三俣山
2015年6月28日
いつもの休日出勤のない週末。しかも貴重な梅雨の晴れ間。
そこで長者原から三俣山を周回することにした。
長者原から見上げる三俣山にはガス。だがそのうち晴れるだろう。
歩いていくうちにガスが晴れ、青空が広がってきた。
すがもり越で小休憩の後、西峰に取り付く。
西峰を経て本峰へ。さらに南峰へ。
いつものテラスで昼食を食べて坊がつるに下る。
雨の後で滑りやすい道を慎重に下り、坊がつる野営場でコーヒータイム。
のんびりと過ごした後に下山。
あちこちに咲くヤマアジサイを撮影しながら長者原へと下った。
6:20長者原→7:55~8:10すがもり越→8:40~8:50三俣山西峰→9:10~9:25本峰→9:40~10:55南峰(昼食)
→12:05~12:50坊がつる→13:35~13:55雨が池→15:05タデ原→花散策→15:35長者原
この週末はいつもの休日出勤がない。となれば土曜日に山行したい。
ところがその土曜日は雨。雨であればしかたがない。
そこで土曜日は自主的に休日出勤し、翌週のための文書作成に励んだ。
日曜日の天気予報はくもりのち晴れ。貴重な梅雨の晴れ間だ。
どこからどう歩くか思案する。
鳴子山のオオヤマレンゲも気になるが、前回見たのでもういいか。
そこで長者原から三俣山を周回することにした。
ねらいはこの季節に咲いている花たちである。
6時20分に長者原を出発し、まっすぐに伸びるコンクリート道を歩いて行く。
雨が池~坊がつる~三俣山~すがもり越という逆ルートもちらと考えたがやめた。
坊がつるから南峰へ直登するのはしんどい。
それに今日は日曜日だ。翌日に疲れが残ることはなるべく避けたい。
「じゃあ山に登らなけらばいいやん」などと言う声が聞こえてきそうである・・・。
大きな砂防ダムの横を通過。
山頂方面はガスで見えない。
まあそのうち晴れるさ。
直進する硫黄山道路からショートカット道に左折する。
山頂方面はガスだが、周囲には青空が見えてきた。
両側にクマザサが迫る間を歩いていく。
クマザサの葉。鮮やかな緑が美しい。
美しいのはよいのだが、昨日の雨がしずくとなってびっしりついている。
スパッツは最初から着けているものの、それだけではびしょ濡れになってしまう。
そこで雨具のズボンをはいた。
前方の星生山の上空に青空が広がってきた。
いい気分になり足取りも軽くなる。
やっぱり山はこうでなくっちゃ。
正面に見える硫黄山の蒸気が今日は極端に少ない。
きっと空気が乾燥していて、すぐに気化してしまうためだろう。
すがもり越に到着。
ベンチに腰掛け、目の前の三俣山を見上げながら行動食を食べる。
2組のご夫婦が到着し、ちょっと賑やかになった。
どうやら2組とも三俣山に向かうようだ。
1組のご夫婦を追いかけるように私も西峰に取り付いた。
ケルンの横を過ぎれば山頂はもうすぐだ。
山頂には先にすがもり越を出発したご夫婦が佇んでいた。
山頂を動き回り風景の撮影。
まずは久住山方面。
中央下に先ほどまでいたすがもり越が見える。
次に黒岩山・泉水山方面。
写真の中央、雲海から山頂を覗かせているのは涌蓋山だ。
続いて本峰へ向かう。
誰もいない本峰に到着。
北峰と大鍋を見下ろす。
小休憩ののち、南峰へ向かう。
南峰の山頂に3人の姿が見える。
その3人とは鞍部ですれ違った。
鞍部より緑濃い南峰を見上げる。
南峰に到着。
すぐにいつものテラスに向かう。
誰もいないテラスでまずは昼食づくり。
牛肉・シメジ・大葉(シソ)・にんにく。
アルファ米にお湯を注ぎ、できあがるまでに風景の撮影。
まずはいつものアングルで。
久住山方面を撮影。
中岳から法華院に下る斜面の緑が美しい。
風景を撮影している間にアルファ米のできる頃。
ニンニクとシソの香りを効かせた焼き肉丼の完成。
デザートは今が旬の桃。
焼き肉丼も桃もおいしかった。
ちなみに娘の勤めるケーキ屋「シュクル」のブログにも最近よく桃が出てくる。
いつものように食後のコーヒーを飲む。
実はここまで、このテラスには私だけしかいない。
多くの方はオオヤマレンゲねらいなのかもしれないな。
などと考えていると、ご夫婦がやってきた。
お鉢巡りをしたいというのでルートを教えた。
腰を上げて坊がつるに下る。
南峰から坊がつるに下るルートはまさに急。
大きな段差のところが何カ所かある、
そのうちの1カ所ではザックを先に放り投げ、身軽になって飛び降りた。
それ以外のところもすべりやすい。
以前すべって肩を痛めたこともあり、緊張の連続だ。
ようやく無事坊がつるに到着した。
野営場に向かう前に木道へちょっと寄り道。
風に揺れるイブキトラノオ越しに三俣山を見上げた。
野営場に到着し、大船山を見上げる。
木陰に腰を下ろし、休憩する。
風はさわやかだし、すぐに下るのはもったいない。
今日2杯目のコーヒータイム。
豆大福をほおばり、コーヒーを味わう。
ゆったりと時間が過ぎていく・・・。
いつまでもこうしているわけにはいかない。
そろそろ下ることにしよう。
湿原の中を伸びる道を歩いていく。
長者原へ向かうルートの分岐で大船山と湿原を振り返った。
雨が池が近づいてきた。
木々の向こうに坊がつるを振り返る。
雨が池に到着し、季節の花を撮影。
シライトソウ
ちょうどシライトソウを撮影しているとき、国東市国見のYさんに声をかけられた。
互いに名刺(カード)を交換し、花の情報も教えてもらった。
そのYさんのブログ。「じなしの山歩記と国東半島ミュージアム」
Yさん夫婦を見送り、私はさらに花の撮影。
シモツケ
木道越しに三俣山を望む。
ここから長者原へとまだまだ長い道のりだ。
土石流跡を越えたところでヤマアジサイを撮影。
実は今日のねらいはこれ。
深い青色がなんとも言えず美しい。
木々の緑を見ながらゆるやかに下っていく。
ショウキラン
やれやれ、ようやくタデ原に到着した。
このまままっすぐ左の道を進めば駐車場なのだが、せっかくなので花散策のため右へ進む。
オカトラノオ
ノハナショウブ
キスゲ
キスゲ越しに三俣山を振り返った。
もうすぐ九重連山に夏がやってくる。
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