大船山

2016年9月17日


月曜日の敬老の日を含め3連休。
秋雨前線が活発で晴れるのは初日のみ。
久しぶりに大船山に向かうことにした。
早朝5時半に出発し、順調にコンクリート道を歩いて行く。
ガラン台から登山道。花はやはりほとんど終わっている。
それでも途中マツムシソウやリンドウを撮影できた。
展望岩で小休憩し、ようやく山頂に到着。
わずかに雲のかかる九重連山を撮影し、満足。
昼食を食べているうちにガスがかかってきた。
東尾根ルートを下ったが、久しぶりの下りはずいぶん長く感じた。

5:30今水駐車場→5:35三叉路→6:35ガラン台登山口→6:55岳麓寺ルート合流→8:05入山公墓前
→8:20~8:35鳥居窪→9:05展望岩→9:50~11:35大船山(昼食)→東尾根ルート→12:50風穴ルート合流
→13:35今水登山口→13:55今水駐車場





19日(月)を含め3連休。週間天気予報を見ると、初日のみ晴れるようだ。
土曜日の山行となれば多少きつくても大丈夫。
そこで久しぶりに大船山に向かうことにした。

NHKラジオを聞きながら今水へと車を走らせていると、
山口百恵の「秋桜」が流れてきた。そうか、もうそんな季節なんだ。
なお、「秋桜」の作詩作曲は私の好きなさだまさし。

5時過ぎに今水駐車場に到着。装備を調え、まだ暗い5時半に出発。
今日の天気予報は「晴れ、昼頃よりくもり」。
晴れているなるべく早い時間帯に山頂に着きたい。

順調にコンクリート道を歩いて行く。
そのうちすこしずつ周囲が明るくなってきた。
上空には青空が広がっているようだ。



コンクリート道には2つのゲートがある。
1つめのゲートがようやく見えてきた。



木々のないところから有氏方面を見下ろす。
このあたりは昨夜かなり激しい雨が降ったはず。
その名残か、底霧が漂っていた。



コンクリート道を歩くこと約1時間、ようやくガラン台登山口に到着。
正面にガスのかかった大船山が見えてきた。右には黒岳も見える。
上空には青空。いいなあ。やっぱり登山はこうでなくっちゃ。



登山口にはノコギリソウが咲いていた。


コンクリート道から離れ、登山道を歩く。
昨夜の雨でもっと草の葉が濡れているかと思ったが、そうでもなかった。
秋になり空気が乾燥しているということなのだろう。



岳麓寺ルートとの合流地点に到着。
岩に腰を下ろして小休憩。夏の定番「羽衣あられ」を食べる。
水分補給も大事だが、塩分も取らなければ。



木漏れ日の射す登路をマイペースで登っていく。


展望のある小さな台地状の場所に到着しザックを下ろす。



ススキ越しに九重高原方面を望む。
風がさわやかで本当に気持ちがいい。



傍らにはマツムシソウが咲いていた。



そのそばにはママコナ。


まだまだ先は長い。がんばろう。



咲き残っていたイヨフウロを見つけた。



入山公墓入り口を通過。



木漏れ日を浴びた赤い実。ムシカリの実だろうか。



入山公墓の2カ所の入り口には立派な案内板が設置されていた。
いつか時間に余裕のあるときにお参りに行ってみよう。



鳥居窪に到着。山頂方面を見上げる。



草むらに咲いていたリンドウ。



リンドウ越しに山頂を見上げる。



アキノキリンソウ



ホクチアザミ


腰を下ろして休憩していると、岳麓寺から入山したという単独男性が到着。
ここからはこの男性と抜きつ抜かれつで登ることになった。



マルバテンニンソウ


時折立ち止まって汗を拭きつつ登っていく。



ようやく展望岩まで登ってきた。
ザックを下ろして一息つく。
すぐ後に男性が到着し追い越していった。



今度は立ち止まっている男性を私が追い越す。
山頂まではもう一頑張りだ。



帽子を脱ぎ手を合わせた。
ここまで来れば山頂はもうすぐだ。



ようやく山頂が見えた。やれやれ…。



山頂に向かう前に、山頂下の台地にある岩の上に立って九重連山を撮影。



山頂に到着。
今水から4時間20分もかかってしまった。


まずは風景の撮影だ。



4時間以上もかけて大船山に来るのは、この風景を見たいからである。
今日は薄雲が広がるものの、青空の広がるこの風景を見ることができて満足だ。
しかも吹く風はさわやかそのもの。最高の気分。



続けて段原方面を望む。



岩の上に立って御池を見下ろす。

今年は御池の紅葉を見ることができるだろうか。
なにせ今年の10月は超多忙であることが今からわかっている。
なんとかその合間を縫って紅葉を見たいものだ。


さて、昼食にしよう。



牛肉、キャベツ、タマネギ・ピーマンにチゲスープ。
チゲスープは朝駆けのときに使った残りを持ってきた。



焼肉丼の完成。



すばらしい風景を眺めながら食べる焼肉丼はおいしかった。
だが遠くの山々にかかっていた雲が少しずつちぎれてこちらにやってきている。



そのうち巨大な雲が九重連山にかかってしまった。



雲の一部は大船山にもやってくる。
一時的に周囲が真っ白になってしまう。


焼肉丼を食べ、デザートの桃もおいしく味わい、食後のコーヒーを飲む。
山頂には私のほかに1組のご夫婦のみ。実に静かな山頂だ。
そのご主人がカメラを山頂標識の横の岩にセッティングしようとしている。
見るともなしに見ていると、三脚なしなので苦労しているようだ。
ご夫婦のほかにいるのは私だけ。そこで私にしては珍しく声を掛けた。
だが久住山方面はガスで真っ白。なんとか段原方面を背景にご夫婦を撮影した。
お二人は熊本から。年に数回登山を楽しんでいるという。
話を楽しんでいる間にガスが通り抜けたのだろう、展望が開けた。
そこで九重連山をバックにもう1枚。
カメラマン役を無事に勤め上げた(笑)。



コーヒーを飲み終え、ご夫婦をこっそり撮影。
お二人の仲の良さが伝わるだろうか。


山頂到着後、すでに1時間半以上経った。
ガスで展望もなくなってきたし、そろそろ下山することにしよう。
長者原へ下るご夫婦と別れ、東尾根ルートへ向かう。



この木々が紅葉に染まる頃、また来ることにしよう。



東尾根を下りながら、わずかに開けた場所で黒岳を望む。
上空はすっかり曇空になってしまった。


東尾根ルートを慎重に下っていく。
時折YMAPで現在地を確認。手軽に現在地をチェックできるのはいいのだが、
「まだ半分も下ってないのか」と思うと疲れが倍増する気がする。
「だったら見なければいいのに」と言われそうだな。



ようやく風穴ルートに合流した。


今水までのなだらかな下りを淡々と下っていく。



今水登山口に到着すると、ハガクレツリフネソウが迎えてくれた。


下山後、いつものように温泉に浸かり、至福のひととき。



温泉を出ると…
淡紅の秋桜が秋の日の何気ない陽溜まりに揺れていた。


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