中岳・天狗が城

2019年9月15日


三連休の中日。職場の同僚のふーみんを連れて牧ノ戸から入山。
ゴマさん、ゴマさんのご主人、Kさんと一緒にスタート。
ふーみんは超のつく初心者のため、ゆっくり歩いていく。
しかも私たちが花を見つけてはカメラを構えるため、さらに歩みが遅くなる。
久住山避難小屋前に着いて小休憩。相談の結果、中岳に向かうことになった。
御池を経由して中岳に到着。朝駆けのマルワイさん、鳴子山経由のミッチさん修さんが待っていた。
8人での賑やかな昼食を食べ、恒例のゴマさんのパフェを食べコーヒーを飲む。
実に楽しい2時間を過ごし、天狗が城へ。
山頂から慎重に下る途中でミッチさんと修さんとはお別れ。
下山時も花を撮影しながらのんびりと下っていく。
青空の中の登山はふーみんも大満足だったようだ。

6:20牧ノ戸→6:55沓掛展望台→7:05沓掛山→8:15扇ガ鼻分岐→9:00久住山避難小屋前→9:10久住分かれ→9:35御池→10:10~12:05中岳(昼食)
→12:30~12:40天狗が城→13:15久住分かれ→14:05扇ガ鼻分岐→15:00沓掛展望台→15:15牧ノ戸





9月13日(金)の夕方、仕事がなんとか一段落ついたとき、三連休の山行に心を向ける余裕がようやく出てきた。
そこで、8月18日に坊がつるに連れて行った職場の同僚2人に声を掛けると、
そのうちの1人、ふーみんが「ぜひ!」と応じてくれ、一緒に山行することとなった。

さて、超初心者を連れてどのルートに向かうべきか。
若い女性ということもあり、牧ノ戸から入山し、避難小屋で久住山か中岳を選ぶことにした。
決め手は避難小屋の隣にトイレがあるということだ。


早朝5時40分に牧ノ戸に到着。ところが既に駐車場は満車。これには超びっくり!
ミヤマキリシマや紅葉の時ならいざ知らず、まさか今日これほどとは思わなかった。
ここのところ週末に晴れていないため、みなさんこの日を待ちかねていたのだろう。
ゴマさんたちがまだ到着していないので、のんびりと準備を整える。
そのうちゴマさんとゴマさんのご主人、Kさんが到着。



6時20分に入山。
上空は雲一つない青空。これはいい1日になりそうだ。


超初心者のふーみんは今日が山行2回目。
とはいえ1回目は吉部から坊がつるまでのピストンだったので、
実質今回が初めてと言っていいだろう。
いきなりコンクリート道でペースを上げすぎると酸欠になってしまう。
そこで、私とゴマさんと一緒に超スローペースで登っていく。



第1展望台に上がるとススキが朝日を受けて輝いていた。
下界はまだ暑いが、山には秋が確実に訪れている。



サイヨウシャジン



沓掛展望台に上がり阿蘇五岳を望む。
晴れてはいるが、かなり霞んでいるようだ。



尾根道に咲いているワレモコウを撮影。



いつもは通過する沓掛山に寄り道した。
ふーみんにとって記念すべき1座目。
だが1座目が沓掛山ってのは考えるとちょっと微妙かも…(笑)



はしごを慎重に下っていく。


初心者に合わせてゆっくり歩いているのだが、
それをさらに遅くするのが時折現れる秋の花たち。
ふーみんにはあらかじめ「花があるとしばらく止まるからね」と言ってある。



アキノキリンソウ



フクオウソウ



マツムシソウ


マツムシソウを撮影していると、そばに立っているふーみんが一言。
「マツムシソウって、歌に『鳴いてる』って出てきませんでした?」
そんな歌あったっけ…?と私たちがが首をかしげていると、
「ほら、あの…『あれ まつむしが鳴いている』…」
「それはマツムシ!」「マツムシソウは鳴かないよ」と一同爆笑。


しばらく歩いていると再びふーみんが一言。
「尾瀬の歌にマツムシソウが出てきませんか?」
我々がまた首をかしげていると、
「『夏が来~れば思い出す』の歌です。『マツムシソウの花が咲いている』…」
「それはミズバショウ!」一同再び大爆笑。
なかなかの天然なふーみんであった。



