天狗が城・中岳・星生山

2015年2月21日

県外出張や休日出勤が続いたため約1ヶ月ぶりの山行である。

まだ薄暗い6時過ぎ、牧ノ戸から入山。
上空には薄雲が広がっている。
久しぶりの雪の感触を楽しみながら歩く。
やがて三俣山上空の雲が染まるのが見えた。
順調に歩き、天狗が城を経て中岳へ向かう。
ところがだれもいないはずと思った山頂には男性が一人座っていた。
やがて男性が下り、私は昼食。
静かだった山頂も徐々に賑やかになった。
そこでいつものように御池に下る。
久住分かれから星生山へ。徐々に風が強くなってきた。
星生から下る途中、久住山にはわずかにガスがかかる。
沓掛の岩場で振り返ると、星生山頂はガスの中だった。

6:15牧ノ戸→6:40沓掛展望台→7:25扇ガ鼻分岐→7:50久住分かれ→8:15天狗が城→8:35~10:25中岳(昼食)
→10:35御池→10:50久住分かれ→11:35~11:45星生山→12:10扇ガ鼻分岐→12:45沓掛展望台→13:00牧ノ戸




前回の山行後の3週間、県外出張や休日出勤で身動きがとれなかった。
21日(土)は休日出勤はないものの、大事な会がある。
22日(日)は一応予定はないが、残念ながら天気予報は雨。
今週もまた山行できないのでは精神衛生上よろしくない。
そこで、申し訳ないが会をサボって山行することにした。

今回の山行では、山行のついでにあるミッションを果たすつもり。
詳細は書けないが、それはだれもいない中岳山頂でやりたい。
そこで、まだ薄暗い6時過ぎに入山した。



第1展望台に上がると三俣山と由布岳のシルエットが見えた。
上空には薄雲が広がっている。



沓掛の岩場で尾根道を俯瞰。
時刻は夜明け近く、薄雲がわずかに染まっている。
朝駆け隊のみなさんにはどう見えているのだろう。



すっかり明るくなった周囲を眺めながら歩く。
1ヶ月ぶりの雪の感触がうれしい。
やっぱり山はいいなあ。



やがて左側に雪の残る星生山西壁が見えてきた。



扇ガ鼻分岐にて星生山を望む。



西千里浜を歩く。



西千里浜にて久住山と星生崎を望む。



星生崎を過ぎ、久住山避難小屋が見えてきた。
上空は曇り空だが、山々にガスのかかる心配はなさそうだ。
予定通り中岳方面をめざす。



久住分かれにて純白の雪面越しに三俣山を望む。



この場所は低い灌木が登路の両側に広がっているはずだが、
雪で覆い尽くされている。



天狗が城へと登りながら振り返ると、
星生山の山腹に天狗が城の影が伸びていた。



誰もいない山頂に到着し周囲の撮影。



雪で覆われた斜面に比べ、三俣山の雪はかなり融けているように見える。



御池と空池、そして久住山。
左奥には遠く祖母・傾山系が見える。



御池を見下すと、朝駆け隊の方々だろう、2人が御池を渡ろうとしているところだった。



風景の撮影を終え、中岳へ向かう。



8:35、中岳山頂に到着。


この時間、朝駆け隊の方々は朝食を取るために池の小屋あたりに下っているはず。
朝駆けでない登山者の方が到着するにはまだ時間がある。
だからきっと山頂にはだれもいないだろうと思っていた。
ところが岩に腰掛けている男性がいる!
こんな時間に、と思いつつ近づくと、振り返ったのはなんと、いつもお会いするYさんだった。
今日も赤川からですか、と訪ねるとやはり当たっていた。
久住山へ直登し、稲星山経由で中岳まで来たそうだ。
ここのところ忙しくて、という話をしながらも、私には重要なミッションが待っている。
できればだれもいない方がやりやすいのだが、仕方がない。
ところがそんな私に気を遣ってくれたのか、Yさんは次の山頂をめざして下っていった。
ありがたい、と思う間もなく、今度は単独の若い女性が到着。
記念撮影を頼まれてシャッターを押したが「ジャンプしているところを連写で撮影」なんて初めてだ。
その後、「実は・・・」と事情を話すと、この女性もしばらくして山頂を後にした。
これでようやくミッションを実行。よかった・・・。


ミッションを終えるとすでに9時半。そろそろ昼食づくりの時間である。



今日はシンプルにきつねうどん。



うどんを食べている間に次々と登山者が到着し山頂はにぎやかになってきた。
食後のコーヒーを飲みほした後、周囲を撮影。



大船山と平治岳。
山々の雪は融けつつあるようで、春のきざしを感じる。



久住山方面を撮影し、御池に下ることにした。



岩の上より湖面を見下ろす。
みなさん思い思いに凍結した御池を楽しんでいる。




いつものアングルで撮影。



私も湖面に降りて氷の上を歩く。
1ヶ月ぶりだからだろうか、「九重に来た」のではなく、「九重に帰ってきた」という感情が湧いてきた。



久住分かれにて。久住山を見上げた。


このまま西千里浜を下ることも考えたのだが、まだ時間も早く、天気も持ちそうである。
せっかくの土曜日の山行でもあるし、星生山を経由して下ることにした。
次にいつ来られるかわからないので、雪が十分にあるときに登っておきたい。



雪の積もった斜面を登っていく。
湿った雪なので登るのも楽だ。
前回の大船山とは大違いである。



星生崎より西千里浜を見下ろす。
この高度感。高所恐怖症の私はゾクゾクする。
もちろん端っこの岩の上になんか立てやしない。



これから向かう星生山への尾根道を撮影。



星生の窓より阿蘇五岳を望む。



雪原越しに肥前ガ城と扇ガ鼻、阿蘇五岳を望む。



もうすぐ山頂だ。



山頂に到着。



山々を眺めながら小休憩。
今日も来てよかったと思いつつ・・・。


さて、そろそろ下ることにしよう。



扇ガ鼻分岐へと下りながら地塘を見下ろすと、
久住山はガスがかかり見えなくなってしまった。



ガスのかかり始めた星生山を沓掛の岩場で振り返り、牧ノ戸へと下った。


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