平治岳

2019年3月24日


くじゅうに咲き始めた花を撮影すべく、男池から黒岳をめざした。

6時40分、男池より入山。
うっすらと積もった雪を踏みながらゆっくり歩いていく。
ソババッケ手前の平治岳東尾根ルートの入口で思案する。
思案の結果、ゴマさんに連絡し、平治岳に変更。直登を登り始める。
直登の途中で休憩しているとゴマさん夫妻が追いついてきた。
一緒にゆっくり登っていく。
ようやく山頂に到着。北西斜面の霧氷越しに風景を撮影。
すぐに南峰に向かい、春の景色を眺め、大戸越に下る。
南峰と青空を見上げながら昼食を食べ、コーヒーを飲む。
その後はねらいの花を探しながら下っていく。
ユキワリイチゲやフクジュソウを撮影でき、満足して山行を終えた。

6:40男池→7:10かくし水→8:05東尾根ルート分岐→10:25~10:35平治岳北峰→10:50~11:05南峰
→11:35~12:45大戸越(昼食)→13:30ソババッケ→14:05かくし水→花散策→15:15男池





いつもの休日出勤を終えた土曜日の夕方。
明日(24日)は山行。さてどこからどう歩こうか。
そろそろくじゅうにも花が咲き始めているはず。
YAMAPをチェックすると、男池周辺で花を撮影したグループがいる。
そこで、男池から入山し、黒岳に向かうことにした。
ねらいは春の花なので、黒岳はあくまでも「付け足し」である。
そう決めたところにゴマさんからメール。なんと「男池から黒岳」と書いてある。
なんだ、似たようなことを考えているんだなあ。

6時過ぎに男池駐車場に到着。
ゴマさん夫妻はまだ到着していない。
途中で落ち合うことにして、6時40分に出発。



ゲートから見上げると、右に見える平治岳の山頂が白くなっている。霧氷だ。



入山してすぐに春色に出会った。
バイケイソウの芽吹きだ。



その後も春の気配を探しながら歩くものの、
風景はまだ冬のままだ。



何も見つけられないままかくし水に到着。



小休憩の後、うすく積もった雪を踏みながらさらに歩いていく。



ソババッケに到着直前、平治岳東尾根ルートの入口で立ち止まった。
木々の向こうには霧氷に覆われた山頂が見える。

この風景を見上げながらしばし思案する。
黒岳の山頂にも霧氷はあるだろうが、黒岳からだと背景になるのは大船山しかない。
それに比べて平治岳だと三俣山や中岳方面の山々も背景にできる。
しかもすばらしい青空。う~む…。
悩んだ末、ゴマさん夫妻に目的地の変更をお願いしてみた。
幸い2人から快諾を得て、平治岳に変更。よかった!



この東尾根ルートを登るのは2回目。
急登が続く長いルートなので、急いではいけない。
とにかくマイペースを守りながら、ゆっくりと登っていく。


途中まで登って休憩していると、下からゴマさん夫妻が追いついてきた。
ここから3人になり、さらにゆっくりと登っていく。


何度も立ち止まって風景を見上げるのだが、このルートは実に変化に乏しい。
登れども登れども風景が変わらないというのは精神的によろしくない。
時折YAMAPで現在地を確認し、ようやく登っていることがわかる。




ようやく周囲が開けた場所に到着。
大船山と黒岳を望む。
大船山は霧氷で白くなっている。
逆光の黒岳は見づらいが、それでもいくぶん白いようだ。



進行方向に目を向けると山頂が見える。
これはきっと南峰だろう。


さあ、もうひとがんばり。



ようやく山頂が近づいてきた。



山頂に到着。
分岐から2時間20分もかかってしまった。


まずは風景の撮影だ。
3月の霧氷はすぐに融けて落ちてしまう。



北西斜面には一面の霧氷が広がっている。
その霧氷越しに三俣山や中岳方面の山々を望む。



霧氷が青空に映える。



霧氷の中にいるゴマさん


まだ眺めていたいのだが、霧氷が融けないうちに南峰にも行っておきたい。



本峰と南峰の鞍部にて。
南峰の北西斜面の霧氷と三俣山。



霧氷越しに三俣山を望む。


ここのところ、「今回が今季最後の霧氷だろう」と思いつつ山行している。
まだ霧氷を見られるだろうか。それともこれが本当に最後になるのだろうか。



南峰山頂より坊がつると山々を望む。
南斜面にはもちろん霧氷は全くない。
まさに春の風景が広がっている。
坊がつるの中心部がわずかに黒っぽく見える。
先週野焼きを終えた直後なのでもっと黒いと思ったのだが。


去年は4月に骨折したせいでミヤマキリシマを見られなかった。
今年はなんとしてもこの風景がピンク色に染まるのを見たいものだ。



さて、大戸越に下って昼食にしましょうか。



大戸越に下り、平治岳南峰を見上げる。



今日の食材。
キャベツ・白ネギ・椎茸、もやし、うずらの卵、豚肉。



ちょっとだけピリ辛のチャンポンが完成。
デザートは前回持ってきたのに寒くて食べる気にならなかった、伊予柑である。



風もなく温かい。
しかもこの青空。


のんびりと味わい、デザートを食べ、コーヒーを飲む。
気づけば1時間以上経っている。
そころそ腰を上げましょう。



ソババッケまでは沢伝いに下っていく。
これがまた同じような風景が続くものだから、ずいぶん長く感じられた。



ようやくソババッケまで下ってきた。


いよいよここからが今日のメイン。(なんと「付け足し」の長いことか)
春の花を探しながら下っていく。


ところが花が見つからない。
ねらいの花どころか、花そのものがまだ咲いていないようだ。
それでもゴマさんやゴマさんのご主人が見つけ、教えてくれた。



まずはイワネコノメソウ。
小さいうえに緑色で、老眼の私には見つけるのは至難の業だ。



そばではアナグマが一心に穴を掘っている。
天敵がいないせいか、それとも私たちが危害を加えないことがわかるのか、
ちっとも逃げようとしない。


ねらいのユキワリイチゲを探す。
見つけられるのはつぼみばかり。そのつぼみさえなかなか見つからない。
これはまだ早かったか…とあきらめかけた頃…



きれいに開いたユキワリイチゲを見つけた。
もっとも最初に見つけたのは私ではなかったのだが(笑)




近くにはハルトラノオも咲いている。



そして、3人で苦労してやっと見つけた、もう一つのねらいのフクジュソウ。



男池園地に下る。



初めて見たカンアオイ。
不思議な形と色をした花だ。



シロバナネコノメソウ


ねらい通りの春の花を撮影でき、満足して山行を終えた。


ゴマさんのブログもぜひご覧下さい。(ただしタイムラグ有り)
大分の山ぼちぼちある記




ところで、お知らせがあります。
トップページにメールのアドレスを貼ってあるのですが、
3月16日を最後に、エラーメッセージが表示されてメールを受信できない状態が続いています。
何度か修復を試みたのですが、どうもすぐには戻りそうにないので、
下のメールアドレスを使用することにしました。



特に、3月16日以降、私にメールを下さった方は、ご面倒ですがもう一度メールを送信して下さい。
「メールを送ったのに返信が来ないぞ」という方、申し訳ありません。




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