三俣山

2015年12月13日


前回以降、九重連山に雪が降っていない。
この週末も暖かいようで、霧氷も雪もない山を歩くことになる。
そこでお手軽に大曲から三俣山へ向かうことにした。

大曲から入山し、快調に登っていく。
雪のない硫黄山道路を歩き、すがもり越に到着。
小休憩の後、朝日を浴びた西峰に取り付く。
西峰を経由して本峰へ向かう。
ところが早くも雲が広がってきた。
だがその後、雲が一面に広がることはなかった。
本峰に到着し北峰を見下ろし小休憩。
さらに南峰へ。いつものテラスへ向かう。
誰もいないテラスで大船山を眺めながら昼食。
ところが一気にガスが押し寄せてきた。
ガスのかかる周囲を眺めつつ、淡々と下った。

6:40大曲→7:40~7:55すがもり越→8:20~8:30三俣山西峰→8:55~9:10本峰
→9:25~11:00南峰(昼食)→11:45~12:00すがもり越→12:40大曲





先週末は土日とも休日出勤で山行できなかった。
この冬はエルニーニョ現象により日本は暖冬らしい。
前回の山行以降、九重連山には雪が降っていない(はず)。
今週末も暖かい予報で、雪も霧氷も期待できない。
それでも山行できるだけ幸せだ。

6時過ぎに雪の気配さえない大曲に到着。
のんびり装備を調え、薄明るくなった6時40分に入山した。



大曲から三俣山を見上げると、雲一つない空が広がっていた。



登路には霜が降りているが、硫黄山道路のアセビには雫が残っていた。
気温が氷点下にならなかったということだろう。



振り返ると泉水山の向こうに裏焼けが広がっていた。



誰もいないすがもり越に到着した。



朝日を浴びた西峰を眺めながら小休憩。



やがてすがもり越にも朝日が昇ってきた。


朝日を浴びた西峰に取り付く。



ケルンの横を通り山頂へ向かう。



西峰山頂に到着。
ここにも誰もいなかったが、
しばらくすると男性が到着した。



霜で白く覆われた笹原越しに久住山方面の山々を望む。



写真中央に黒岩山と泉水山。
その向こうに涌蓋山。



続いて本峰へ向かう。
ところが上空に雲が広がってきた。
今日の天気予報は午前中晴れ、午後はくもり。
それなのにこんなに早くくもるなんて。
急にテンションが下がってしまった。

歩いていくと、天気は晴れたりくもったり。
どうやらどんよりのくもり空のままということはなさそうだ。



誰もいない本峰に到着。
山頂標識の周りは一面の霜で覆われていた。



北峰を見下ろす。
北側には帯状の雲が風に乗ってゆっくりと三俣山に近づいてくる。
寒冷前線の雲に似ている。もしかすると寒気によってできた雲かもしれない。



大船山を眺める。
するとその手前、大鍋壁にわずかながら白い部分が見える。
どうやら霧氷のようだ。



改めて周囲を眺めると、すぐ近くにも霧氷がある。
厳冬期とは比較にならないほんのささやかな霧氷だ。


ご夫婦が到着したのを機に南峰に向かう。



南峰に到着。
ここにも誰もいなかった。



南峰の端に立ち久住山方面を撮影。
いつもは下山直前に撮影するのだが、今日はこれから天気が下り坂。
撮影できるときに撮っておかなければ。いわば「保険」である。


この1枚を撮影し、いつものテラスへ向かう。


やはりと言うか当然と言うか、テラスには誰もいなかった。



まずは大船山と平治岳を撮影。
くもり空だとイマイチだな・・・と思いながら眺めていると、
少しずつ青空が広がってきた。



待つこと15分。すっきりと青空が広がった。
左奥はるか遠くには雲海に浮かぶ由布岳が見える。
この風景を見ることができて大満足。


今日もこの風景を眺めながらの昼食。



まずは食材。
白菜・白ネギ・シメジ・しいたけ、鶏肉、卵。


うどんを作りながらの撮影。



久住山方面を望む。
久住分かれの向こうに阿蘇が見える。
手前の硫黄山の噴煙ははっきり見える。
阿蘇中岳の噴煙も見えているのだが、わかるだろうか。



具だくさんのきつねうどんの完成。



前回の池の小屋で食べたうどんもおいしかったが、
風景を眺めながらのうどんはまた別格だ。



ところが食べ終える頃、一気にガスが押し寄せ、大船山は見えなくなってしまった。



ガスの隙間から坊がつると法華院を見下ろしながらコーヒーを飲む。


南峰に到着して1時間半。
いつものようにのんびりと過ごした。
そろそろ下山することにしよう。



ガスのため山頂からの展望は望めない。
そこでⅣ峰には行かず、本峰との鞍部へ向かう。


ガスは一向に晴れる気配がない。
こうなると淡々と下るのみ。



このガスの下にはすがもり越が見えるはずなのだが・・・


無事すがもり越に到着し、ベンチに腰掛けて休憩。



振り仰ぐ西峰はガスの中。
それでも私の心象風景にはすっきりと青空の広がる西峰が見えている。



今日もいい山行だったな・・・と思いつつ、
愛の鐘越しにガスの西峰を撮影し、大曲へと下った。


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