平治岳・大船山

2016年6月3日


2週間、週末の休日出勤が続き山行できなかった。
そこで有給休暇を取っての山行。
幸い晴れの予報。平治岳から大船山へ向かうことに決定。

例年と違い平治岳の中腹ルートを通って大戸越に向かう。
南峰山頂に到着し撮影しているとうれしい出会いがあった。
続いて平治岳(北峰)へ。こちらはすばらしい咲き具合。
斜面を下り、坊がつるを見下ろすポイントで休憩。
南峰に戻り、大戸越に下る。小休憩の後、大船山へ。
稜線からはミヤマキリシマと山とのコラボを撮影。
大満足で段原に到着。さらに一頑張りでようやく大船山に到着した。
風景を撮影して昼食。コーヒーを飲み、山頂を後にする。
段原までは花の撮影。段原からは一気に下る。
坊がつるで2回目のコーヒータイムを楽しみ、吉部へと下った。

5:20吉部→暮雨の滝ルート→6:20大船林道合流→6:25平治岳中腹ルート入口→7:00坊がつるルートと合流
→7:25~7:35大戸越→8:00~8:25平治岳南峰→8:35~9:10平治岳(北峰)→9:20南峰→9:35~9:45大戸越
→10:50北大船山→10:55段原→11:15~12:15大船山(昼食)→13:00段原→13:45~14:20坊がつる
→大船林道→15:05大船林道分岐→15:35吉部





先々週は土日(5月21日・22日)とも休日出勤。ため息をつきながら晴れた空を見上げた。
先週末(5月28日・29日)も両日休日出勤。雨だったのでまあいいやとあきらめた。
さらに今週末(6月4日・5日)はというと、土曜日は(午前中のみだが)勤務日に設定されている。
日曜も休日出勤。つまり3週連続で完全休養日がない状態である。
もちろん平日は通常勤務。忙しい日々が続いている。

このままではミヤマキリシマを見ることなく終わってしまう。
そこで、2週間前から周囲の先輩や同僚に「6月3日は有給休暇を取ります」と根回し。
日頃の勤務がまじめなため(笑)、みなさんから快く「いいよ、山に行っといで」と了解をもらった。
後はミヤマキリシマがきれいに咲いてくれることと、天気が晴れてくれることを祈るばかりだ。
これまた日頃の行いがいいのだろう(笑)、今年のミヤマキリシマは良好なようだし、
肝心の天気もこの日までは晴れという最高の状況ができあがった。
そこで、例年のように吉部から入山し、平治岳と大船山に向かうことに決定。

吉部から平治岳に向かうのであれば、できれば北尾根ルートを登りたい。
だが数週間前、ハシゴ場のハシゴがなくなっているという情報を見た記憶がある。
YAMAPで検索したが、吉部から北尾根ルートを登った活動日記はない。
そこで安全を考え、平治岳中腹を巻くルートを歩くことにした。



いつものようにまずは杉林の急登を登る。
早朝に入山したのに、すでに朝日が差している。



周囲の新緑が実に気持ちいい。



大船林道に合流し、ここから少し大船林道を下らなければならない。
今日はうっかりいつもの暮雨の滝ルートを登ってきてしまった。



5分ほどで平治岳の中腹を巻くルートの入口に到着。
まあこれくらいのロスならば問題なしだ。



坊がつるからのルートと合流した。
雨の後であればここからの登りはドロドロで苦労するのだが、
ここのところ晴天が続いており、快適に歩くことができた。



大戸越に到着し、平治岳を見上げる。
焦ることはないので腰を下ろして小休憩。行動食を食べる。


休憩を終え、登り専用ルートに取り付く。
登り始めて気づいたのだが、大戸越から平治岳に登るのは
2回目。
ミヤマキリシマの季節に登るのは初めてだ。



南峰に到着し、定番のアングルで大戸越を見下ろす。
ミヤマキリシマはまだきれいに咲いている。
今年は例年より早く咲いたという情報があり心配していたが、間に合ってよかった。




