大船山

2019年8月3日


何の予定もない土曜日、天気予報は晴れ。
こんな日は大船山だ。

暑さを少しでも避けるため早朝入山。4時40分、ヘッドライトを点けて出発。
三叉路からコンクリート道を登っていくうち、少しずつ明るくなってきた。
ところどころに咲く花を撮影しながら登っていく。
ガラン台登山口で大船山の山頂を見上げると、なんと大きな雲に包まれている。
こんなはずじゃなかったと思いながら、晴れてくれることを祈りつつ進む。
柳ヶ水分岐で小休憩し、本格的な登りとなる。
マイペースを保ちつつ、鳥居窪で長めの休憩。見上げる山頂はまだガスの中。
展望岩で最後の休憩をし、山頂に到着。
だがガスで展望は全くなし。とりあえず昼食とする。
ゆっくり昼食を食べ、コーヒーを飲む。
1時間半が経過したが、ガスが晴れる気配は全くない。しかたなく下山することにした。
御池に下ると、これまで見たことがないほど水量が多い。
わずかな岸辺からノリウツギ越しに湖面を撮影。
東尾根ルートを淡々と下る。前セリに到着し、小休憩。
さらに淡々と下り、今水登山口に無事下山した。

4:40今水駐車場→4:50三叉路→6:10ガラン台登山口→6:35~6:50柳ヶ水分岐→7:40入山公墓入口→7:50~8:15鳥居窪
→9:00~9:10展望岩→10:00~11:25大船山頂→11:35御池→東尾根ルート→12:50前セリ→13:45今水登山口→13:55今水駐車場





何も予定のない土曜日。天気は晴れ。
しかも気象庁の天気分布予報を見ると、九州のほぼ全部が晴れになっている。
こんなときは気持ちよく晴れることがほとんど。
土曜日で晴れとなれば、大船山に決まり。


暑さを少しでも避けるため、早朝4時20分に今水駐車場を出発。
以前ここから出発する際、大量の虫がいたことを思い出し、車内で防虫スプレーをかけた。

ヘッドライトを点け、三叉路からコンクリート道を登る。
次第に明るくなってきてヘッドライトを消す。



もうすぐ夜明け。
東の空には雲がたなびいている。これでは朝駆けの人はいまいちかもしれない。


明るくなったので、花を探しながら歩く。



最初に見つけたのはホタルブクロ。
ただこのホタルブクロ、アスファルトの隙間に生えている。
根性ホタルブクロだ。



これはキリンソウだろうか。



ツリガネニンジン



陽が昇り、上空にはすばらしい青空が広がっている。



ネジバナ


ところが、ガラン台登山口のすぐそばまでやってきたとき…



見えるはずの大船山が見えない。
すっぽりと大きな雲に覆われてしまっている。
周囲にはすばらしい青空が広がっているというのに、なんてことだ。



黒岳にもガスがかかっているが、こちらの山頂は見えている。



山頂はガスとはいえ、ここまで来たからには引き返すわけにもいかない。
晴れてくれることを祈りつつ、先に進む。



15分ほど歩いて柳ヶ水分岐に到着し小休憩。



ダイコンソウを眺めながら行動食を食べる。
夏の行動食は「羽衣あられ」。この塩味がいい。


さて、ここからが本格的な登りになる。
焦らずゆっくり登ろう。



シモツケソウ



入山公墓前を通過。



鳥居窪に到着し山頂を見上げる。
山頂にはまだガスがかかったままだ。
果たして山頂に到着した時、このガスが晴れているかどうか。
ガスの晴れゆく様子やブロッケンや雲海などが撮影できたら最高。
…それとも撃沈か。



コバギボウシ


ちょっと長めの休憩を終えて出発。
ここから山頂までが大船山のきついところ。がんばろう。



ウド



今日一番見つけたかったのがこの花。
タマガワホトトギス。
見つけられてよかった。



ヤマアジサイはほぼ花期の終わり。



展望岩には男性が休憩中。
「ガスですねえ。」「こんなはずじゃなかったんですけど」
2人とも声に元気がない。
男性が出発した後、とりあえずカメラを構えたのだが、
このガスでは一体何を撮ったのかさえわからない。



イブキトラノオ



イヨフウロ



山頂を見上げたが、ガス…



チダケサシ


花に励まされ、なんとか山頂までたどり着きそうだ。



山頂下の台地に到着し、ノリウツギ越しに山頂を望む…はずがこのありさま。



ほぼホワイトアウト状態の山頂に到着。
花の撮影やら長めの休憩やら、とにかくマイペースだったことやらのせいで、
今水駐車場から5時間20分もかかってしまった。
これほど時間を掛けたにもかかわらずまだガスっているとは…。



この深いガスでは風景の撮影などできるはずがない。
そこで昼食づくりにとりかかる。
今日の食材は牛肉、卵、しめじ・タマネギ。



牛丼の完成。
スープは、とりあえずザックに入っていたコンソメスープ。



暑さ対策どころか、風が吹いて寒くなりカッパを着込んだ。


食後のコーヒーを飲む。
いつもなら風景を楽しみながらなのだが、今日はただのコーヒーだ。


山頂到着後、約1時間半が過ぎた。
それでもガスが晴れる気配は全くない。
しかたがない、今日はあきらめて下山することにしよう。
まあ、こんなこともあるさ。



山頂から御池を見下ろしたのだが、このガスでは見えるはずがない。


せめてもと思い、御池に降りることにした。



御池には水が満々と湛えられている。
いつも写真を撮っている場所もほぼ水没している状況。
こんなに水量が多い御池は初めてかもしれない。



足場を気にしつつ、ノリウツギ越しに御池を撮影。
ほぼ水面と岩しか映っていないように見えるが、
よく見ると対岸の岩がかすかに見えている。


下山は東尾根ルートと決めていた。
こちらは花が少ない。淡々と下っていく。



前セリに到着。



すぐ近くの分岐には立派な標識が新調されていた。
今度のは指し示す方向もバッチリだ。


下山中、中岳に登ったゴマさんからLINE。
中岳もガスガスだったそうで、お互いに「ガスでした~」と報告し合ったのだが、
ゴマさんはなんと明日(日曜日)に再度登るそうである。
私にはそんな体力はないな~


淡々と下山し、久しぶりに温泉で汗を流して帰宅した。


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