三俣山

2018年4月1日


前夜、YAMAPでみなさんの活動日記をチェック。
三俣山大鍋でマンサクが咲いているようだ。
3月30日に行われた坊がつるの野焼きの報告もUPされている。
そこで、その2つをねらって大曲から三俣山に向かうことにした。

6時に入山。すぐにアセビに出会い、立ち止まって撮影。
その後は順調に歩き、すがもり越に到着。小休憩の後、西峰に取り付く。
西峰を経由して本峰に到着。すぐに大鍋を見下ろと、点々と黄色いマンサクが見える。
大鍋に下り、マンサク咲く風景を眺めながら休憩。
南峰に登り、いつものテラスへ。野焼きを終えて漆黒となった坊がつるを見下ろしながら昼食。
コーヒーを飲んで山頂を後にする。
Ⅳ峰を経由し、すがもり越に到着。2杯目のコーヒーを飲み、下山した。


6:00大曲→6:55~7:10すがもり越→7:40~7:50三俣山西峰→8:10~8:20本峰→8:40~9:00大鍋
→9:25~10:40南峰(昼食)→10:55~11:10Ⅳ峰→11:45~12:20すがもり越→13:00大曲





年度末を迎え、毎年恒例となる別れの季節。だが今年はいつもとはかなり違う。
というのも、職場の職員のうち、なんとほぼ半数の14人が転退職してしまう。
中でもこの1年、私の隣に座っていたM先輩が退職してしまうのがつらくてたまらない。
別れの宴の二次会の最後は全員で肩を組んで「サライ」を熱唱。涙涙のうちにお開きとなった。
M先輩、今まで本当にありがとうございました。
時には職場に顔を出してください。

なお、ゴマさんも近くの職場に異動。
職場の山岳クラブ員が私を含め4人いたのだが、そのうち3人が異動してしまった。
4月から私はだれと山の話を語らえばいいのだろう…。


翌日は酒気帯びは間違いないので(笑)、山行は見送り、日曜日に山行。
YAMAPで活動日記を調べてみると、土曜日に坊がつるの野焼きが行われ、
大鍋にはマンサクが咲いているようだ。
そこで、その2つをねらって大曲から三俣山へ向かうことにした。


早朝6時に大曲から入山。上空にはすばらしい青空が広がっている。



登り始めて間もなく、アセビの花のお出迎え。
これは立ち止まるしかない。



ザックからマクロレンズを取り出して撮影。



硫黄山道路の土砂はきれいに撤去されていた。



すがもり越への登りを登りながら硫黄山と星生山を望む。
今日は無風。硫黄山の蒸気がまっすぐのぼっている。



すがもり越の横には重機がある。
「愛の鐘」は撤去されているが、また復元されるのだろうか。
なお、ベンチは利用可能だ。


ベンチに腰を下ろして小休憩。



青空の広がる西峰に取り付く。



誰もいない山頂に到着。



久住山方面の山々を望む。
青空がすばらしい。



北西側には三俣山の影が伸びている。
その向こうには雲海が広がる。
前回初めて登った涌蓋山にも雲海がかかっている。


小休憩を終え、本峰に向かう。



本峰山頂に到着。
ここにも誰もいない。



山頂より北峰と大鍋を見下ろす。
わずかに黄色いものが見える。
やはりマンサクが咲いているようだ。
そこで、予定通り大鍋に下ることにした。



下る途中の大岩によじ登り、周囲を眺めると、
本峰の斜面に点々とマンサクが咲いているのがわかる。



マンサク越しに本峰を見上げる。



こちらは北峰。
大船山をバックに撮影したかったが、ほとんどのマンサクが斜面に咲いていて近くにないものだから難しかった。



岩に腰を下ろし、風景を眺める。
左が本峰、右が北峰だ。
人の声は全く聞こえない。
近く遠く、ウグイスのさえずりが聞こえてくる。


しばらく休憩した後、腰を上げる。



大鍋壁に上がり、南峰を見上げる。
急登だが、ゆっくり登れば大丈夫だ。



意外にあっさり南峰に到着。
山頂では単独男性が休憩中だった。



久住山方面を撮影してからいつものテラスに向かう。



テラスより大船山と平治岳を望む。



前日に野焼きを終えたばかりの坊がつるは漆黒だ。
そのおかげで道がはっきりと確認できる。


今日もこの風景を眺めながら昼食だ。



白菜・椎茸・白ネギ、もやし、豚肉。
うずらの卵は前々回の山行時に購入した残りの半分。



チャンポンと伊予柑。



食後のコーヒーを飲み、下ることにする。



Ⅳ峰を経由。


ところがこの写真を撮影して振り向くと、単独男性に声をかけられた。
「祖母傾には行きますか」と聞かれたので、「いえ、くじゅうばっかりです」と答えたのだが、
その後は祖母傾のあちこちのルートについて熱く語ってくれ、話が終わりそうにない(笑)。
今日は三俣山を楽しむためというより、トレーニングのために登ってきたそうだ。
とにかく「祖母傾愛」を強く感じた15分間だった。


一足先に下った男性を見送り、私ものんびり下ることにする。



すがもり越へと下っていく。



すがもり越に下り、今日2杯目のコーヒーを飲む。
ところが、この写真を撮影した直後のこと。
首にカメラをかけ、右手にコーヒー、左手に大福を持って1,2歩歩いたとき、
右足のすねを岩にぶつけてしまい激痛が走った。
腰掛けるために設置されている岩に気づかなかったのだ。
幸いコーヒーを少しこぼしただけで済んだのだが、痛かったな~(笑)。


近くには小学校低学年と思われる兄妹が大きなお弁当をひざにのせて食事を始めた。
「じいじ」と「ばあば」が話をしながら見守っている。
どうやら久住山方面のどこかに登った後の下りのようだ。
大人用のお弁当なので、山頂では食べきれなかったのかもしれない。
「あとはここから下るだけだからね」と「ばあば」が言っている。
たぶん何ていう山に登ったかは覚えていないだろうが、
「じいじ」と「ばあば」と一緒に山に登って楽しかったことはいつまでも覚えていてほしいな。


さて、まだ時刻は早いが、下ることにしよう。



咲き始めたアセビ越しに三俣山を振り返り、大曲へと下った。


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