメンの具材3点セット。
それにたっぷりのキャベツ、もやし、ネギ。


ラーメンを食べ終わって小屋の外を見ると、なんだか明るい。
出てみるとなんとガスが晴れ、中岳が見える。
急いでリンゴを食べ、片付け。コーヒーは省略した。
さあ、山頂に向かおう。



まずは一旦御池に下り、岩の上から撮影。



天狗が城と中岳の鞍部に上がってきた。
ちょっと迷ったがやはり天狗が城にも行っておきたい。
そこでまず天狗が城へ。



山頂にはだれもいなかった。



まずは御池と空池、久住山。
いつものアングルだが、緑色になった御池の湖面が光って美しい。



そして霧氷越しに中岳と大船山を撮影。
これが撮影できて満足だ。



霧氷と星生山


次は中岳だ。



天狗が城を下りながらまた1枚。
厳冬期のものと比べればささやかな霧氷だが、
青空があればそれでも十分美しい。



鞍部より中岳を見上げる。



山頂に到着。



いくつものグループが休憩中。
小学生2人を連れたご家族も楽しそうに昼食を食べていた。

私は池の小屋で昼食を済ませてしまった。
こんなに早く晴れるのだったら山頂で食べたのにな・・・。
でももう後の祭り。


気を取り直して風景の撮影を。



霧氷はごくわずか。しかも西風だったためか、大船山側の斜面には見られない。



そのわずかな霧氷越しに大船山と平治岳を望む。
左奥には由布岳が見えている。



霧氷越しに山頂標識を見上げた。



このまま下るのはあまりにももったいない。
そこで先ほど省略したコーヒーをここで飲むことにした。
青空の下、風景を眺めながらのコーヒータイムは最高だ。


たくさんのグループも少しずつ下っていき、静かな山頂にもどった。
さて、そろそろ腰を上げるとするか。



この1枚を撮影し、中岳山頂を後にする。



次に稲星山へ向かう。



中岳を下り、振り返る。



稲星山頂に到着。

標識のそばではご夫婦が風を避けて昼食中。



九重高原の向こうに阿蘇五岳が見えた。



遙か遠く、祖母傾山系も見える。


休憩しようとも思ったが、ここは風が強く、寒くて休憩する気になれない。
そこで下山することにした。



神明水から南登山道を下っていく。



見晴らしのよい草地で腰を下ろし、久住山と稲星山を振り返る。

今日もいい山行だったなあ・・・。



さて、下るとしようか。


ところどころに残る紅葉を撮影しながら下っていく。





この丸い標識を右に進めば赤川に着く。



丸い標識のそばには小さな看板が添えられていた。
「半藪コギコース:テープを見失わないこと」と書いてある。



赤テープをたどりながら15分で林道に合流。
ここから林道を下ること10分。
ようやくの思いで赤川にたどり着いた。


来週末は土日とも別府市で行われる集会に参加するため山行はおあずけ。
次の山行は11月16日(日)の予定である。


山行記録にもどる

inserted by FC2 system