黒岳

2017年5月7日


GW最終日。毎年恒例のシャクナゲ鑑賞登山に向かう。
早朝5時、男池駐車場に自転車を置き、黒嶽荘に下り、5時半に入山。
体力に不安があるためゆっくり登る。
白水分かれを過ぎると周囲にきれいなシャクナゲが現れるようになってきた。
今年は裏年のはずだが、意外にも花が多い。
きれいな花を見つけては立ち止まり撮影するためなかなか進まない。
ようやく仙人岩に到着し遠く由布岳を眺めながら小休憩。
さらにシャクナゲを撮影しながら前岳を通過。
見晴らしの良い岩場に到着し、今日は無理せずここで引き返すことにした。
行けば行けないことはなさそうだが、天気もいま一つだし、明日からの勤務が心配だ。
前岳山頂でソーセージパンを食べて下る。仙人岩でデコポンを食べて下山。
黒嶽荘から車に戻る途中、旧知の知人とばったり。久しぶりの出会いに話がはずんだ。

5:25黒嶽荘→6:00白水分かれ→7:00~7:10仙人岩→8:15前岳→8:30~8:40見晴らしの良いピーク
→8:45~9:10前岳(軽食)→9:55仙人岩→10:25白水分かれ→10:45黒嶽荘





GW後半の5連休。3日と4日は宮崎県で終日休日出勤だった。
5日から7日までは完全フリーの3日間。
ところが晴れると思っていたのに天気がイマイチ。
唯一最終日の7日だけが良さそうだ。
そこで、毎年恒例のシャクナゲ鑑賞登山に向かうことにした。


早朝5時に男池駐車場に自転車を置き、自動車で黒嶽荘に下る。
自転車は、黒岳を縦走し風穴経由で男池に下山した後、黒嶽荘に下るためのもの。



ようやく明るくなった5時半に黒嶽荘を出発した。



黒嶽荘の建物の前を通過した奥に前岳へ向かう登山道の入り口がある。


前岳までは急登が続く。長丁場なので焦りは禁物だ。


周囲にはすぐにシャクナゲの花が現れた。
しおれた花ばかりだが、もしかすると期待できるかも。
というのも、今年はシャクナゲの裏年。
同じ裏年だった一昨年は、状態のよい花を探すのに苦労したことを覚えている。



白水分かれを通過。
すでにかなりの疲れを感じる。
最近トレーニングなど全くしていないのだから当然か。



だがその疲れもきれいなシャクナゲが現れると吹き飛んでしまう。


次々とシャクナゲが現れる。




今日はシャクナゲを見に来たのだから、ここぞとばかりに撮影する。




艶やかとはこんなことを言うのだろう。



仙人岩に到着。
よかった、今日はシャクナゲが咲いていた。
一昨年はここにシャクナゲはまったくなかった…。



岩に腰を下ろし小休憩。



歩き始めると再びシャクナゲ。



この咲きっぷりはどうだろう。



登るに連れてつぼみが混じるようになってきた。



シャクナゲ越しに荒神森を見上げる。



苦手なロープ場もなんとかクリア。



ようやく前岳に到着した。
だがすぐに通過。



山頂周辺にはまだつぼみが多い。
この様子だと来週末でも楽しめそうだ。



足下にはひっそりとワダソウが咲いていた。



やがて私が毎年休憩している見晴らしの良い岩場に到着。
強風が吹き抜け、しかも上空はあいにくの曇り空。


さて、ここからどうするか思案する。
ここから高塚山、天狗岩までは相当きつい。
明日からの1週間も忙しい日々が待っている。
ちなみに日曜日には職場の一大行事が控えており、その準備で大わらわになるのは間違いない。
ほぼ毎年のように高塚山まで歩いているが、トレーニング不足の今年はやめておいた方がよさそうだ。



新芽越しに由布岳を望み、前岳に引き返した。


前岳に戻ったのはまだ9時前。
狭い山頂の脇で食事を取ることにした。
今日は縦走するつもりで豪勢な食事を用意してきたが、
さすがにこんなお手軽登山には似合わないことおびただしい。



そこで、さきほどまでいたピークでとるつもりにしていた軽食とコーヒーで済ますことにした。
豪勢なメニューの食材は夕食に使ってもらおう。



ここも強風が吹き抜けていく。
長居は無用かもしれない。

というより、実はお手軽登山に決めたとたん、下山後の予定を考えてしまった。
さっさと下り、温泉に浸かった後は、竹田市の丸福本店に行くことにした。
ここの鶏天定食は実においしい。


というわけで下山開始。



オオカメノキ(ムシカリ)が咲いている。


次々に現れるシャクナゲの中から、きれいな花を探しながら下る。




この花を撮影して下っていくと、男女7人ずつの年配の団体とすれ違った。
「シャクナゲはどうですか?」と聞かれたので、
「大丈夫です。きれいに咲いてますよ!頑張って登って下さい」と声をかけた。


黒嶽荘に下り、少し下ったところに停めた車までゆっくり下っていく。
ところが、その途中にすれ違った男性の顔を見てびっくり!
12、3年ほど前、ちょうど私が九重登山を始めて間もない頃に、
職場も住む地域も違うけれど、同じ役を任されて一緒に苦労した仲間だった。
長い年月が一気にさかのぼる。しばらく足を止め、互いの近況を語り合った。
彼は今日、奥さんと娘さんと一緒に自宅近くの山に散策に来たのだそうだ。


まさかこんな再会があるなんて。
今日、途中で引き返して良かった。


山行記録にもどる

inserted by FC2 system