大船山

2015年2月28日

土日とも休日出勤のない週末。幸い土曜日は午前中晴れの予報。
そこで、雪はかなり融けているだろうが大船山に向かうことにした。

前回今水から登っているので今回は吉部から入山。
雪の全くない登路を歩く。ところどころ残雪が凍っていた。
坊がつるのベンチで小休憩の後、大船山にとりつく。。
本格的な登りになると登路はガチガチに凍っておりアイゼンをつけて登る。
ようやく山頂に到着。静かな山頂で雲一つない風景を撮影し、昼食。
昼食後は山頂端の岩に腰掛け、絶景を眺めながらコーヒーを飲む。
淡々と坊がつるに下り、草の上に腰を下ろして2杯目のコーヒーを飲んで下山。
下山後は花散策へ向かった。

6:30吉部→7:10暮雨の滝→7:45大船林道合流→8:00坊がつる→8:20大船山とりつき→9:15五合目→9:45段原
→10:10~11:35大船山頂(昼食)→11:50段原→12:40~13:20坊がつる→14:30吉部→花散策




久しぶりに何も予定のない週末。
土曜日の天気予報は午前中晴れ、午後からくもり、夜は雨。
すっきりと晴れるとは限らないし、雪もかなり融けてしまっているだろうが、
それでもせっかくの晴れる土曜日。ちょっと無理をしてもいいだろう。
というわけで大船山に向かうことにした。


前回は今水から東尾根ルートだった。
気分を変えて今回は吉部から坊がつる経由で登る。
明るくなった6時半に入山した。



杉林の急登をゆっくり登る。



登路の雪は予想通り融けていた。
といっても芽吹きがあるわけでもなく生き物たちはまだ冬のまま。
春は着実に近づいているのだが、正直言って単調な風景が広がる。



ところどころに残雪がガチガチに凍っていた。



坊がつるの北端に到着し山々を眺める。
上空には雲一つない青空が広がっている。
今日は雲が多いかもと思っていたのでうれしい誤算。
いい気分で歩いていく。



歩いていくうち、段原付近から朝日が昇ってきた。



坊がつるのベンチに腰掛け小休憩。
その直後に若い単独男性も到着。男性はすぐに大船山方面に向かった。
私も後を追うように出発。



誰一人いない野営場。実に静かだ。
そばを流れる川のせせらぎと、炊飯場の水の音が聞こえるのみ。



大船山にとりつき本格的な登りが始まると、登路はガチガチに凍った状態。
しばらくはアイゼンをつけずに慎重に歩いていたのだが、
上から降りてくる男性と出会った。聞くとずっとこの状態だという。
そこでアイゼンをつけて歩くことにした。



さすがに大船山、これだけの雪がまだ残っている。



5合目のテラスで小休憩。



段原までもうひと頑張りだ。



ようやく段原に到着。



山頂を見上げる。
雪が融けてしまっているのは残念だが、この青空では文句は言えない。



雪で嵩の上がった尾根道を歩く。
といっても、これでもずいぶん融けているはず。



山頂が近づいてきた。
本来ここは岩の上を歩くような登りなのだが、岩はすべて雪に覆われている。
今は雪がしっかり固くなっていて楽に登れるが、新雪のときはさぞ大変だろう。



山頂に到着。
きっと何人かが休憩中だと予想したのだが、
この標識の向こうに坊がつるで見送った男性が座っているのみ。
実に静かな山頂だ。


まずは風景の撮影だ。



やはり最初はいつものこのアングルでの撮影。
この風景が見たくてここまで登ってきたのだから。



久住高原では野焼きが行われているようだ。



次に北大船山と米窪。
はるか遠く、雲海の上に由布岳の双耳峰がわずかに覗いているのが見える。



こんな日に由布岳に登ったら、山頂からはどんな風景が見えるのだろう。



祖母・傾山系も雲海の上にわずかに見えるのみ。



山頂の岩の上に立ち、凍結した御池を見下ろす。


今日もこの風景を眺めながらの昼食。



今日はきつねそば。


食後はコーヒータイム。
今日は私の一番好きなキリマンジャロを持ってきた。
せっかくなので山頂の端の岩に腰掛け、絶景を眺めながら飲むことにした。



この風景を眺めながらのコーヒーは最高だ。

大船山頂より九重連山を望む(3Mb)
 ※データ量が大きいのでご注意下さい


そのうち単独男性も山頂を下っていった。
意外にも誰も登ってこない。実に静かな山頂でのひとときを過ごした。


さて、そろそろ下山するとしよう。



尾根道を段原へと下る。


段原で山頂を振り返ってから、坊がつるへと下っていく。


山頂からほぼ1時間で坊がつるに下ってきた。


野営場に来ると、山頂にいた単独男性が休憩を終え、出発するところだった。
入れ替わるように草の上に腰を下ろし、今日2回目のコーヒータイム。



誰もいなくなった坊がつるで、一人風景を眺めながらのコーヒータイム。
この写真は草の上に腰を下ろしたままカメラを構えて撮影したもの。

私は毎日4時に起床しまず1杯目を飲み、6時には食後の2杯目、
さらにポットに入れて職場に持参し仕事の合間に飲んでいる。
だが、今日のこのコーヒーは普段飲んでいるコーヒーとは別格においしかった。


「下りたくないな・・・」とつぶやきながら下山することにした。



もう一度大船山を振り返り、坊がつるから下る。



鳴子橋を渡り、三俣山を振り返る。



大船林道の単調な風景を眺めながら吉部へと下った。


下山後、春を探しに花散策へ向かう。


某所にはユキワリイチゲが咲き始めていた。



さらに別の某所に移動。



こちらはフクジュソウが咲いていた。



九重連山に春が訪れるのももうすぐである。


来週末(3月7日・8日)は所用があり山行できない。
次回は3月15日の予定である。


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