立中山・大船山

2016年3月20日


春分の日を含む3連休。何も予定のない中日に山行。
沢水から入山して立中山経由で大船山へ向かい、坊がつるに下ることにした。
6時過ぎにレゾネイト第3駐車場を出発。くたみ分かれを過ぎ、淡々と歩く。
佐渡窪に着くとやはりマンサクが咲いている。
鉾立峠で小休憩。上空はすばらしい青空だ。
立中山へは一頑張り。山頂で坊がつるを見下ろしてから、灌木の中を下っていく。
やがて坊がつるルートへ合流。だがこのあたりでずいぶん疲れを感じ始めた。
ようやく山頂に到着。風景を撮影した後、昼食。コーヒーを飲み干して下る。
坊がつるで2杯目のコーヒーを飲み、マンサクの撮影。
気がつくと1時間ほど経っている。法華院経由で鉾立峠へ。
ずいぶん疲れを感じながら下り、くたみ分かれでやれやれとベンチに座る。
一番水で水を飲んで駐車場に戻った。

6:10レゾネイト第3駐車場→6:40くたみ分かれ→7:40佐渡窪→8:10~8:25鉾立峠→8:40立中山
→9:35坊がつるルート合流→10:15段原→10:40~11:55大船山頂(昼食)→12:10段原→12:55~13:50坊がつる
→14:00法華院→14:20鉾立峠→14:40佐渡窪→15:15くたみ分かれ→15:40一番水→駐車場



大船山からの下りでなぜかアプリが終了しており、
坊がつるまでが直線になってしまっているのを了解していただきたい。




春分の日とその振替休日を含めた3連休。
初日の土曜日は終日職場のパソコンに向かい、
提出期限が3連休後の火曜日に迫った文書の作成。
1枚1枚これまでのことを思い浮かべながら入力するものだからなかなか進まない。
それでも翌日に山行を控えたためか、午後4時頃には33枚をすべて入力し終えた。
もちろんその日までに入力していたせいもあるが、やはり翌日の山行は効果てきめん。
まるで目の前に人参をぶら下げられた馬のようである。

今回の山行のねらいは坊がつるのマンサク。ついでに佐渡窪のマンサクも見たい。
そこで沢水から入山し、立中山経由で大船山へ向かい、坊がつるに下ることにした。
かなり長いルートなので体力的に心配だが、まあなんとかなるだろう。


6時過ぎにレゾネイトクラブくじゅうの第3駐車場を出発。
この駐車場は「登山者も使ってよい」旨を看板に表示してくれているので
気兼ねすることなく駐車できてありがたい。



そのレゾネイトクラブくじゅうの標識がルートを示してくれている。



一面のヤマザクラ・・・なのだが、まだ全く咲いていない。
満開になったらさぞ壮観だろうな。



くたみ分かれに到着。
ここからが登山道だ。



数年前に発生した大土石流跡を横切る。
この辺りでは、私が登山を始めた12年前からでも、あちこちで土石流が発生している。
白口岳や鳴子山は山腹がまだ不安定ということなのだろう。
それだけ山としては若いのかもしれない。



やがて鍋割坂の見覚えのある標識が見えてきた。
ここ数年は「まだ立ってるかな」と心配しているのだが、
まだご健在で何よりだ(笑)。



鍋割峠に着くと、石仏があるべきところにない。
以前は写真に写っている巨岩の上に鎮座していたのに、
岩の下にいらっしゃるではないか。
強風で枝か何かが当たったのだろうか。



鍋割峠を下ると、すぐに佐渡窪に到着。
木道を歩きながら両脇の山すそを眺める。



マンサクはやはり咲いていた。
しかもずいぶん咲き具合がいい。



鉾立峠に到着し、白口岳を見上げる。
すばらしい青空。最高だ。



小休憩の後、立中山へ向かう。



一頑張りで山頂に到着。
大船山方面は白く霞んでいた。



だだっ広い山頂の北の端へ向かい、
三俣山と平治岳、坊がつるを撮影。
すぐに山頂標識の辺りに引き返す。



撮影を終え、すぐに山頂を後にする。
灌木の中をゆるやかに下っていく。



鉢窪の端に到着。
ここから左に折れ、大船山へ向かう。


ところがこの登りがけっこうきつい。
ここまですでに3時間近く歩いている。
しかもいつものようにトレーニングなど皆無。
このルートを選んだことを後悔する始末。
だがここまで来たら引き返すことなどできない。
なんとかマイペースで歩き続ける。



