大船山

2015年9月22日


今日は5連休の4日目。天気はまずまずの予報。
前回の山行から中2日だが、翌日も休みなので多少無理が利く。
そこで、今水から出発し、大船山に向かうことにした。

コンクリート道を順調に歩き、1時間でガラン台登山口に到着。
岳麓寺ルートが合流すると本格的な山道になり、ペースを落とす。
ところどころに咲く花を撮影しながら登っていく。
鳥居窪で長めの休憩。さらに展望岩で小休憩。
山頂はいくつかのグループで賑わっていた。
久住山方面の山々を眺めながら昼食をとり、コーヒーを飲む。
前回と同じルートになってしまったが、東尾根ルートを下った。
ただし、今回は駆け下りるのではなくマイペースだった。

6:10今水駐車場→6:20三叉路→7:15ガラン台登山口→7:30岳麓寺ルート合流→8:25入山公墓前
→8:35~8:55鳥居窪→9:25展望岩→10:15~11:50大船山頂(昼食)→東尾根ルート
→13:05風穴ルート合流→13:10三叉路→14:00今水登山口→14:15今水駐車場




めったにない5連休となった今年のシルバーウィーク。
まさに5連休の人も多いだろうが、私の職場ではそうもいかない。
2日目から4日目まで、いつもの休日出勤が予定されていた。
だが一緒に担当しているT先輩と相談し、1日ずつ分担することにした。
連休2日目が私の担当、今日4日目はT先輩の担当。
というわけで山行決定。

天気はまずまずの予報。さてどこに向かおうか。
前回の山行から中2日しか経っていない。
当然体力的には厳しいが、翌日も休日なのがうれしい。
多少無理をしても大丈夫だろう。
そこで大船山に向かうことにした。
ねらいはガラン台ルートに咲く花たちである。



6時に今水駐車場に到着。
私としてはゆっくりだが、それでも1番だった。
見上げる黒岳の上空には青空が広がる。



車道を10分ほど歩き、ガラン台の牧野道の入口である三叉路に到着。



以前はこのコンクリート道がとにかく長く感じられたのだが、
最近ほとんど苦にならなくなった。なぜだろう。
今日も快調に歩いていく。



木漏れ日を浴びたオタカラコウ



ガラン台登山口が近づき、大船山と黒岳が見えてきた。


今水駐車場からここまで1時間5分。順調だ。
8月2日に同じルートを歩いたときはは1時間20分かかっていた。



ガラン台登山口から10分ほどで岳麓寺ルートとの合流地点に到着。
岩に腰を下ろし、行動食を食べて小休憩。


ここから本格的な山道となる。
あまりペースを上げすぎるとバテてしまう。
少しペースを落とした。



周囲の開けた場所でまた小休憩。
祖母山が雲海の上に浮かんでいた。
かたわらには秋の花が咲いている。



アキノキリンソウ
山頂までの至る所に咲いており、和まされた。



マツムシソウ
こちらはこの場所に1株だけ。ほかには見つけられなかった。



ススキ越しに秋空を見上げ、出発。
まだまだ先は長い。頑張ろう。



ところどころの草むらに咲いていたイヨフウロ



入山公墓前を通過。



日差しを浴びたアキチョウジ



鳥居窪に到着した。
ここでも腰を下ろし、今度は長めの休憩。



草むらには私の好きな花、リンドウが咲いている。
リンドウ越しに山頂を見上げた。




逆光で撮影してみた。


大船山はここからがきつい。頑張るぞ。



1歩1歩踏みしめるようにして登っていく。



ようやく展望岩に到着。
岩の端に腰を下ろし、足を投げ出して休憩。



石仏に手を合わせた。
ここまでくれば山頂はもう一息だ。



山頂下の台地に到着。山頂が見えた。



台地の大岩に登って撮影。
わずかながら紅葉が始まっているようだ。
もちろんピークはまだまだ先である。



ようやく山頂に到着。今水から休憩も含め4時間5分。
今の私の体力だとこんなものだろう。
ちなみに9年前はガラン台入口の三叉路から3時間10分だった。
マイペースを心がけるようになったこともあるが、
やはり体力の衰えを感じてしまう。


