三俣山

2015年3月27日


前日に今年度の一区切りがつき、今日は平日山行。
夕方から所用があるため、お手軽な大曲から三俣山へのピストンに決定。

明るくなった6時過ぎに入山。上空は雲一つない絶好の天気。
すがもり越に到着し、一休憩の後、西峰にとりつく。
西峰から周囲を眺め、本峰へ。本峰で大鍋を見下ろしながら休憩。
次に南峰へ。登路にはまだ雪が残っていた。
いつものテラスへ向かい、早めの昼食。食後のコーヒーを飲んで下る。
Ⅳ峰でも小休憩。ここでようやく今日初めて見る登山者を発見。
すがもり越で西峰を振り返り、大曲へと下った。

6:10大曲→7:00~7:15すがもり越→7:40~7:50三俣山西峰→8:15~8:30本峰
→8:45~10:15南峰(昼食)→10:25~10:35Ⅳ峰→11:10~11:20すがもり越→12:05大曲




26日に今年度の一区切りがつき、忙しかったこの1年間がようやく終わった。
年度末までに仕上げなければならない文書処理がまだ残っているが、
それでもほっと一息ついたというのが正直なところ。
3月初旬に休日出勤したときの振休を取り、久しぶりの平日山行を楽しむことにした。

今日の天気予報は晴れ。牧ノ戸から入山することも考えたのだが、
夕方から佐伯市で所用があり、4時過ぎには自宅に帰着したい。
そこで、お手軽な大曲からの三俣山に決定した。


6時前に大曲に到着。明るくなった6時過ぎに入山した。
空気は冷たいが、風がないのでそれほど寒さは感じない。
大曲周辺のアセビもまだ開花する気配はなく、淡々と登っていく。



坊原付近で黒岩山・泉水山を振り返ると、三俣山の影が伸びていた。
上空には雲一つない青空が広がっている。



硫黄山道路の雪も完全に融けてしまった。



硫黄山の噴気に朝日が差している。



大曲から50分ほどですがもり越に到着。
予想通り誰もいなかった。



冬の名残の雪がまだ残っていた。



小休憩の後、西峰に取り付く。
すばらしい青空がうれしい。思わず笑みがこぼれた。


西峰への登路をマイペースでゆっくりゆっくり登っていく。
この1年、周りのペースに合わせ一生懸命走ってきた。
こんなときくらいは自分のペースで歩きたい。



ケルンの横を通れば山頂はすぐそこだ。



西峰山頂に到着。
やはりここにも誰もいない。


山頂を歩き回り、周囲の撮影をする。



まずは久住山方面。



中央に黒岩山と泉水山。その向こうに涌蓋山。
左端のはるか遠くに見えるのは雲仙普賢岳だろう。
今日は空気の透明度がすばらしい。



撮影を終え、本峰へ向かう。



当然ここにも誰もいなかった。



本峰より大鍋と北峰を見下ろす。
中央やや右に平治岳、遠くに由布岳の双耳峰が見える。



拡大してみた。
シルエットが青空に映える。



大鍋を見下ろしながら佇んでいると、ウグイスの囀りが聞こえてきた。
じっと耳を澄ませてみる。何羽かいるようで、微妙に音色が違うのがおもしろい。



次に南峰へ向かう。



南峰登路にはまだ雪が残っていた。



誰もいない南峰山頂に到着した。
ここまで誰にも会っていない。というより、人影さえ見ていない。
平日の早朝はこんなに静かなんだと実感した。


いつものようにテラスへ向かう。



テラスに到着し、まずは大船山と坊がつるを撮影。



野焼きを終え漆黒になった坊がつる。
今日はこれを上から見下ろすのが目的。

なお、坊がつるの野焼きは3月25日(水)に行われたらしい。
詳しくは「九重連山の光と影」でどうぞ。


これで今回の目的の一つは達成した。
ではもう一つの目的である、山頂での昼食の準備にとりかかる。
私にとっては山頂での昼食も大事な目的だ。



今日の食材。
味噌ラーメンに、春キャベツ・もやし・ニラ・具材の三種盛り。
だが今回の隠れた主役は中央のコチュジャンだ。



まずはコチュジャンを効かせて野菜炒めを作る。



ラーメンに野菜炒めを載せてピリ辛野菜ラーメンの完成。
具材三種盛りはある程度食べてから「後載せ」した。
デザートは八朔。




風景を眺めながら食後のコーヒーを飲む。
私の一番好きな時間がゆっくりと過ぎていく。


南峰に到着してからほぼ1時間半。そろそろ腰を上げよう。



Ⅳ峰に立ち寄り久住山方面を望む。
久住分かれの向こうに阿蘇根子岳が覗いている。



Ⅳ峰山頂から南峰を振り返ると、単独の登山者が山頂に立っているのが見えた。
今日はここまで誰にも会わずに来た。今日初めて「見た」登山者だ。


岩に腰を下ろし山々を眺める。
まだ10時半、下るのはもったいないが、帰宅時間が気になる。
仕方がない、下るとするか。



西峰のケルンの近くまで下り、南峰と大船山を望む。


霜柱が融けた下山道はすべりやすいため慎重に下る。


すがもり越には数名の方が休憩中。
今日初めてあいさつを交わした。



西峰と大船山を見上げ、下ることにする。



膨らみ始めた木の芽に春の兆しを感じながら大曲へと下った。


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