久住山・天狗が城・中岳

2016年10月2日


牧ノ戸から入山。
上空は晴れているが山々の山頂はガスに覆われている。
歩いていくうち星生山のガスが晴れてきた。
久住山に着くと久住高原方面から次々とガスがやってきている。
しばらくガスの流れるのを見ながら小休憩。
その後いつものように天狗が城へ向かう。
山頂で風景の撮影をし、中岳へ。
中岳山頂で昼食を食べて御池に下る。
咲き残ったリンドウの撮影をしながら下った。

5:50牧ノ戸→6:10沓掛展望台→7:05扇ガ鼻分岐→7:35久住分かれ→8:05~8:35久住山→9:15~9:30天狗が城
→9:50~11:10中岳(昼食)→11:20御池→11:55久住分かれ→12:20扇ガ鼻分岐→13:15沓掛展望台→13:30牧ノ戸





最近私の職場に変化が見られるようになった。
登山の話が一部で盛り上がっていることがあるのだ。
その話の中心は、去年の8月27日、一緒に法華院山荘まで歩いた同僚のOさん。
最近はご主人(時には息子さんも)と一緒にあちこちの山へ登っている。
忙しい職場なので、朝の打ち合わせの前や勤務終了後だったりするが、
山の話をお互い共感しながら話せるのは実にうれしい。
金曜日は「土日の天気が晴れに変わった」と盛り上がった。
「涌蓋山に行ってきます」とOさん。
涌蓋山は私はまだ登ったことがない。
いつかは登らないといけないと思いながら後回しにしてきた。
今回もまた涌蓋山は後回しにして、牧ノ戸から入山することにした。
予定では久住山から稻星山を経由して白口岳まで歩くつもり。
ねらいは白口岳のリンドウ。



第1展望台に上がると、黎明の空をバックに三俣山と遠く由布岳が見えた。



沓掛展望台に上がり今日向かう山々を望む。
上空は晴れているのに、山頂付近はガスで覆われている。
これでは今日の朝駆けは撃沈かな。


歩いていくうち、ガスが少しずつ晴れてくる。



星生山にかかっていたガスが晴れ、
上空にすばらしい青空が広がった。



ススキ越しに星生山を望む。



扇ガ鼻分岐にて。



朝日射す西千里浜を歩く。



西千里浜にてススキ越しにガスに煙る久住山を望む。



星生崎もガスに煙っていた。



久住山避難小屋前で久住山を見上げる。



久住分かれにて。
三俣山の上に浮かんでいる小さな雲がかわいい。



ススキ越しに久住山を見上げる。
主役は久住山ではなく、ススキだ。



山頂に到着。
私のほかにわずか数人。実に静かな山頂だ。


山頂にはガスがゆっくりと通り過ぎていく。
風景を撮影しようとして、ブロッケンが見えるのではと気づいた。
そこで、ザックを下ろしてブロッケンが見える場所を探す。
山頂の西の端にある岩の上に立てば見えるようだ。
だが私は高所恐怖症。狭い岩の上に立つだけならなんとか大丈夫だが、
その状態でカメラを構えるとなると厳しいものがある。
それでも恐怖に耐えてカメラを構えた。



ようやく撮影できたのがこれ。
朝駆けすればもっとはっきりしたブロッケンが撮影できるのだが。



そしてもう1枚。
ガスのかかる星生山を撮影。



今日は風が東側(この写真では左側)から吹いてきており、ガスがその風に乗ってやってくる。



阿蘇五岳が見えないかな、と待っていると、しばらくしてガスが切れてかすかに捉えられた。



ガスは三俣山や大船山を隠してしまっている。
その切れ間を待って撮影。大船山の山頂がわずかに見えた。


岩に腰を下ろし、ガスの流れる風景を眺めながら小休憩。
さてこれからどうしようか。予定では稻星山から白口岳に向かうつもりだったが、
稻星山にはガスの本体が覆い被さっているし、白口岳に行っても大船山は見えそうにない。
そこであっさりと予定を変更し、ガスがほとんどからんでいない中岳方面に向かうことにした。
なんのことはない。いつものルートだ。


天狗が城めざして山頂から下っていく。
途中にリンドウが咲いているのを見つけて立ち止まると、登ってきた単独男性と目が合った。
見ると見覚えのある顔である。「九重連山のひよっこ」のNさんだ。
Nさんはいつものように朝駆け。意外にもいい夜明けだったそうだ。
やはり山の天気は登ってみなければわからないものだ。
さらに「今日は大船山に偵察に行ってるかと思ってましたよ」と私。
その後、紅葉の時期は遅れそうだと2人の意見は一致した。
しばらく情報交換して、Nさんは久住山へ向かった。



私はその場に残り、座り込んで(寝転んで)リンドウの撮影。



のんびりマイペースで天狗が城に到着。
ゆっくり歩いたせいか、今日は一度も立ち止まって息を継ぐことがなかった。


山頂に到着し、さて風景の撮影をしようかと思ったときのこと。
北九州からというNさんご夫婦に声をかけられた。
ご主人が私のカメラに気づき、重さや値段をいろいろ尋ねてくれる。
もちろん私も丁寧に答えた。
そのうち「ブログは?」と尋ねられたのでこのHPのカードを渡すと、
「いつも見てます」という実にうれしい返事が返ってきた。
カードを渡すこともあまりないのだが、渡しても反応のないことがほとんど。
「見てます」という方に出会えてよかった。
しばらく山の話で盛り上がってしまった。



山頂から下るNさんご夫婦を見送る。


さて、風景の撮影だ。



まずは大船山から三俣山までを一望する。
平治岳の左には遠く由布岳も見えている。



ガスがまだ押し寄せてくる久住山方面。



星生山もガスが次々と通り過ぎていく。


撮影を終え、中岳に向かう。



中岳山頂に到着。



まずは風景の撮影。
久住山方面を振り返る。
阿蘇五岳は雲で隠れて見えなかった。



大船山にもガスが次々とやってくる。
山頂が見えたわずかな時間に撮影した。


撮影を終えれば次は昼食作り。



今日の食材。
さんま蒲焼き缶、卵、タマネギ。

さきほど見送ったNさんご夫婦とここでも出会った。
奥さんにメニューの説明。「親子丼の鶏肉をさんま蒲焼きに代えただけです」
確かにその通り、簡単なメニューだ。
フライパンに湯を沸かし「ちょっとどんぶり」を入れる。
タマネギ・サンマ蒲焼きを入れて少し煮たら卵をとき入れて完成だ。



さんま蒲焼き丼の完成。

デザートはこの季節ならではの早生ミカン。
ちょうどこの土日は小学校の運動会の季節。
小学校の運動会と言えばこの青いミカンだ。
逆に青いミカンを見ると小学校の運動会を思い出す。



食後のコーヒーを飲みながら風景を眺める。
のんびりと過ごすこの時間がうれしい。


山頂到着後、1時間以上経った。
そろそろ下山しよう。



御池に下り、岩の上で撮影。
今日の御池の湖面は青空を写して深い青色に染まっていた。
上空の青より深い色なのはなぜだろう。



久住分かれに下っていく。
あちこちにリンドウが咲いていて、そのたびにのぞき込む。



きれいな株があれば立ち止まってカメラを構える。



これではなかなか進めないが、それでかまわない。



久住分かれにて。



イタドリの草紅葉を眺めながら西千里浜を下っていく。




ススキの向こうに沓掛山が見えてきた。



そういえば今日、職場の同僚のOさんが涌蓋山に登っている。
ススキ越しにその涌蓋山をカメラに収め、牧ノ戸へと下った。


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