これまた定番のアングルだが、平治岳に来たのならこれは外せない。


この写真を撮影した直後、写真右上の岩に立つ男性が「こんにちは」と声を掛けてきた。
すれ違うときにあいさつするのは当然のことで珍しくも何ともないが、
岩までの距離は普通にあいさつするには距離がある。
しかも続けて「やっぱりここでしたか」と言うではないか。
一体誰だろうと見ると、よくお会いするYさんだった。
それにしても、まるで私が今日有給休暇を取ってここに来ることを予想していたような口ぶり。
一体どうしてだろうと思いつつ話を聞くと、今日はYさんは大曲からの入山。
ちょうど登山口付近にいたとき、その横を私の車が通過したのだそうだ。
今日山行するのであれば、平治岳だろうと予想したとのこと。
なるほど、まさにお見通しとはこのことである。



せっかくなのでYさんに岩の上に立ってもらった。
これはHPに掲載するので後ろ向き。
こちら向きの1枚はYさんにメールで送った。(喜んでもらえたようでよかった)

しばらく談笑した後、早くも大船山へ向かうというYさんと別れ、私は平治岳山頂(北峰)へ。
Yさんからは「なかなか進みませんよ」とアドバイスをもらった。



平治岳(北峰)はこの通り、すばらしい咲きっぷり。
はやる気持ちを抑えて登る。



平治岳山頂に到着。



まずは山頂からこの1枚。
この風景を見たくてここまでやってきたので満足だ。


ミヤマキリシマの間をゆっくり下っていく。



何度も立ち止まりカメラを構える。
確かにYさんが「進みませんよ」という通りだった。



坊がつるを見下ろすポイントまで下ってきた。



岩の上に腰を下ろし、風景を眺めながら小休憩。
日頃の分刻みのスケジュールとは全く別世界だ。


しばらく風景を楽しんだ後、山頂に引き返し、平治岳南峰へともどる。



再び大戸越に下ってきたのは9時半。
例年であれば平日であってもこんな人数ではないはず。
やはり地震の影響だろうか。


今度は大船山へ。


数カ所あるオオヤマレンゲの開花も気になる。
まだつぼみだが、つぼみの数が多いのに気がついた。
まだ1~2週間かかるだろうが、一気に咲けばみごとだろう。



稜線に上がる途中で足を止め、平治岳を振り返った。


稜線に上がると、ここもまたミヤマキリシマがすばらしい。



遠く由布岳とともに。



三俣山をバックに。



そして大船山とのコラボ。



もう1枚。


歩き始めてもすぐに立ち止まってカメラを構えるものだから、
まさに「足が進まない」状態になってしまった。



九重連山をバックに。
もう言うことはない。



一体何度立ち止まったことだろう。
ようやく北大船山に到着した。



ここからの大船山は見とれてしまう。



ほどなく段原に到着。



北大船山でも同じような構図で撮影したが、
ここでもカメラを構えずにはいられなかった。


時間も気になってきた。山頂へ急ごう。



山頂に到着。


ザックを下ろし、まずは周囲の撮影をする。



今日はせっかくなのでミヤマキリシマ越しに撮影。



北大船山と平治岳もミヤマキリシマとともに。



岩の上から御池を見下ろす。


すでに時刻は11時半。昼食にしよう。



今日の食材。



シンプルにチャーシューメンとおにぎり。


シンプルなラーメンでも、この風景を見ながら食べたラーメンは1ランク上の味に感じた。


食後のコーヒーも飲んだ。山頂から下ることにしよう。


段原までは登るときに通り過ぎた花の撮影をしながら下っていく。



ツクシドウダン



マイヅルソウ



ヨウラクツツジ


段原からは休憩せずに一気に下る。



テントの並ぶ(といっても数は少ないが)坊がつるに下ってきた。



木陰に腰を下ろし、今日2回目のコーヒータイム。



コーヒーを飲みながら青空と平治岳を見上げる。
今日は1日中いい天気だったな。
こんないい日に山行できたことに感謝しなければ。


今日はミヤマキリシマを堪能できた。
そろそろ山を下るとするか。



木道からサワオグルマ越しに大船山を見上げる。



木道から今日歩いたルートを目で追い、吉部へと下った。


山行記録にもどる

inserted by FC2 system