三俣山

2014年12月27日


今日は今年の登り納め。
久しぶりに三俣山をのんびり歩くことにした。

雪で大曲に駐車できるかが心配だったが、無事に駐車。
アイゼンを付けて入山する。硫黄山道路はガチガチに凍っていた。
すがもり越で小休憩した後に西峰に取り付く。
登りながら振り返ると星生山は真っ白。
西峰と本峰を経由して南峰へ。
南峰のいつものテラスで昼食。
食後のコーヒーを飲んで下山。

途中、Ⅳ峰で岩に腰掛け絶景を眺める。
今日が今年の登り納めということもあり、下山するのがもったいない。
やがて男性が到着したのを機に下ることにした。
すがもり越で今日2杯目のコーヒーを飲んで大曲へと下った。

7:20大曲→8:10~8:20すがもり越→8:50三俣山西峰→9:20~9:30本峰
→9:50~11:10南峰(昼食)→11:30~11:45Ⅳ峰→12:30~13:00すがもり越→13:30大曲




前回(12月23日)は中1日での山行だった。
疲労困憊となるかと心配したが、そんなことはなかった。
きっとすばらしい山行で心身共にリフレッシュしたからだろう。
その後の3日間の勤務をしっかりと勤めた(まあ、当然である)。
今日は土曜日だが年末とあって休日出勤はなし。天気もまずまず。
そこで、中3日となるが山行することにした。
それにしても中1日に続く中3日は登板過多である(笑)。


今回は今年の登り納め。どこへ向かおうかと思案する。
3回連続牧ノ戸からの入山が続いているので気分を変えたい。
雪が深ければ大船山。だがもう雪はかなり融けているだろう。
そこで久しぶりに三俣山へ向かうことにした。

初めは長者原から大きく三俣山を周回するつもりだった。
だが中3日という状況を考え、無理せず大曲からのピストンに変更した。
気がかりは大曲に駐車できるかということ。
道路は除雪しても駐車場は除雪しないので、
雪が深いときは普通車での乗り入れは不可能である。

大曲に到着すると、雪はわずかに残るのみ。
無事駐車し、のんびりと装備を調える。
すると、紅茶を入れたはずのポットを忘れたことに気がついた。
冬は熱々の紅茶を出発前に入れて持ってくるのだが、
うっかり台所に置いてきてしまった。
まあいいや、今日はそんなに寒くないだろうからなんとかなるだろう。



硫黄山道路の雪はやはり融けていた。



それでも日陰のところはガチガチに凍っていた。
この季節、アイゼンは必携である。



誰もいないすがもり越に到着。
木のベンチはほぼ雪に埋もれていた。



私がすがもりに到着したとき、ちょうど2人の男性が西峰にとりついたところ。
写真のほぼ中央、赤いジャンパーを着た男性がこちらにカメラを向けている。
この男性、たぶんN氏だと思うのだが、さすがにこの距離では声をかけられなかった。



三俣山西峰や大船山を眺めながら小休憩したのち、西峰に取り付く。



ケルンを過ぎ西峰山頂へ向かう。



山頂直前、雪の向こうに久住山方面の山々を望む。



西峰に到着。



山頂より真っ白な久住山方面の山々を望む。
星生山頂から薄雲が放射状に伸びている。
そう言えば前回もこんな雲だったな・・・。



黒岩山・泉水山方面を望む。
手前に三俣山の影が伸びている。



続いて本峰へ。
しっかりと残っているトレースをたどって進むので楽なものだ。



本峰には誰もいなかった。



大鍋と北峰を見下ろす。
右端に大船山、正面に平治岳。左奥に由布岳も見える。



トレースをたどり、南峰へ向かう。



南峰へ向かう登路の周囲の木々には雪や霧氷はほとんどなく、
雪もしっかりと踏み固められていた。



南峰の山頂を通過。すぐにいつものテラスへ向かう。



先行者が休憩しているかも、と思っていたが、
意外にもテラスにはだれもいなかった。
どうやら坊がつるに下ったようだ。



時刻は10時前。昼食づくりにとりかかる。



今日はきつねそば。
前回と似たようなメニューだが、今回は少し気の早い年越しそばのつもり。



食後のコーヒーを飲みながら周囲の景色を眺める。



坊がつるを見下ろすいつものアングル。
大船山の左に平治岳。画面左端には由布岳。



久住山方面。


テラスに到着してから約1時間。
実にのんびりと過ごした。
そろそろ腰を上げよう。



南峰と本峰の鞍部より。
右が本峰、左がこれから向かうⅣ峰。



Ⅳ峰山頂より、南峰を振り返る。



真っ白な久住山方面の山々。これは絶景だ。
岩に腰掛け、しばらくこの風景を眺めていた。
今日は今年の登り納めということもあり、下山するのが惜しい。

だが、いつまでもここにいるわけにもいかない。
やがて男性が到着したのを機に下山することにした。


下山時は正面に久住山方面の山々を見ながら下ることになる。
何度も立ち止まりながらカメラを構えるものだから、なかなか進まない。



のんびりと西峰の肩まで下ってきた。
ふと見ると、岩に積もった雪にいたずら書きがある。
そうか、来年は羊年だったっけ。



すがもり越に下っていく。



このまま下るのはもったいない。
そこで今日2杯目のコーヒーを飲む。



先ほど到着したグループが日だまりで昼食。
入れ替わるように、私は下山。



三俣山を何度か振り仰ぎながら大曲へと下った。


今年ももうすぐ終わろうとしている。
振り返ってみると、4月に職場を異動してからというもの、
日々の忙しさは3月までの職場の比ではなく、まさに忙殺された感がある。
「忙」という漢字は「心」を「亡くす」と書く。忙しさの中でゆっくり考える時間もなかった。
そんな中での山行は、私にとって実に貴重な、自分をとりもどす時間だったと思える。

多くの方にHPを見ていただけていることに感謝しつつ、
来年もできる限り九重連山を歩きたいと思う。


この1年、HPを訪れて下さりありがとうございました。
どうぞよい年をお迎え下さい。


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