三俣山

2018年8月10日


約1ヶ月ぶりの山行。
お盆前に1日早く夏季休暇を取ったこの日、大曲から三俣山に向かうことにした。
早朝5時に大曲から入山。上空はよく晴れている。
久しぶりなのでゆっくりとしたペースで登り始める。
順調にすがもり越に到着し、西峰の斜面から昇ってくる朝日を撮影。
小休憩して西峰に取り付く。ところが本峰を見ると大船山の方から雲が広がってきている。
西峰からは花を撮影しながら歩き、本峰に到着。
大船山はガスで隠れてしまった。それでも南峰に向かう。
南峰のテラスへ。だが坊がつるからガスが吹き上げ、展望はなし。
そこで早めの昼食を食べる。
コーヒーを飲んでいるとわずかにガスが薄れ坊がつるが見えた。
のんびりと下山。曇ってしまったのは残念だが、その分暑くなくて幸い。
すがもり越で2杯目のコーヒーを飲んで下る。
下山後はタデ原に向かい花散策。多くの夏の花を撮影し、満足して帰宅した。

5:00大曲→6:00~6:15すがもり越→6:50~7:05三俣山西峰→7:40~7:55本峰→8:20~9:45南峰(昼食)→10:40~11:05すがもり越→11:50大曲→タデ原で花散策





前回の復活山行以来、1ヶ月ぶりとなる。
この間、雨や休日出勤や家庭の事情も確かにあったのだが、それより猛暑のせいで山行する気にならなかった。
なにせ体温を超えるような気温が連日報道されている。
「山は涼しいだろう」思ったら大間違いで、日射しを受けながら歩くのは正直避けたほうが賢明だ。
涼しい時間に気持ちよく歩こうと思えば朝駆けが最適だが、それには深夜の起床という難関が待っている。
というわけでなかなか気持ちが山に向かわなかった。
ところがよくしたもので、8月7日の立秋と同時に、わずかに秋の気配が感じられるようになった。
仕事も8月6日に盆前の最後の大仕事を終えて一段落したこともあり、1日早く夏季休暇を取って山行することにした。

どこからどう歩こうかと思案する。
早朝に入山して早めに下山できるということで、お手軽な大曲からの三俣山に決定。
骨折のためのブランクもあり、前回三俣山に登ったのは4月1日。
なんと4ヶ月ぶりだ。



早朝5時に大曲から入山。上空はよく晴れている。


いつものようにゆっくりとしたペースで登り始める。
硫黄山道路に合流し、正面に三俣山を眺めながら歩いていく。



振り返ると黒岩山・泉水山の上空に裏焼けが広がっている。



順調に1時間ですがもり越に到着。ちょうど朝日が注ぎ始めたところだ。



そこで、西峰の斜面から昇ってくる朝日を撮影。「なんちゃって朝駆け」だ。



小休憩して西峰に取り付く。



足下のクマザサには朝露がびっしりついている。
もちろんスパッツは必携だ。



稜線にあがれば山頂はすぐそこだ。



だれもいない山頂に到着。



山頂より久住山方面の山々を望む。
この風景、久しぶりだなあ…



ところが、本峰を見てみると大船側から雲が広がってきている。
これ以上広がらなければいいな。


小休憩を終え、本峰に向かう。
が、その前に雨合羽のズボンをはかなければ。



腰まである草をかき分けながら進む。
スパッツだけだと数mでびっしょりだ。


ここからは花を撮影しながら歩いていく。



フクオウソウ



イブキトラノオ



ママコナ



わずかにガスの流れる中、本峰へ向かう。



本峰にも誰もいない。
実に静かな山頂だ。



北峰と大鍋を見下ろす。
写真ではわかりづらいが、由布岳が雲のすきまから双耳峰を覗かせている。



久住山方面を振り返る。
夏草の深い緑色が美しい。



南峰方面には坊がつるから次々とガスが上がってきているようだ。
大船山も見えなくなることの方が多くなってきた。
これだとテラスに行っても展望はないかもしれないな…
それでも「南峰に行かない」という選択肢はない。



オトギリソウ



アキノキリンソウ



鞍部より山頂を見上げる。



南峰に到着。
当然というべきか、ここにも誰もいない。
ガスで風景が撮影できないので、すぐにいつものテラスに向かう。



テラスに到着したが、次々とガスが上がってくるため、展望はない。
わずかに坊がつるを蛇行する鳴子川が見えるのみ。
この状況はここに来るまでに予想していたことなのであきらめていた。

それでも、もしかすると一瞬でもガスが晴れるかもしれない。
それを期待してのんびりと昼食をつくることにした。



今日の食材。
メインは中央でいばっているさんまの蒲焼き。
だがメインと言っても値段は安いものだ。



15分ほどでさんまの蒲焼き(缶)丼が完成。
何のことはない、親子丼の鶏肉をさんまの蒲焼きにしただけ。
デザートは凍らせて持ってきたゼリー。
ちょうどいい具合に融けていた。



これで展望があればなあ…と思いつつ食べる。
ところが、食べている途中、一瞬だけ日が射したとき、日射しの暑さに驚いてしまった。
もしガスがなければ暑くて食べるのも大変だったかもしれない。


食べ終わる頃、丸山さんからショートメールが届いた。
驚くことに「三俣山はガスでしょう」と書いてある。
私が今日、三俣山にいることがどうしてわかったんだろう?
あまりにも謎なので返信でそのわけを尋ねてみた。
すると、丸山さんは今日朝駆けしており、下山後に大曲で私の車を見つけたらしい。
大曲に停めてあれば三俣山は簡単に想像がついたということらしい。
なるほど~と感心してしまった。
丸山さん、それにしてもよく私の車を見つけましたね。



食後のコーヒーを飲んでいると、わずかにガスが薄れ、坊がつるが見えた。
今日はこれが精一杯かな。あきらめて下山しよう。



ママコナの群落をカメラに収め、テラスを後にした。


すがもり越へとのんびりと下っていく。
曇ってしまったのは残念だが、その分暑くなくて幸いだったかもしれない。



すがもり越では父と息子らしき2人連れが食事中。
私も石のベンチに腰を下ろした。
今日2杯目のコーヒーをゆっくりと味わう。
やっぱり山はいいなあ…



コーヒーを飲み終え、雲間に大船山を振り返って下山。



ノリウツギ越しに三俣山を振り返り、すがもり越に下った。


下山後、タデ原に向かい花散策。



コオニユリ




サワギキョウ



コウライトモエソウ



コバギボウシ



シモツケソウ



ミズトンボ



ヤマトラノオ



ヒゴタイ



多くの花に出会え、満足して帰宅した。


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