久住山・中岳・天狗が城・星生山

2018年10月8日


3連休の最終日、体育の日。天気は秋晴れの予報。
数日前よりゴマさんからお誘いがあり、一緒に登ることになった。
牧ノ戸を6時に入山。楽しく話をしながら歩いていく。
ガスはすぐに晴れ、素晴らしい青空が広がり、最高の気分。
扇ガ鼻分岐を過ぎ、避難小屋前で小休憩。久住山をめざす。
次は中岳。その途中、リンドウの撮影に時間がかかってしまった。
中岳で楽しい昼食タイム。話をしながら食べるのもいいものだ。
食後は天狗が城を経由して星生山をめざす。
尾根道の岩場を歩いて山頂に到着し、今日歩いたルートを振り返る。
山頂を下っていくと、今日一番の紅葉が待っていた。
疲れを感じながら下山。今日は最後まで楽しかった。

6:00牧ノ戸→6:25沓掛展望台→7:25扇ガ鼻分岐→7:55~8:05久住山避難小屋前→8:35~9:00久住山→9:55~11:30中岳(昼食)
→11:45~11:50天狗が城→12:25久住山避難小屋前→13:30~13:50星生山→14:25扇ガ鼻分岐→15:10沓掛展望台→15:40牧ノ戸





先週は雨のために山行できなかった。
前回が残念な山行だったため、この3連休にはぜひとも山行したい。
初日(土曜日)はいつもの休日出勤。午後も職場に残り、たまった仕事をこなした。
2日目(日曜日)も職場に向かい、1人黙々と仕事に励んだ。
3日目(月曜日)にはゴマさんたちと山行することになっている。
そんな前日には集中力が違う。


というわけで、10月8日(月)。この日は私が骨折してからちょうど半年になる。
別に意識してこの日を選んだわけではない。3連休で一番天気が良かっただけのこと。
数日前、ゴマさんにお誘いを受け、「じゃあ一緒に」となった次第。
早朝5時半、牧ノ戸駐車場に着くと下の駐車場は既に満車。
みなさん考えることは一緒なんだろう。
ほどなく山行メンバーが集合した。
ゴマさん夫妻、Kちゃん、丸山さんといういつものメンバーに、しげしげしげおさんも合流。
6人で賑やかに出発した。
なお、しげしげしげおさんとは初めましてである。


6時に牧ノ戸を出発し、ゆっくりとコンクリート道を登る。
しげしげしげおさんは普段山を走っているそうだが、今日は私たちに合わせてくれている。



ところが第1展望台に上がるとガス。



沓掛展望台に上がると、早くもガスが晴れてきた。
私たちは口々に「さすがKちゃん、持ってるね~」とKちゃんを持ち上げる。
何回かKちゃんと一緒に山行しているが、いつも素晴らしい天気なのだ。
そんなKちゃんいわく「天気のいい時だけ誘ってくれてるからですよ~」



沓掛の岩場で振り返ると、阿蘇方面にはすばらしい雲海が広がっている。



斜光の向こうにかすむ三俣山を望む。


歩いていくうち、一人足りないことに気がついた。丸山さんがいない。
しげしげしげおさんが「確か沓掛山山頂に行ってたみたいですよ」という。
みんなで振り返ると、確かに山頂に人影が見える。



叫ぶように声をかけると、一番左の人影が手を振るのが見えた。



これは何してるところかって?
それはナイショの約束(笑)。



今日は本当に雲一つない素晴らしい空が広がっている。
私を含め6人で快適に歩いていく。



扇が鼻分岐にて星生山を望む。
そういえば今年はまだ一度も星生山に登っていない。
下山時に登れるといいな。



気の早い紅葉越しに星生山を望む。



西千里浜を歩く。
逆光でススキ越しに久住山を撮影。



足元にコケモモの赤い実がある。
丸山さんとどう撮影したものか話しながら交代で撮影。
「逆光なら玉ボケができるよ」という丸山さんの助言で撮影した。



久住山避難小屋前の広場で小休憩。久住山を見上げる。


今日は誰も行き先を決めていない。
気分次第でどこに行くか決めようというなんともいい加減な計画。
まずはとりあえずということで久住山に向かう。



久住分かれより三俣山を望む。
右にはガスの向こうに由布岳がわずかに見えている。
ずいぶん近く感じるのは空気が澄んでいるからだろうか。


久住山に向かって登りながら、ゴマさんと「今日は5人とも名字(姓)に山がつくんだよね~」と話す。
そのときゴマさんがしげしげしげおさんに「しげおさん、本名は何?」と聞くと、
なんと驚くことに、しげしげしげおさんの名字にも山がついている!
これにはみんな大盛り上がり!こんな偶然ってあるんだ~!


