扇ガ鼻

2018年9月24日


三連休の最終日。天気はあいにく下り坂。
そこで午前中に下山しようと星生山をめざして入山。
その前にと扇ガ鼻に向かったのだが、山頂到着直後に雨が降り始めた。
しかたなく下山。沓掛山で小休憩し、牧ノ戸へと下った。

5:45牧ノ戸→6:10沓掛展望台→7:00扇ガ鼻分岐→7:35~7:45扇ガ鼻→7:55扇ガ鼻分岐→8:35~8:45沓掛山→8:50沓掛展望台→9:05牧ノ戸





三連休の初日(日)は以前から家庭の予定が入っており、どうにもならなかった。
2日目はいつもの休日出勤。午後も職場に残り、翌週の準備をして帰宅した。
ゴマさんから「今日は山ですか?」というショートメールが届いたが、
「残念ながら休日出勤です(泣)」と返信した…。
というわけで唯一山行できるのが3日目(月)である。
ところが天気は下り坂。午前中くもり、午後から雨という予報。
できれば三俣山のリンドウを見に行きたいのだが、くもりでは開花していないだろう。
それでも「行かずに後悔する」よりも「行って後悔する」方がいいのは何度も経験済み。
どの山に行くか迷いつつ、いつものように車を走らせた。


竹田市を通過中、雨が降ってきた。かなりの雨だ。心が折れそうになった。
車を停め、スマホで雨雲の様子をチェックしてみると、どうやらくじゅう方面はまだ降っていないようだ。
とりあえず牧ノ戸まで行ってみよう。

牧ノ戸駐車場に到着し、まだ暗い中、空を見上げる。
幸い雲はそれほど厚くなく、これなら雨の心配はなさそうだ。
だが晴れ間が覗く状況でもない。となるとリンドウは無理。
牧ノ戸から入山し、なるべく早く下山できるよう、星生山をめざすことにした。



第1展望台に上がり、三俣山を望む。
空が明るい。せめてこれくらいの状況のままであればうれしいのだが。



コンクリート道を歩きながら振り返ると、ススキ越しに涌蓋山が見えた。



沓掛展望台より阿蘇五岳を望む。
根子岳の上空を見ると、雲の下に黒い帯のようなものがいくつも垂れ下がっている。
スマホで確認したとき、竹田市付近に伸びる帯状の雨雲があったのを思い出した。
たぶんあれは雨なのだろう。あの雨が来ないように祈ろう。



沓掛の岩場にて尾根道を望む。



アキノキリンソウ。
すでに花期はほぼ終わりに近づいている。


展望はあるものの、青空でないためテンションが上がらない。
淡々と歩いていく。



扇ガ鼻分岐に到着し星生山を望む。
今日は星生山で早めの食事を食べ、雨が降らないうちに下山する予定。
だが、時刻はまだ7時、いくらなんでも早すぎる。
そこで、時間調整のために扇ガ鼻に向かうことにした。



数輪だけ咲いていたヤマラッキョウ。


10分ほどの登って台地に上がり、まずは東端に向かう。



東端にて肥前ガ城(手前)と久住山を望む。
そう言えば昨冬はこの雪景色を見ていない。
今年は見に来られるだろうか。



足下には名残のマツムシソウが一輪だけ咲いていた。



見下ろす西千里浜に人影はほとんど見えない。扇ガ鼻分岐に1人いるだけ。
それはそうだろう、みなさん3連休の土日に山行しただろうから。
私も土日のどちらかに山行したかったな…。



気を取り直して来た道をもどり、今度は山頂をめざす。



山頂に到着。
だれもいないのは当然のこと。



山頂より久住高原を見下ろす。
阿蘇五岳は見えなくなっている。



祖母・傾山系の方に目をやると、沓掛展望台で見た雨のカーテンらしきものが見える。
どうやらかなりの量の雨が降っているようだ。


小休憩しようと、8月26日に丸山さんと一緒に腰を下ろした場所に移動。



腰を下ろしたすぐそばにはリンドウの花がいくつもあるのだが、当然開花していない。
この天気では当然だ。三俣山に行っていればガッカリしていたことだろう。


このとき、雨が降り始めた。
雨が降り始めたため、ザックから雨具の上着を取り出して着る。

さてどうしようか。
今日は雨が降る前に星生山に行って山頂で食事を食べるつもりでいた。
だが雨の中、次の山をめざすという根性を、私は持ち合わせていない。
潔く下山することにした。



山頂より久住山から星生山までの山々を撮影し、扇ガ鼻分岐へと下る。


再びの扇ガ鼻分岐に下り、雨合羽のズボンをはく。
その間に2人の男性が久住山方面へと登っていった。


雨は本降りになることなく、雨合羽がなくてもしのげる程度。
そんな状況なので、登ってくる多くの登山者とすれ違う。
みなさんこれくらいの雨では計画した山行をあきらめきれないのだろう。


沓掛の岩場まで下ってきた。時刻はまだ8時半。
朝食は車中での深夜4時だったため、小腹が空いてきた。
幸い雨もわずかに降っている状況。



そこで久しぶりに沓掛山で小休憩することにした。



尾根道を眺めつつ、デザートにと持ってきた梨を食べる。


沓掛展望台に下ると、十数人のグループが休憩中。
これから久住山あたりへと向かうのだろう。
雨が激しくならなければいいのだが…。



第1展望台にてススキ越しに由布岳を撮影し、牧ノ戸へと下った。


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