黒岳(天狗岩)

2017年11月6日

2度の台風や雨のため、1ヶ月山行できなかった。
その間に九重連山の紅葉は終わってしまった。
それでも名残の紅葉を求めて山行したい。
山頂付近は終わっているだろうから、ねらいは山腹の紅葉。
そこで、黒岳を周回することにした。

黒嶽荘から入山し、風穴をめざす。途中、わずかに紅葉が残っていた。
風穴からは急登をひたすらマイペースで登る。
天狗岩に到着して眺めると、やはり紅葉はほとんど終わっていた。
のんびり昼食を食べ、コーヒーを飲む。
風穴へと下りながら紅葉越しに大船山を望む。
風穴からは淡々と下る。
ソババッケ、かくし水を経由。
男池周辺の紅葉を楽しみにしていたのだが、がっかりしながら男池に下った。


6:30黒嶽荘→7:40~7:55上峠→9:20~9:30風穴→10:15天狗分かれ→10:35~12:05天狗岩(昼食)
→12:20天狗分かれ→12:50~13:00風穴→13:45ソババッケ→14:10かくし水→14:45男池→自転車で黒嶽荘に下る





 2度の台風や雨のため、1ヶ月山行できなかった。
その間に山頂付近の紅葉は終わってしまった。
もう今年の紅葉は無理かな…とあきらめモード。

ただ、それでストレスがたまるかというと、そうでもない。
「天気が良くて紅葉が見られるのに仕事で山行できない」となればストレスの塊だが、
雨となれば、私だけでなくみなさんも同じ。
それに、仕事の都合はなんとかなるが(どうにもならないことも多いけれど)
天気はどうしようもない。

というわけで、今年の紅葉はあきらめていた。
そんな折、職場でゴマさんが「男池周辺はまだ紅葉がいいらしいですよ」と言う。
YAMAPでみなさんの活動日記を調べてみると、確かにまだ赤みがある。
そこで、黒岳を周回してみることにした。

職場では4日(土)に大きな行事が終わったばかり。
ちなみに3日(金)はその準備のため出勤日だった。
4日の夜は打ち上げ。5日は二日酔いで山行できるはずもない。
幸い6日(月)・7日(火)は振休で、6日は快晴の予報。
そういうわけで、6日の山行となった次第。


暗いうちに男池駐車場に自転車を置き、黒嶽荘に車で移動。
明るくなるのを待ち、明るくなった6時半に黒嶽荘から入山した。



黒嶽荘の周辺はまだ紅葉が残っている。
期待しながらの入山。



右に見えるゲートは前岳に向かうルートの入口。
今日は中腹を周回するため、左に向かう。



このルートは何年も前に歩いたことがある。
確かそのときは道がわからず、迷ってしまった。
それを思い出し、慎重に歩く。
ところがこのルート、落ち葉があるせいか、非常にわかりにくい。



時折テープがあるものの、その先のルートが判別できない。



標識を見つけた時は「これでよかったんだ」とほっとした。



ようやくわかりやすい道になって一安心。



やがて雨堤を通過。
ソババッケに似た雰囲気の場所だ。



色鮮やかではないが、紅葉の名残を感じながら歩いていく。



木々の向こうに朝日を浴びた黒岳を望む。


この後、地図ではルートは右に分岐し、風穴へと向かうことになっている。
だが、その分岐に気づかないまま直進してしまった。
立ち止まってYAMAPで確認すると、すでに分岐をずいぶん過ぎてしまっている。
そこで記憶をたどってみると、以前風穴から逆回りに周回したとき、
上峠まで新しいルートができていたのを思い出した。
その記憶が正しければ、上峠から風穴に行けるはず。



その上峠に到着すると、風穴に向かう標識があった。
よかった…。


ほっと一安心して小休憩していると、ゴマさんからのメールが届いた。
鶴見岳で紅葉を楽しんでいるそうだ。うらやましい。
こちらの紅葉はイマイチだが、ここまで来れば先に向かうしかない。



ここからはルートというよりはガイドロープに沿って歩くといった感じ。



ふと見上げると見事な紅葉。
上空には雲一つない青空。



急登をロープ頼りに登っていく。



風穴に向かうルートに合流し、時折現れる紅葉を眺めながら歩く。



岳麓寺からのルートと合流。



地面に落ちていた黄葉。



頭上にも黄葉が輝いている。



出発から2時間50分もかかってようやく風穴にたどり着いた。


小休憩した後、黒岳に向かう。



ガレ場に辟易しながら、マイペースで登る。
ここで急いだらバテてしまうので、とにかくマイペースだ。



地図に示されている標準の40分とほぼ同じ45分で天狗分かれに到着した。



紅葉越しに天狗岩を見上げる。



ここからは岩場。慎重に登っていく。



天狗岩山頂に立ち、高塚山と大船山、その向こうの平治岳を望む。
上空は雲一つない青空。
だが、やはり紅葉はほとんど終わっていた。



山頂の岩より「1556 天狗」と書かれた岩を望む。
私より後に登ってきた若者3人がこの岩に登ろうとして断念していた。
その気持ち、よ~くわかるよ。私もまだこの岩には登ったことがない。



荒神森(右)越しに遠く由布岳と鶴見岳を望む。



由布岳と鶴見岳を拡大。
今日、ゴマさん夫婦は鶴見岳に紅葉登山をしている。
メールすると、「紅葉の写真を撮るのに立ち止まってばっかりでまだ山頂に着いてない」そうだ。



私はここで昼食づくり。
まずは食材その1。豚肉とキムチ。



豚キムチラーメンの完成。




麺を食べてしまったら第2弾。
食材その2はニラとシメジ、コンビニおにぎり。



キムチ雑炊の完成だ。


紅葉は寂しくても、青空の下での食事はおいしい。
デザートの柿を食べ、ゆっくりとコーヒーを味わう。
やっぱり山はいいなあ。


気がつけば山頂到着後、1時間半経っている。
そろそろ下山しよう。



紅葉越しに大船山を望む。


風穴に下り、小休憩。
ここからは淡々と下るのみ。



ソババッケにて平治岳を見上げる。



平治岳東尾根ルートの分岐にて。
今日は平治岳の方がよかったかもしれないな。



かくし水で水を補給した。



名残の紅葉を見上げながら下っていく。



散り敷く落ち葉を踏みながら男池へと下った。


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