坊がつる

2019年7月15日


3連休の最終日は梅雨の晴れ間の1日。
ゴマさん・Kさん、マルワイさんと一緒に長者原から坊がつるまで向かうことにした。
ねらいは花と雨が池に溜まっているであろう大量の水。

6時過ぎの長者原は深い霧に覆われている。そのうち晴れるよね、と言いつつ入山。
タデ原ですぐに花の撮影が始まる。タデ原を抜け登山道に入る。
大土石流跡手前でヤマアジサイの撮影会が始まった。
ようやく移動を再開し、雨が池に到着。だが予想(期待)とはずいぶん違っていた。
坊がつるに到着し、法華院山荘の談話室に入って昼食。
食べながら楽しい話がはずむ。1時間半ほどのんびり過ごして下山開始。
下山時もヤマアジサイを撮影し、タデ原に到着してさらに花散策。
実にのんびりと坊がつるまでの往復を楽しんだ。

6:20長者原→9:00雨が池→10:55~12:35法華院山荘(昼食)→13:55雨が池→15:25タデ原→16:10長者原





3連休の初日は午前・午後ともいつもの休日出勤。
昨年までなら2人で分担できたのに、今年は1人担当なので午前も午後も出勤せざるを得なかった。
2日目は3日目に山行するため、職場に向かい残務処理をした。
土日に何もしなければ翌週の仕事が回らないことは先週経験済み。
心置きなく山行するためにも頑張っておかねば。

さて、連休3日目は梅雨の晴れ間が広がるという予報。
ゴマさんから「どうしますか」のLINEが届いた。
「長者原から雨が池の様子を見に行きます」と返信すると、
ゴマさんとKさん、マルワイさんもともに同じようなことを考えているそうだ。
そこで6時に長者原を出発し、坊がつるまでお手軽山行することにした。
ねらいは雨が池とあちこちに咲いているはずの花たちである。


早朝、久住高原から瀬の本へと車を走らせていると青空が広がってきた。
期待して長者原に着いたものの、残念ながら深い霧に覆われている。
「そのうち晴れるよね」と言いつつ6時過ぎに入山。



平治号にあいさつして出発。
マルワイさんは長者原からの入山がほとんどなく、今回が3、4回目だという。
しかもほぼ5年ぶりくらいだというから驚きだ。
私はと言えば、毎年数回は長者原から入山している気がする。
前回は…と調べてみると、去年の9月16日だった。



タデ原湿原の木道を歩いていく。
この正面には指山と三俣山があるのだが、全く見えない。


ガスが立ちこめていても花の撮影には何の問題もない。
当然花を見つけると足を止め撮影会が始まる。



ガスに煙るハンカイソウ



ノハナショウブ



葉についている雫さえ美しい。



アザミの花にも水滴が付いているし、



キスゲの花弁にも水滴が付いている。



私が撮影した花や葉は、ほぼ同じようにみなさんも撮影している。
アングルが限られるので同時には撮影できず、順番待ちのときもある。
というわけでタデ原だけでずいぶん時間がかかってしまった。



今日は晴れる予報だったのに、一向に晴れる気配がない。
それどころか雨が降っているようで、雨粒が葉を打つ音が聞こえる。


やがてヤマアジサイの群落が現れてきた。
ヤマアジサイはこの季節を彩る代表的な花。
私にとっては今日のねらいの1つである。
それはみなさんも同様のようで、早速撮影会が始まった。




みなさんなかなか撮影を終えようとしない。
これでは坊がつる到着は一体いつになることやら…。

やがてようやく撮影会が終わり、「ではそろそろ」と歩き始める。



ようやく雨が上がり日が射してきた。
木漏れ日が差し込んできている。



ユキザサの果実


大土石流跡の手前にあるヤマアジサイの群落に到着した。
当然2度目の撮影会の始まりだ。



この辺りの花は青色が濃い。



主役はヤマアジサイではなく、水滴。



チダケサシ



ウツボグサ



今日のねらいの1つ、雨が池に到着。
大量の水が満々と…というのを期待していたのだが、
残念ながら池にはなっていなかった…



それでもわずかに溜まった水面に映る三俣山を撮影。
少しずつ広がってきた青空も映っている。
「一面の水面に澄み切った青空と三俣山が映って最高だ」というコメントを考えていたのだが、
そのコメントは今回お預け。使うのはいったいいつになるのだろう。


雨が池を過ぎれば坊がつるまで淡々と下るのみ。



途中、展望が開け坊がつるが見えた。


徐々に暑さを感じるようになってきた。
ここはまだ樹林帯なのでいいが、夏のくじゅうは暑さ対策が必要だ。



坊がつるに到着し、三俣山を見上げる。
上空にはすばらしい青空が広がっている。
今日は晴れると予想していたが、まさかここまで晴れるとは。



トンボが草の上に留まっているのを見つけて撮影。


某所に向かい花を探す。



ヤマオダマキ




今日の目的地である法華院山荘に到着。
長者原からなんと4時間半もかかってしまった(^^ )


談話室に入り、まさに談話しながらの昼食タイム。



今日の食材。
メインはベーコン。
スライスされた普通のではなく、ブロックのベーコン。
これをナイフで薄く切り、フライパンで焼いていく。
談話室に肉を焼くにおいが広がる(ごめんなさい)。



レタスとベーコンだけのサンドイッチ。
シンプルであっさりしていておいしかった。



続いてベーコン+マスタード+とけるチーズ。
濃厚な味わいにマスタードが効いてこれもおいしかった。
(カメラの設定を間違えてぼかしてしまった。
サンドイッチをぼかしてどうする)


持ってきた食材はサンドイッチにしてもう1回分。
パンが薄いのでそれくらいは食べられるだろうと思って持ってきたのだが、
これ以上食べるとゴマさんのカップケーキが入らなくなってしまう。
ベーコン+目玉焼きはあきらめた。(翌日の朝食になった)



マルワイさんの今日の昼食は焼きそば。
始めて作ったようで、ゴマさんから作り方を伝授されながらだったが、
初めてとは思えないできばえである。



そして恒例、ゴマさんのカップケーキ。
今日はコーヒーもいただいてしまった。ごちそうさまでした。


食べた後も談話が続く。
今日はここから下るだけなので時間に余裕があるのがいい。
それにこのメンバーなので、話が尽きない。
でもそろそろ下山しましょうか。



晴れていたのに、今日もまた曇ってしまった。



木道にてイブキトラノオ越しにガスかかる大船山を望む。



今度はノハナショウブ越しに三俣山を見上げる。


来た道を引き返す。
坊がつるから雨が池まではゆるやかな登りが続く。



雨が池に到着。
今日たくさん飛んでいたヒョウモンチョウを撮影。



帰りもまたヤマアジサイの撮影。




タデ原に戻ってきた。
ここでも花散策。(今日はずっと花散策だが)



オカトラノオ



クサレダマ(草連玉)。



キスゲ越しに指山とガスかかる三俣山を振り返り、今日の山行を締めくくった。


4人でいろんな話をしながら(ときにはカメラ談義をしながら)楽しい時間を過ごした。
これでまた1週間頑張れるぞ。


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