大船山

2018年8月18日


大陸由来の秋の高気圧に覆われ、これなら日中の山行も快適かもしれない。
そんなタイミングでゴマさんから大船山へのお誘いのメールが届いた。

予定より遅い5時15分、ヘッドライトを点けて出発。
ガラン台めざして長いコンクリート道を歩いていく。
三叉路から約1時間でガラン台登山口に到着。
柳ヶ水に到着して小休憩。ここから本格的な登りになる。
鳥居窪からはさらに傾斜がきつくなる。
展望岩で小休憩し、ひと頑張りで山頂下の台地に出た。
今水から4時間半かかって山頂に到着。
山頂で丸山さんと合流。岩に腰を下ろし思い思いに昼食作り。
昼食とデザートを食べ、コーヒーを飲む。
久住山方面のガスが少し晴れ、青空が広がってきた。
御池の畔に立ち、風景を眺めながらゆっくりと時間が過ぎていく。
下山は東尾根ルート。かなり急なところがあるため、初心者のKさんのペースに合わせ慎重に下った。

5:15今水駐車場→5:20三叉路→6:25ガラン台登山口→6:35柳ヶ水→7:50鳥居窪→8:40展望岩
→9:45~11:25大船山(昼食)→11:30~12:30御池→14:25前セリ→15:30今水登山口→15:40今水駐車場






16日に寒冷前線が通過し、日本列島を大陸由来の秋の高気圧が覆っている。
これなら日中の山行もそれほど暑くなく快適かもしれない。
そんなタイミングでゴマさんから大船山へのお誘いのメールが届いた。
体力が心配だが、土曜日なのでなんとかなると考え、ご一緒させてもらうことにした。
夜には丸山さんにもメール。「山頂でお会いしましょう」と返事が来た。

5時前に今水出発の予定ということで4時半に今水駐車場に到着。
ところがゴマさんから「沢水に着いちゃいました」と電話。どうやら道を間違えたらしい。
今日は訳あって初心者のKさんの車での移動。
しかも普段運転しているゴマさんのご主人はお留守番。
慣れない人の運転といつも運転していない人のナビでは迷ってもしかたがないかな?
そういうわけで、ようやく5時にゴマさんとKさんが到着。
道迷いのトラブルのおかげで笑い声でのスタートとなった。



予定より遅い5時15分、ヘッドライトを点けて出発。
駐車場から黒岳を振り返ると上空に青空が広がっている。



ガラン台めざして長いコンクリート道を歩いていく。



1つ目のゲートを乗り越えるKさん。
ゴマさんは今回、ゲートをくぐるという新技を開発。


話をしながら、ところどころに咲く花を撮影しつつ歩いていく。



キツリフネ



コオニユリ



登りながら振り返ると、九重高原には一面の雲海が広がっている。



朝日を浴びたカワラナデシコ



三叉路から約1時間でガラン台に到着。
正面に大船山と黒岳が見えてきた。
だが大船山の山頂にはガスがかかっている。
まあ、山頂に着く頃には晴れていると信じよう。



ガラン台登山口から10分ほどで柳ヶ水に到着し小休憩。
ここは岳麓寺ルートとの合流地点。
風穴・黒岳に向かうルートと大船山に向かうガラン台ルートとの分岐点でもある。
地図を広げ、登山初心者のKさんに現在地とルートを教える。
自分がどこを歩いているか理解して登るのは大切なことだ。


ここから本格的な登りになる。焦らずゆっくり登ることにして、私が先頭で出発。



登山バス待合所へ向かう分岐を通過。



そのすぐ先には入山公墓の入り口。
ここでゴマさん、「お殿様のご子孫もいらっしゃるでしょうね」と言う。
何?と思ったら「お盆のお墓お参り、大変でしょうね」。
なるほど確かに大変だろうなあ。



やがて開放的な鳥居窪に到着して小休憩。
山頂方面のガスはかなり晴れたようだ。



イヨフウロ


鳥居窪からは傾斜がきつくなり、ペースがさらに遅くなる。
まあ、まだ8時だし、焦ることはない。マイペースでゆっくり、ゆっくり登る。



ようやく到着した休憩ポイントの展望岩。
一面の雲海を見ながら岩に腰を下ろして小休憩。



シモツケソウ



いつものように石仏に手を合わせる。



標識がある!…と思ったが、肝心な情報がない…



ようやく木々の向こうに山頂が見えた。



山頂下の台地にある岩の上に立って久住山方面の山々を撮影。
上空が曇っていて日が射していないため、手前の斜面が暗いのが残念だ。



ゴマさんに勧められて同じ岩に立つKさん。
初めて見る風景はどうでしたか?



ようやく山頂に到着した。今水駐車場から4時間半。
予想通り丸山さん(左の男性)は既に到着していた。

丸山さんは大曲から三俣山に向かい、南峰から坊がつるに下って大船山というルート。
予想通り大船山だけではなかった。私なら2日分の距離だ。



話もそこそこに、まずは到着時の1枚。
上空の雲が晴れて青空が広がってくれるとうれしいのだが。



4人で岩に腰を下ろし、思い思いに昼食作り。
私の今日の食材は、豚肉、タマネギ・シメジ、キムチ、大根。
左下は味付けのたれ(薄口醤油とみりんを半々に混ぜたもの)。

まずはアルファ米に湯を注ぎ、できるのを待つ間に大根をおろす。
さらに豚肉とタマネギ・シメジをフライパンで炒め、たれで軽く味付けをする。
できたアルファ米に豚肉炒めを載せ、上から大根おろしをかけ、キムチをトッピング。
その上からたれを回しかけてできあがり。



「豚おろし丼・キムチのせ」の完成。デザートはプラム。
なお、下の黒い台は丸山さんから借りたもの。
折りたたみできるミニテーブル。これ、ほしくなってしまった。



風景を眺めながら食べ、コーヒーを飲む。
食べて飲んでいるうちに久住山方面のガスが少しずつ晴れ、青空が広がってきた。



ガスが晴れた久住山方面の山々を望む。
左側の九重高原にはまだ雲海が広がっており、阿蘇山は見えなかったが、
今日この風景を見ることができてよかった…。



私のすぐ下の岩にはKさんがいる。
初めて大船山に登ったKさんにこの風景はどんなふうに映ったのだろう。



続いて段原方面を撮影。



いつものように岩の上に立ち、御池を見下ろす。
緑色が深い。


山頂到着後、1時間半以上経っている。
そろそろ御池に下ることにしましょうか。



御池には私たちだけ。実に静かだ。



飛び交うトンボやツバメを眺めながら、時間がゆっくりと過ぎていく。



やがて風が収まり、木々が湖面に映って見えるようになった。
青空でないのが残念だ。


たわいもない話をしながら、ぼんやり風景を眺める。
気がつけば御池に下ってから1時間が経つ。
単独男性がほとりに下ってきたのを機に下山することにした。

大曲へと下る丸山さんとはここでお別れ。
丸山さん、また近いうちにどこかの山でお会いしましょう。


下山は東尾根ルート。このルートは最初急な下りが待っている。
初心者のKさんにとっては厳しいルートだ。
足の置き方を教えつつ、Kさんのペースに合わせて慎重に下る。



マルバテンニンソウ



御池からほぼ2時間かけて前セリに到着。
ここは風穴ルートとの合流地点。


ここからはごく普通の登山道。会話しながら下っていく。



今水登山口に無事到着。
爽やかな風を感じた1日となった。


山行記録にもどる

inserted by FC2 system