やがて久住山頂に到着。
だが残念ながら久住高原側は雲が上がってきて展望はイマイチ。



それでも中岳方面はこの素晴らしい展望が広がっている。



星生山方面。
星生山もいいが、その向こうに広がる雲海がいい。


しげしげしげおさんが記念撮影の斬新な撮影方法教えてくれた。
それは「逆光で撮影する」というもの。
いろんな人に教え、カメラで撮影している。
そこで、丸山さんにその方法で私たちを撮影してもらった。



山頂標識に手を掛けているのが私。


6人で「次はどの山?」と相談する。
稲星山経由で中岳か、もしくは直接中岳か。
最後は星生山にも行きたい。それには無理をしない方がいいかも。
そんな判断で、しげしげしげおさんを除く5人は直接中岳に向かうことになった。
しげしげしげおさんは稲星山へ、きっと走ったのだろう。
もちろん私たちはのんびりと歩いていく。


登ってくるときにはまだ時刻が早いため開いていなかったリンドウが、
あちらこちらで開いている。



久住山頂に咲いていた、色の淡いリンドウ。




久住山をバックに。



天狗が城と中岳。
この写真はザックを敷いて寝転がって撮影したもの。
丸山さんも一緒だったのだが、はたから見るとおじさん2人で何をしているのやら…



まだリンドウがこんなに咲いているとは思わなかったので実にうれしい。


リンドウの撮影に夢中になり、ゴマさんたちに遅れてしまった。
急いで追いつこう。



空池の縁を歩いていると、向こうから手を振っている人がいる。
ゴマさんとKちゃんだ。



御池のほとりに到着し、いつものアングルで撮影。
ただいつもと違うのは、丸山さんが映っているということ。



今度は私がその場所に立って撮影。


みなさんに追いつきたいが、体力的にそんなに急げない。
結局一番最後に中岳に到着した。



中岳山頂より大船山と平治岳を望む。
坊がつるにはテントがいくつも見える。
テント泊にはいい気候になってきた。きっといい気分だろうな…



久住山方面を振り返る。
久住高原側から雲が上がってきているようだ。


撮影を終えたら、6人で腰を下ろし昼食タイム。



今日の食材。
タマネギ・しめじ・豚肉・卵。



豚丼の完成。
前々回の牛丼の牛肉を豚肉に代えただけ。
それでも一応別のメニューには違いない。
もっと寒くなれば麺類がおいしくなるんだけどな…




ゴマさん作成、バジルのパスタとカップケーキ。
みなさんにふるまっていて、私もカップケーキをお相伴させてもらった。
ふだんは食べない甘いものも山で食べるとおいしかった。ゴマさんごちそうさまでした。
そうそう、巨大なウインナーももらった。相当にでかくて、豚丼・カップケーキ・ウインナーで満腹になってしまった。


みなさんと楽しく話をしながら食事を終え、気がつけば山頂到着後1時間半も経っている。
私にとってはいつものことだが、そろそろ次の山に行くことにしよう。



山頂から下っていると、なんとも不思議な人とすれ違った。
「カメライダー」なんだそうだ。
カメラを構えるとポーズまでとってくれた。



天狗が城山頂より御池を見下ろす。
今日はほぼ無風。湖面が鏡になっている。
青空だったらきれいだっただろうな。



三俣山を望む。
右奥に由布岳も見えている。


山頂で小休憩し、久住分かれへと下る。
ここは慎重に慎重に…。何しろあれから6ヶ月。もしまた転んで骨折なんてことになったら、
今度こそ登山禁止を言い渡されてしまうかもしれない。(もちろん妻に)



無事、久住分かれに下ってきて三俣山を望む。
上空には秋らしい雲が広がってきた。



避難小屋の横にあるバイオトイレでトイレを済ませた直後のこと。
下ってきた女性となにげなく顔を合わせると…なんと、20数年前、同じ職場で働いていた元同僚だった!
ゴマさんと一緒に再会を喜び合う。こんなところで会えるなんて。
今日はご主人に連れられて子どもさん2人と一緒に山にきたのだそうだが…
ゴマさんがご主人に声をかけた。「もしかしてやすぼんさんでは?」
私は全くわからなかったのだが、今年の2月14日、雪の大船山に登ったとき、
雪まみれになりながら一緒に御池に下った男性だった。
あのときのあの方が私の元同僚のご主人だなんて…。世の中狭いものだなあ…


元同僚と別れて星生山へ向かう。
ところが今度は丸山さんが旧知の方と出会い、盛り上がっている。
今日は多くの方が登山を楽しんでいるし、あちこちでこんな出会いがあってるんだろうな。



尾根伝いに星生山をめざす。



星生の窓より阿蘇五岳を覗く。



丸山さん、ゴマさんのご主人、しげしげしげおさんは岩の上を楽しそうに越えていく。
私とゴマさん、Kちゃんは安全な岩を選んで慎重に。



私は高所恐怖症。こんなところは無理無理…



もう少しで山頂だ。



池塘付近を見下ろすと、そこだけ紅葉しているところがある。



星生の小窓より三俣山を覗く。
実は小窓に気づかずに通り過ぎるところを、丸山さんに教えてもらった。



私に続いて小窓を撮影する丸山さんを撮影。
この後は丸山さんがKちゃんを、Kちゃんがゴマさんを撮影するという玉突き現象が発生。



星生山頂に到着。山頂からの風景を楽しむ。
秋の雲がポイント高いな~



今日歩いたルートを振り返る。



小休憩の後、ゆるやかに下っていく。



途中、そこだけきれいに紅葉しているところがある。
来週はきっとこんな紅葉がもっとあちこちで見られることだろう。



ススキ越しに星生山のわずかに始まった紅葉を見上げる。



扇ガ鼻分岐に下ってきた。


ここから丸山さんは扇ガ鼻に向かうという。
きっと夕暮れまで粘るんだろうな、とゴマさんと予想した。
その予想はやっぱり当たっていたようだ。



星生山の西壁はわずかに色づき始めている。
もっともここの紅葉はまだ一度も見たことがない。



沓掛の岩場より紅葉越しに尾根道を振り返る。


最後にちょっとしたトラブルがあったものの、それもおもしろかった。
何より仲間と楽しく話しながらの山行は実に楽しかった。
みなさんありがとうございました。
また今度ご一緒しましょう。


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