坊がつるからのルートと合流し、やれやれ・・・。
この写真は今まで歩いてきたルートを振り返ったものである。


合流したものの。大船山はここから段原までがしんどい。
気力を振り絞って登っていくうち、妙齢の男女3人組に追いつかれた。
その3人の後を追って登っていく。



ようやく段原に到着。腰を下ろし小休憩。
ここまで来れば山頂までは一頑張りだ。



山頂直下には予想通り雪がわずかに融け残っていた。



意外にも誰もいない山頂に到着。
やがて先ほどの3人組が到着し、「バンザイ」と叫んだ。
初めての大船山、その気持ちはよくわかる。


ますは周囲の撮影だ。



まずは九重連山を撮影。
残念ながら霞んでいて阿蘇五岳は見えなかった。
だが、沢水からここまでのルートを目で確認。
よくここまで歩いてきたものだ。
沢水からここまで、4時間半もかかってしまった。



続いて段原方面。



いつものように岩の上に立ち、御池を撮影。


さあ、昼食にしよう。



まずは食材。
キャベツ・ニンジン・シメジ、もやし、豚肉、うずらの卵。
うずらの卵がやけにでかい顔をしているなあ。



具だくさんのチャンポンが完成。




食後のコーヒーを飲みながら山頂からの風景を味わう。
思い思いに佇む登山者。皆さんこの風景を見るために苦労して登ってきた。
大船山はそれだけの価値がある山だと思う。


山頂に到着していつものように1時間以上が経った。
そろそろ下ることにしよう。



段原から山頂を振り返る。


ちょうどこのとき、坊がつるから子ども2人とお母さんが到着。
「やったー、山頂だ~」と小学生の女の子が叫ぶ。
お母さんが指さして尋ねてきた。「あれはなんていう山ですか?」
「あれは北大船山です。大船山はこっちですね」と私。
「ここまで来れば大丈夫。大船山まではもう一頑張りです」
下っていくと小さな女の子を連れたお父さんとおばあさんも登ってきた。
どうやら大家族での登山のようだ。
きっと家族全員のすばらしい思い出ができたことだろう。


坊がつるまでは淡々と下るのみ。



坊がつるに下り、野営場の真ん中にある岩に腰を下ろして今日2回目のコーヒータイム。
先ほどまでいた山頂を見上げながらコーヒーを飲む。
よくあそこまで登ったよな~と思いながら飲むコーヒーはおいしかった。


のんびりコーヒーと大福を味わった後は、今日のねらいのマンサクだ。



満開のマンサクと大船山。
雲一つない青空が最高だ。



今日は久しぶりにマクロレンズを持ってきた。
せっかくなのでマンサクを撮影。



今度は別の株のマンサク越しに三俣山を望む。


あちこちのマンサクを撮影しているうちに、気がつけば坊がつるに下ってから1時間が経っている。
ここから沢水までは長い道のりだ。そろそろ下ることにしよう。



法華院山荘の前を通過し鉾立峠へ向かう。



佐渡窪を下っていく。



登りで見た石仏は、位置は同じだったが、
しっかりと台座の上に立っていらした。
誰かが台座を探して立たせたのだろう。


鍋割坂を下り、淡々と歩く。
相当に疲れているが、下るしかない。

途中、高齢のご夫婦を追い越した。
「長いですねえ」「ほんとにねえ」と声をかけた。



やれやれ、ようやくくたみ分かれまで下ってきた。
ベンチに腰を下ろし小休憩。


駐車場まではもう一息だ。



一番水で水を飲み、駐車場に下った。


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