ともあれまずは風景の撮影だ。



久住山方面の山々。左奥にはうっすらと阿蘇五岳が見える。
上空には薄雲が広がり、すっきりとした青空でないのがちょっと残念だ。



段原方面。
右奥には由布岳が雲海から山頂を覗かせている。



さて、昼食づくりにとりかかろう。



今日の食材。
牛肉・ホルモン・タマネギ・キャベツ。
シルバーウィークということで、ちょっと値段の高い肉を買ってきた。
残念なのは本物のビールでないことだ(笑)。
だが単独行で日帰りの身では仕方がない。



焼肉丼の完成。
デザートは桃。気をつけて持ってきたつもりだったが、
完全に無傷とはいかなかった。これまた残念。


食べ終わると、それを待っていたかのように、傍らに座っていた男性から質問を受けた。
肉をどうやって腐らせずに持ってくるかということ。
そこで、山用に購入した小さなクーラーボックスと保冷剤を見せて説明した。
肉も凍らせて持ってくれば、肉自体が保冷剤にもなり、盛夏でも大丈夫だろう。


いつものように食後のコーヒーを飲む。
私のすぐ後ろには4人ほどのグループが食事中。
その話が聞くともなしに聞こえてきた。
どうやら今年運行を始めた登山バスに乗ってやってきたようだ。
報道によると、パルクラブから板切ルートを通り、池窪までの往復を利用できる。
バスの終点から2時間半ほどで山頂に着くそうだ。
これなら体力のない方でも大丈夫だろう。

ただ、板切ルートは通常の車の走行はもちろん、
徒歩による入山は(下山も!)許可されていないので注意が必要だ。
牛を放牧している関係で、伝染病を防ぐための措置だそうである。


山頂に到着して1時間半。そろそろ下山しよう。
予定では段原から風穴に下る予定だった。
だが体力的にも時間的にも厳しそうで、東尾根ルートに変更。
前回の大船山と同じルートになってしまうが、しかたがない。



下る直前、気になる御池の状況を確認。
まだ紅葉はほとんど始まっていない。
見頃はまだまだ先だ。



下りながら木々の隙間から黒岳を見ると、ガスに隠れていた。
もちろん今日の天気だと雷に遭う心配はない。
のんびりマイペースで下れる。
もう駆け下りるなんてことはこりごりだ。



テンニンソウ



東尾根を降りきり、風穴ルートと合流。
山頂からここまで1時間15分。これが普通のコースタイムだろう。
ちなみに8月2日はぴったり1時間だった。



三叉路で最後の休憩をとり、今水へと下る。



サラシナショウマ



あとわずかで今水登山口というところまで下ってきた。
8月2日の山行で足を滑らせ転んだ倒木がある。
今日は絶対転ばないよう、無事にクリア。
だがこの倒木、いかにも滑りやすそうで、
私以外にも転んだ人がいるのではないだろうか。



何事もなく今水登山口に到着すると
ハガクレツリフネソウが迎えてくれた。



フシグロセンノウ


今水駐車場に戻り、私の車の隣に駐車したご夫婦と会話。
隣ということは2番目に到着したのかもしれない。
私のルートと全く逆のルートを歩いたそうだ。
ガラン台のコンクリート道の長さに辟易したとのこと。
確かにあの下りは心身共にきついものがある。
ガラン台ルートから今水への下山ルートを聞かれ、地図を広げて説明した。

ご夫婦に「山行中に利用すると便利」とスマホの無料アプリ「YAMAP」を紹介した。
以前もこのHPで紹介したが、GPSで登山地図上に現在位置が示される。
もちろんその日の経路も一目でわかる。
スマホで写真を撮影してUPすれば、地図上に撮影場所も反映されるというすぐれもの。
GPSなので、電波の届かない山中でも問題なく使用できる。
ちなみに私の「YAMAP」でのあだ名(名前)は「九重連山を歩く」である。


今週末は土日とも休日出勤の予定。
翌週に行事を控えた大事な時期なので、山行はできそうにない。
そのため次回は10月3日か4日になりそうである。
その頃、紅葉はどれくらい進んでいるだろうか。


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