中岳・白口岳

2016年4月2日


何も予定のない土曜日。天気予報は晴れ。
吉部より入山し、大きく周回するルートを歩くことにした。
6時に吉部を出発。急登をクリアし快調に歩いていく。
坊がつる北端に着くと、山々にはガス。
そのうち晴れるさと歩き続ける。
法華院温泉山荘で休憩の後、北千里浜へ上がる。
一旦ガスが晴れかけたものの、久住分かれに着く頃には再びガス。
御池を通過し中岳山頂到着。ガスが晴れるのを待って昼食とする。
コーヒーを飲み終え、さらに待ったものの、ついにガスは晴れなかった。
時間切れとなり中岳を下る。白口岳を経由して鉾立峠へ。
法華院温泉山荘で2回目の休憩をし、吉部へと下った。

6:00吉部→7:00大船林道合流→7:25坊がつる→7:35~8:00法華院山荘→北千里浜
→9:20久住分かれ→9:45御池→10:05~12:00中岳(昼食)→12:35白口岳→13:15鉾立峠
→13:40~14:05法華院山荘→14:10坊がつる→大船林道→15:15吉部





2015年度が終わってやれやれと一息ついたのも束の間、新しい年度がスタートした。
さっそく新しい分担が話し合われたのだが、昨年度よりも大きな担当を受け持つことになった。
以前、別の職場で担当したことがありなんとかなるとは思うものの、すでに54才。
若い頃であれば勢いで乗り切れたのだが、今は正直言って体力・知力ともに不安がある。
チームのみなさんと協力しながらやっていくしかないが、忙しい1年間になるのは間違いない。
ただ、もう一つの担当は変わらないので、休日出勤のペースは今まで通り。
なんとか今までと同じように山行できそうだ。
というより、忙しい時こそゆったりと山で過ごし、リフレッシュしなければ。


さて、今回の山行。ここのところ天候がぐずつきがち。
週間天気予報を見ると土曜日だけが晴れの予報。しかも何も予定がない。
そこで吉部から入山し、天狗が城・中岳・稲星山・白口岳と大きく周回しようと計画した。
私にしては欲張ったルートだが、日曜日にも予定はないのでなんとかなるだろう。

300円駐車場に車を停め、6時に吉部から入山。
木々の間から青空を見上げて出発した。



まずは急登を登る。
マイペースを保ってなんなくクリア。



冬枯れの風景の中、春を探しながら歩く。



ようやく春色を見つけた。
バイケイソウの芽吹きだ。



坊がつるの北端に到着したが、予報に反して周囲の山々にはガス。
だがそのうち必ず晴れるはずと信じ、野焼きを終えたばかりの坊がつるを歩いていく。



ガスの中を歩き、法華院温泉山荘に到着。
前には幟がはためいていた。「九重山法華院開山祭」とある。



談話室に入り窓辺のベンチに腰掛けて休憩。行動食を食べる。
あまりにも居心地が良すぎて思わず長居してしまった。
よっぽどこのままここで食事を食べ、下山しようかと思ったほど。
(後から考えるとそれでもよかったのだが・・・)



30分近く休憩し、ようやく腰を上げた。
山荘の玄関前を通過するとき、この幟を発見。気になってしまった。



ガスの北千里浜を歩く。


前から見覚えのある登山者が歩いてくる。「ようこそ九重連山へ」のN氏だった。立ち止まりあいさつ。
N氏は、「晴れれば三俣山に登るんだけど」と言っていたが、このガスはなかなか晴れそうにない。



久しぶりに遭難慰霊碑に立ち寄り、手を合わせた。



歩いていくうち急に晴れそうな気配。
これはもうすぐ晴れるかも。期待が膨らむ。



さらに青空が広がってきた。
久住分かれ方面の山の輪郭がはっきり見える。
これはすっきり晴れるのも時間の問題だろう。


ところが歩いていくうち、周囲は再びガスに覆われてしまった。



久住分かれまで登ってきた。



御池までやってきたが、ガスで何も見えない・・・


池の小屋で晴れるのを待つことも考えたのだが、寒さは感じないので山頂に向かうことにした。



ガスに煙る山頂を見上げる。


誰もいない山頂に到着。当然展望はない。
晴れるのを信じて待つことにした。



のんびりと昼食づくりにとりかかる。

今日のメニューは一応だんご汁のつもりで準備した。
前日の夕方、スーパーで食材を物色中に「やせうま」を発見。
これを使ってだんご汁を作ろうというわけである。
が、確かだんご汁はみそ味だったような・・・
それに、里芋を忘れたのも大きなミスである。
冷蔵庫にあったからと言ってうずらの卵を持ってきたが、
これはだんご汁には普通入らないぞ。



というわけで、突っ込みどころ満載の「だんご汁もどき」が完成。

デザートはスーパーで見つけて衝動買いした「はるか」。
ネットで調べると、、昭和55年に発見された新しい品種だそうだ。
「見た目を裏切る酸っぱくない爽やかな甘さ」がウリだそうだ。
食べてみると確かにその通りだった。


のんびり食べ、食後のコーヒーを飲む。
晴れないかな・・・と期待しつつ。



上空に青空が覗き「おっ!もしや」と思っても、
またすぐにガスで覆われてしまう。
結局12時まで待ったものの、晴れることはなかった。
すでにタイムリミット。あきらめて中岳を下る。



中岳の下から山頂方向を振り仰ぐ。
この深いガスではしょうがないな。


晴れていればここから稲星山に向かう予定だった。
時間が気になるのであきらめ、白口岳をめざす。



白口岳に到着。
わずかな休憩のみですぐに下る。



雨の後ですべりやすく、一歩一歩慎重に下っていく。



一瞬わずかにガスが薄れ、鉾立峠と坊がつるが見えた。



鉾立峠に下り、白口岳を見上げる。
さて、法華院温泉山荘に向かうとするか。



法華院直前、ほころび始めたアセビを撮影。



法華院に到着。
上空は今頃になってようやく明るくなってきたようだ。



中岳からは急ぎ足で下ってきた。
その理由がこれ。山小屋だんご150円。
注文すると温めてくれる。お皿が必要なほど熱々。
急いでコーヒーを入れ、ほおばった。


時間が気になる。急いで片付けて下ろう。



木道越しにガスかかる大船山を望む。


結局、今日は展望が全くないままだった。
まあ、いいトレーニングができたと考えることにしよう。(泣)


吉部に下った後、いつもの温泉を省略して佐伯市の自宅へ車を走らせる。
地区の会計監査の役を仰せつかっており、なんとか時間ぎりぎりに間に合った。


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