久住山・中岳

2018年11月24日


3連休の中日。天気は快晴の予報。
そこで牧ノ戸から入山し気楽に歩くことにした。

6時過ぎに出発。上空は雲一つない青空。気持ちよく歩いていく。
久住山避難小屋前で小休憩。ここでうれしい出会いがあった。
やがてゴマさん夫妻が到着し合流。一緒に久住山へ。
山頂で風景を眺めた後、御池に向かう。
御池は予想以上に凍結していた。
中岳で昼食。のんびりと過ごし、下山。
ところが西千里浜から延々と続く泥濘に大苦戦。
疲れ果てて牧ノ戸へと下った。

6:10牧ノ戸→6:40沓掛展望台→7:35~7:45扇ガ鼻分岐→8:20~8:45久住山避難小屋前→9:20~9:35久住山
→9:55~10:15御池→10:35~11:45中岳(昼食)→12:05御池→12:20久住分かれ→13:00扇ガ鼻分岐→13:55沓掛展望台→14:10牧ノ戸





3連休だが、初日の勤労感謝の日はいつもの休日出勤。
2日目は快晴の予報。気持ちよく歩けそうだ。
そんな夕方、ゴマさんからメール。くじゅうに霧氷が付いたという。
ゴマさん夫妻が霧氷を期待して牧ノ戸から入山するというので、どこかで落ち合うことにした。

6時10分、ゴマさん夫妻を待ちきれず、お先に入山。
気温は-3℃だが、風もなく、しっかり冬装備を調えてきたのでそれほど寒さは感じない。


なお、今日はかねてより私のHPを見て下さっている愛媛県在住のOさんが息子さんとくじゅうを楽しんでいる。
どこかでお会いできればと思っていた。



第1展望台にて黎明の空と三俣山のシルエットを望む。
遠く由布岳もくっきり見える。



沓掛の岩場より尾根道を望む。



扇ガ鼻分岐にて朝日を浴びた星生山を望む。



登ってきた朝日と久住山を正面に眺めつつ西千里浜を歩く。
陽が射してきて少し暖かくなってきた。



久住山避難小屋を見下ろす。


小屋の前の久住山を見上げる岩に腰を下ろした。
そのとき、2人組の登山者が単独登山の男性に声を掛けるのが聞こえた。
「中岳にはどう行けばいいんですか?」だがその男性は知らないようだ。
そこで横からしゃしゃり出て私が説明。
説明を終えたとき、2人組に道を尋ねられた単独男性から「久住山はどれですか」と驚きの一言。
まさかここで久住山を教えるとは思わなかった。
その直後、今度はそばにいた単独女性に私が声を掛けられた。
何度かお会いしたことのある赤毛日記のなおさんだ。
今日は朝駆けだという。雲もガスもなく単調だったとのこと。
やがてなおさんは早々と下山していった。



今日は雲一つない晴天のうえに、空気の透明度もすばらしい。


風景を眺めていると、なおさんと入れ替わるようにしてゴマさん夫妻が到着。
一緒に久住山に向かう。



久住分かれにて三俣山と由布岳を望む。



久住山頂に到着し、久住高原を見下ろす。
この開放感、最高だ。



阿蘇五岳を望む。
阿蘇の町並みが見える。こんなことは珍しい。



雲仙普賢岳も見えている。



星生山



中岳方面の山々。



祖母傾山系を望む。
ゴマさんがメールしたところ、丸山さんは今日は夏木山にいるそうだ。


さて、次は御池にいきましょう。



御池はほぼ全面が凍結していた。
だがもちろんまだ薄く、乗ることはできない。



いつものアングルで撮影。
写っているのはゴマさんのご主人。



私も岩の上に立って撮影。
まだ凍り始めたばかりだというのに、、すでに模様ができているのが面白い。



御池を後にして中岳に向かう。



山頂に到着し、久住山方面を振り返る。



山頂標識の横に立って大船山を望む。
これで霧氷があれば最高だが、それは贅沢というものだ。



由布岳や鶴見岳の右側の遙か遠くに目をこらすと、
雲の上に山のようなものが見える。
あれはたぶん中国山地の山だろう。



大船山の右にも遙か遠くに山が見える。
あれは四国に違いない。
四国が見えるのはめったにないことだ。

そう言えば愛媛県からいらしているOさん親子にはまだ会えていない。
写真を送ってもらっていたので、それらしい人を見ると顔をのぞき込むのだが…


今日はこの風景を眺めながらの昼食。



今日は冬メニューの初日。冬といえばうどん。
つみれ、白菜・椎茸・白ネギ、卵。



具だくさんのうどんが完成。



隣に腰を下ろしたゴマさん夫妻は、先日購入したメスティンを使って調理を始めた。
聞けば明日(25日)に山仲間と坊がつるでメスティンパーティをするのだそうだ。
私には「メスティンパーティって?」なのだが、どうやら多様な使い方のできるメスティンをみんなで楽しもうということらしい。
その前日ということで、今日は試作品を試してみるということのようだ。
うどんを作りながら見ていると、最初は肉まんを蒸している。なるほどこれはいい。
次はシューマイと餃子。一つ餃子をお裾分けしてもらった。温かくておいしい。
蒸し物もなかなかいいかもしれないな。


今度は私の番。食後のデザートの新メニューを試してみた。



新メニューは、ラスクをガスで焼き、ホイップクリームをのせただけのもの。
だがこれが、ラスクはすぐに焼けるうえ、温かくて甘くて、なかなかのもの。
これは今年の冬の定番になりそうだ。


食事を終えた。
そろそろ下山しましょう。



風が冷たいので天狗が城はパスして御池に下る。



今日二度目の御池。
氷の上に多くの石が投げられてしまっている。
どうしてきれいな風景を汚してしまうのだろう。



久住分かれにて久住山を見上げる。



星生崎の上に広がる青空を見上げる。
私はこの青空の色を表現する語彙を持ち合わせていない。


青空を見上げてしばしいい気分に浸ったのだが、
ここからは苦難の道が待っていた。



西千里浜はすでにどろどろの状態。
みなさんそこを避けて歩いていく。



扇ガ鼻分岐まで下り、星生山を振り返る。
青空はすばらしいのだが、まだまだ続く泥濘を考えると気が重い。


泥が靴に付いて重い。
しかもすべって転ばないように気を遣う。
3人が無口になっていく。


沓掛展望台まで下った頃にはへとへと。
こんなに下山が長く感じられたこともめずらしい。
コンクリート道を下ると靴も軽くなり、すべる心配もない。
ようやく会話が戻ってきた。



牧ノ戸登山口の直前、青空をバックにマユミの実を撮影し、山行を終えた。


残念ながら愛媛県のOさんとは会えずじまい。
Oさん、またの機会にお会いしましょう。


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