久住山・中岳・稲星山

2018年11月3日


3週間ぶりの山行。
赤川から入山し久住山をめざす。
周囲にはまだ紅葉が残っているが、陽が射さないのが残念。
展望のよい場所で小休憩し、整備された階段を登っていく。
ようやく山頂に到着し休憩。透明度はよく、普賢岳が見えた。
御池の畔の岩の上に腰を下ろし、しばらく湖面を眺める。
中岳に到着し、風景をカメラに収めた後、昼食。
天狗を経由して大曲から下るつもりだったのだが気が変わり、稲星山から下山することにした。
稲星山に到着するとガスが東側から上がってきており展望はいまいち。そこで早々に下山。
南登山道を淡々と下る。ふもとに残っていた紅葉を撮影しながら赤川へと下った。

6:30赤川→6:35分岐→9:00~9:30久住山→9:50御池→10:20~11:20中岳(昼食)→11:50~12:00稲星山→南登山道→14:15赤川




前回の山行から3週間ぶりの山行となる。
10月20日(土)・21日(日)は休日出勤。絶好の登山日和の上に大船山頂付近は紅葉のピーク。
山行したいのは山々だが、この休日出勤は公的なものなのでどうにもならない。はなからあきらめていた。
10月27日(土)・28日(日)は自主的に休日出勤。2日間、職場でパソコンに向かった。
というのも11月4日(日)に行われる一大行事の担当となっており、その準備をするためである。
27日(土)の午後3時、パソコン作業に疲れてふと「くじゅうの空」をチェックしてみると、なんと三俣山が赤く染まっている!
思わず「明日山に行こうかな」と思ったが、そんなことをすれば月曜日からの作業が大変なことになってしまう。
山に行きたい気持ちをぐっとこらえてパソコンに向かった。

月曜日からの準備作業が順調に進み、2日(金)の夕方には準備が完了。あとは当日4日(日)を迎えるのみ。
となれば山行できる。幸い天気予報は晴れ。気持ちよく晴れそうだ。
麓の紅葉がまだ残っていることを期待して、赤川から久住山をめざすことにした。



赤川は丸山さんのホームグラウンド。
私は赤川から入山するのは久しぶり。
同じ久住山なら、楽に登れる牧ノ戸ルートを選ぶのが普通だろう。
今日は麓の紅葉を期待してのこと。



分岐を右に進み久住山をめざす。



期待通り周囲には紅葉が残っている。


だが残念ながらまだ早朝ゆえ陽が射してこない。
陽が射さないと紅葉が映えない。
このルートは下りにするんだったかと後悔したが、いまさら引き返す気にはならなかった。



しっかりとした丸木橋を渡る。
今時こんな橋も珍しいよな。



ここは私の好きなポイント。



紅葉の散る登路を歩いていく。




ようやく朝日が射してきた。



周囲の展望が開ける場所で小休憩。扇ガ鼻に朝日が射している。
上空には素晴らしい青空が広がっている。実にいい気分だ。



山頂はまだまだ先だ。頑張ろう。



よく整備された階段を一歩一歩登っていく。
とにかくマイペース。焦りは禁物だ



ようやく山頂が見えた。



山頂に到着し、まずは阿蘇五岳を望む。
この開放感は素晴らしい。



星生山と扇ガ鼻。



中岳方面の山々。
遠く由布岳が雲の上に両耳を覗かせている。



岩の上に腰を下ろし、風景を眺めながら休憩。


時間を気にすることなくのんびりと休憩した。
さて、次の山に向かうとしよう。



御池に到着。



お気に入りのアングルで。



ほとりの岩の上より撮影。
岩の上に腰を下ろして小休憩。
振り返ればここは私の九重登山の原点だ。
14年前の6月13日のことを思い出した。



中岳に向かう。
わずかにガスが出てきているようだが、大丈夫だろうか。



中岳に到着。ガスは心配なく、気持ちよい青空が広がっている。
まずは大船山と平治岳を望む。
由布岳は雲に隠れてしまった。



久住山方面を振り返る。
阿蘇五岳が姿を見せている。



今日の食材。
うっかり卵を忘れた。



今日は至ってシンプルにたかな入りチャーシュー麺。



この3週間、4日に行われる行事の準備に、まさに忙殺されてきた。
通常業務だけでも早朝から夜まで忙しいのに、その業務はそのままで準備がプラスされているのだから当然だ。
だが、この行事の担当は誰かがやらなければならない。「やってくれ」と頼まれたからにはしっかりと役目を果たさなければ。
そんな忙しい日々から離れ、今日は心のリフレッシュ。食後のコーヒーをのんびりと味わった。
やっぱり、山はいいなあ。



計画(と言ってもないようなものだが)では、天狗が城経由で星生山に向かい、扇ガ鼻から下るつもりだった。
食事をしている間に気が変わり、稲星山に向かうことにした。



下ってきた中岳を振り仰ぐ。



稲星山に向かっていると、前を歩く男性が引き返し、白口岳へのルートを質問してきた。
ていねいに教えたが、「あの山に行きたいんですけど」と聞かれたので、たぶん地図も持っていないんだろうな…。



稲星山に到着したが、あいにく東側から次々にガスが湧いてきて展望はイマイチ。



ガスの切れ間になんとか撮影。


日射しがないので休憩していると寒くなってきた。
まだ12時だが、のんびり下ることにしよう。



神明水に下り、ここから南登山道を下る。
ロープが渡され、何やら看板がある。



こんな注意書きがあるところを見ると、誰かがここを下ったということなのだろう。
はたして無事だったのだろうか。



紅葉の終わった風景の中、淡々と下る。
周囲の開けた台地上の場所で稲星山と久住山を振り返った。



下っていくうち、紅葉がちらほら見えてきた。




名残の紅葉越しに阿蘇五岳を望む。



ここにも丸木橋がある。
この丸木橋、かなり年期が入っていそうだが、大丈夫だろうか。



猪鹿狼寺本堂跡を通過。


本堂跡から下っていくとき、数年前のことが思い出された。
確かこの先にきれいな紅葉があったはず。



その記憶は正しかった。
今日一番の紅葉に出会えた。



そしてこれも記憶に残っている標識。
こんな標識、一度見たら忘れない。



林道に合流し、あとはこれを下るのみ。



今年の紅葉も思うように見ることができなかったが、山は逃げない。
また来年に期待しよう。


翌4日(日)。早朝から行事の準備の最終チェックを済ませ、8時40分にスタート。
大きなミスやトラブルもなく、午後3時半に無事終了。その間ずっと気を張っていたので相当に疲れた。
片付けを終え、夜の打ち上げに参加。もちろん生ビールが最高にうまかったのは言うまでもない。


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