斜光さす星生山西斜面。


扇ガ鼻分岐を過ぎ、またも花の撮影。



ホクチアザミ



イヨフウロ



ケルン並ぶ西千里浜を歩いていく。
吹く風がさわやかで心地よい。



やがて正面に久住山が見えてきた。



久住山避難小屋を見下ろす。



避難小屋前で小休憩しながら久住山を見上げる。
久住高原側からガスが上がってきている。
あのガス、広がらないでほしいなあ…


ふーみんがまだまだ十分元気なので、御池経由で中岳まで足を伸ばすことにした。
マルワイさんにもLINEで目的地を送信。「中岳で合流しましょう」


今日はリンドウが咲いているはず。
そう思い周囲を探しながら歩いていく。
まだ開ききっていない花さえまだちらほらしかない。



ようやく見つけたリンドウを撮影。



そしてもう一輪。



空池の縁を御池めざして登っていく。



御池に到着し、湖面越しに中岳を望む。
ふーみんは初めて見る御池に感激したようだ。
私も初めて御池に来たときの驚きを思い出した。



ゴマさん達が先に行ってしまったので、2人で御池周辺の景色を眺めつつゆっくり歩いていく。
ふと見ると、遠くわずかに山頂が見える。あの山頂は…涌蓋山だ。
長年ここを歩いているが、この位置から涌蓋山が見えるなんて知らなかった。



御池越しに星生山を望む。いつものアングルだ。
池のほとりのテラスにいるのは先に行ったゴマさん。



真っ青な空と真っ青な御池。
なんて深い青だろう。



再び5人が合流し、一緒に中岳をめざす。



中岳に到着。
中岳に朝駆けしたマルワイさん、鳴子山経由で来たミッチさん・修さんと合流。
合計8人の大所帯となった。


とりあえず風景を撮影しておこう。



大船山と平治岳。



坊がつるにはテントがたくさん並んでいる。
この三連休はテント泊にはいいだろうな。



歩いてきた御池方面を振り返る。


8人で腰を下ろし、賑やかに昼食つくりが始まった。


マルワイさんはここのところ調理の技が半端なく上達している。
聞けば自宅で事前に作ってみているという。さすが!
今日は2種類のホットサンド。私はツナの方をいただいたが、おいしかった!



私はというと、前回とほとんど同じ。違うのはラーメンのメーカーくらいだ(笑)。



前回と全く同じではなあ…ということで、
煮卵を切り、たっぷりのネギを散らした。



地面に置いて撮影すると他の方(グループ以外の方)が写り込んでしまう。
そこで手に持って撮影。
これならどこでも撮影できるぞ。


みなさんの昼食も次々にできあがった。
実に賑やかな昼食タイムだ。
おにぎりやお弁当だけで簡単に済ませ、すぐに下山するグループもあるが、
いつも私たちは、ゆっくり山頂で過ごすこのスタイル。
この楽しさが登山の楽しさのかなりの部分を占めている。


昼食の後は、恒例のゴマさんお手製のパフェタイム。
今回もみなさんが持ち寄ったフルーツや、ゴマさん手作りの栗の渋皮煮が入り、実に豪華。



肝心のパフェにピントが合っていない!なんてことだ!


パフェを食べながら、コーヒーをゆっくり味わう。
このひとときが最高にいい。



ゴマさん撮影。ゴマさんいわく、師匠と弟子の図だそうである…


楽しい時間は過ぎるのが早い。山頂到着後、2時間が経とうとしている。
そろそろ腰を上げましょうか。



いつものように天狗が城を経由。
すぐ近くなので一頑張りだ。



山頂に到着。



御池と空池、久住山を撮影。
改めて御池と空池を比べると、なぜ御池だけに水があるのか不思議だ。



次の山行は三俣山かな。
西峰や南峰のリンドウの咲具合はどうだろうか。今から楽しみだ。



山頂を後にして下りましょう。
ここは石がゴロゴロしているので慎重に。
誰かのように転んで骨折なんてことになってはダメですよ。



白口岳経由で下山するミッチさんと修さんとはここでお別れ。
今日も楽しかったです。またお会いしましょう!



西千里浜を下山中。
リンドウを撮影中のゴマさんと久住山をアキノキリンソウ越しにパチリ。



リンドウ越しの久住山をなんとかゲット。



扇ガ鼻分岐より星生山を振り返る。


久しぶりに青空の山を楽しむことができ、実にいい気分で山行を終えた。


下山時はさすがに会話が減ったものの、ふーみんは最後まで元気だった。
「楽しかった」と言ってもらえたので、次回も誘ってみよう。




今回ご一緒したみなさんの記録もぜひご覧下さい。

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      ※かなりタイムラグあり

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