久住山・天狗が城・中岳・稲星山

2015年10月25日


土曜日は終日休日出勤。自分の担当をしっかりと勤めた。
翌日は何もない日曜日。名残の紅葉を求めて赤川から入山した。

登り始めると意外にも紅葉が少ない。もうそんなに散ってしまったのか。
それでも順調に登っていく。2時間20分で山頂到着。風景を眺めながら長めの休憩。
天狗が城を経由して中岳へ。風を避け山頂からわずかに下ったところで昼食。
いつものように風景を眺めつつコーヒーを飲んで山頂を後にする。
稲星山で小休憩の後、南登山道を赤川へと下った。

6:20赤川→6:25分岐→8:40~9:15久住山→9:40~9:55天狗が城→10:10~11:30中岳(昼食)
→11:55~12:20稲星山→12:35神明水→14:00分岐→14:25赤川




土曜日に職場で大きな大会が行われた。
職場の多くの方がいろんな分担を受け持ち、私も自分の担当をまじめに勤めた。
8月27日に一緒に山行した2人のうちの1人がこの大会の中心メンバー。
きっと大会が無事に終わってほっと胸をなでおろしていることだろう。
この日まで、私には見えないところでご苦労が山ほどあったはず。
本当にお疲れさまでした。


さて、日曜日は何も予定がない。
天気はここのところ快晴の日が続いており、日曜日も晴れの予報。
山頂の紅葉はピークを終えたが、山腹はまだ残っていると予想した。
そこで、名残の紅葉を見るべく赤川から久住山をめざすことにした。



赤川から入山してすぐに分岐に到着。
今日はここを直進して久住山へ直登する。
左に進めば扇ガ鼻に向かう



やがて渓流を越える。
正面に見える山は右が肥前が城、左は扇ガ鼻だ。



私の好きなポイントに到着した。



場所を少し移動して撮影。



登路には紅葉が散りばめられている。
今年の紅葉はずいぶん早い。



このルートはよく整備されいて歩きやすい。
だが久住山までの直登は楽ではない。



やがて周囲の展望が開けた場所に到着。
肥前が城には朝日が注いでいる。

ここまで登ってきて紅葉の状況がはっきりわかった。
すでにほぼ終わっている。
もっと残っているのではと思っていたので、正直がっかり。
それでもここまで登ってきたからには山頂に向かうしかない。



その山頂を見上げる。
まだまだ先は長い。



わずかに残る紅葉を撮影した。



山頂はもう一息だ。



山頂に到着。
赤川から2時間20分。順調と言っていいだろう。



中岳方面の山々。



阿蘇五岳と祖母傾山系。



肥前ガ城と阿蘇五岳。
この紅葉がもっと残っていれば・・・


紅葉は終わっているが、この青空はやはりいい。
岩陰で風を避け、腰を下ろしてしばらく風景を眺める。


さて、天狗が城に向かおうか。



天狗が城山頂



まずはいつものように御池を見下ろす。
青空と御池の緑のコラボがいい感じだ。



三俣山と由布岳。
この斜面が霧氷で白く彩られる季節が待ち遠しい。



次に中岳に向かう。



わずかに残る紅葉越しに中岳を見上げる。



中岳山頂



大船山と平治岳。右に白口岳、平治岳の左に由布岳が見える。
大船山の裾野にはまだ赤みが残っているように見えた。
今日は男池から風穴経由で黒岳に行こうか迷ったのだが、
そちらの方が良かったかもしれない。



久住山方面の山々。


今日は風が冷たいので、山頂からわずかに下ったところで昼食とする。



まずは食材。
鶏肉・しめじ・みじん切りにしてきたタマネギ。



タマネギを炒め、シメジと鶏肉を加えてさらに炒める。
シーズニングで味付けしてトマトを加えて煮込むと
鶏肉のトマト煮のできあがり。

私は山頂を少し下ったところに座っている。
私を見下ろす位置に腰を下ろしたご夫婦には私の調理する様子がよく見えたのだろう。
トマトを加えたところで「何ができるんですか?」と声を掛けてきた。
「鶏肉のトマト煮を丼にするんです」と返答。
その後も会話をする中で、ご主人が「今日は箸を忘れましてね」と言う。
「でもこれで代用できるってわかったのが収穫ですね」
見るとコッヘルの柄を持っている。
なるほど、そんな使い方もあるのかと感心した。



鶏肉のトマト煮丼の完成。
今日は汁気を多くしたので、ご飯がトマトリゾットみたいになっておいしかった。


デザートの柿を食べ、コーヒーを味わう。
紅葉はなくても十分だ。



腰を上げ、稲星山に向かう。



中岳との鞍部に下り、稲星山を見上げる。
山頂までは一頑張りだ。



山頂には大学生らしき5人組が休憩中。



久住山と阿蘇五岳。
稲星山は人の少ない山だが、山頂からの展望は久住山に劣らない。
展望を静かに楽しむには実にいい山だと思う。


腰を下ろして風景を眺めていると、すぐそばに座っていた単独男性が声を掛けてきた。
島原から来たというその男性としばらく会話を交わす。
その男性も赤川から入山し、私と同じルートを歩いてきたことがわかった。
やがて5人ほどのグループが到着したのを機に2人同時に腰を上げた。



今日歩いた山を振り返ってから神明水へと下る。



神明水。
だが水はわき出ていなかった。
さすがにこの快晴続きでは水が涸れてしまうのだ。



わずかに(ほんとにわずかに)残る紅葉を見ながら下っていく。



周囲が開けた場所まで下ると、稲星山で一緒だった男性が山を眺めていた。
私も久住山を振り返る。



猪鹿狼寺跡を過ぎると見覚えのある標識に出会った。
ここを右折して赤川へと向かう。



赤テープをたどりながら杉林を抜けると林道に出会う。
この林道を下れば赤川だ。


紅葉は残念だったが、すばらしい青空に恵まれた山行だった。
紅葉はまた来年を楽しみにすることにしよう。


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