三俣山【朝駆け】

2019年9月26日


研修旅行の振替休みを利用して平日山行。
めざすのは三俣山。ねらいはもちろんリンドウだ。
早朝3時に大曲に到着し、ゴマさん夫妻と一緒にスタート。
上空はすばらしい星空が広がっている。
すがもり越を経由して西峰の稜線に到着。
ところが東の空に雲が広がり始めた。
まだ夜明けには時間がある。そこでⅣ峰まで行くことにした。
Ⅳ峰に到着したものの、周囲にはガスが立ちこめている。
やがて修さんが到着し4人で夜明けを待ったものの、見事に撃沈。
しかたなく南峰に向かう。
南峰に到着するとわずかにガスが晴れ周囲の展望が開けた。
山頂で楽しく朝食。ゴマさんのデザートとコーヒーを味わう。
ガスが晴れないので下山開始。途中、わずかに開き始めたリンドウを撮影。
西峰の稜線まで下ったところで私とゴマさん夫妻はあきらめきれずに待機することにした。
コーヒーを飲みながらのんびり待つうち、ようやくリンドウが開き始めた。
なんとかリンドウを撮影し、下山した。

3:10大曲→4:10すがもり越→4:45三俣山西峰稜線→5:25~6:25Ⅳ峰
→6:40~8:25南峰(朝食)→9:15~11:15西峰(待機)→11:35すがもり越→12:35大曲




九重連山のあちこちにリンドウの咲く季節になった。
ところがこの秋は週末ごとに天気が良くない。
そこで、先日の研修旅行の振替休みを取得して、平日山行することにした。
目的地は三俣山。ねらいは西峰と南峰に咲くリンドウである。

ところがその前日、ちょっとした段取りのミスのため、
26日の午後、打ち合わせをしなければならない事態になってしまった。
のんびりとリンドウを撮影しながら三俣山を満喫しようと思っていたのに…。
残念な気持ちでいたところ、ゴマさんも同じ日に休みを取っており、Ⅳ峰に朝駆けするという。
早めに下山するため、私も朝駆けすることにした。
天気予報では午後は下り坂だと言っているし、ちょうどいいかもしれない。


早朝3時に大曲到着。
ちょうどゴマさん夫妻が到着した直後だった。
装備を調え、3人一緒に入山。
上空には一面に青空が広がっている。
今日は満開のリンドウが見られそうだぞ。


すがもり越を経由して西峰の稜線に到着。
東の空を見上げると、雲が広がってきている。
先程まで見えていた三日月も雲に隠れてしまった。
そればかりか、本峰と南峰にガスがかかっている。
3人でどうしようか相談しているうちにガスが消えた。
まだ夜明けには1時間以上ある。
そこで、ガスがどうなるかわからないが、Ⅳ峰まで行くことにした。



Ⅳ峰に到着したが、周囲はガス。
これでは夜明けは期待できそうにない。
それでも大逆転を信じて待つしかない。


その後、修さんが到着し4人となった。
たわいもない話で盛り上がるが、ガスは晴れない。
結局、夜明けの時刻を過ぎてもガスは晴れないまま、撃沈決定…。



しかたなく南峰に向かうことにした。
なお、ここからは草をかき分けながら進んでいく。
しかも草の葉には朝露がびっしりついている。
そこで雨がっぱのズボンをはいた。これなら濡れずにすむ。



南峰に到着するとガスが晴れ、周囲の展望が開けた。
ガスのかかる本峰(左)と北峰(右)を望む。



Ⅳ峰(右)の向こうに星生山を望む。



ガスの向こうに久住山方面の山々を望む。



大船山と平治岳を望む。
わずかな雲の隙間から朝の光が覗いている。



足下にはリンドウの花がたくさんある。
だがどれも開いていない…(T_T)


4人で相談し、山頂標識のそばで朝食タイム。
風景や花がイマイチでも、仲間と食事を食べる時間の楽しさは変わらない。



今日の食材。



チーズとバジルを効かせたトマトリゾットの完成。
作り方は簡単。
アルファ米にお湯を注ぎ、しばらく待つ。
できあがったアルファ米に湯を注ぎ、ベーコンを加えて煮る。
ミートソースを入れて加熱し、最後に溶けるチーズを載せ、バジルを散らして完成。
チーズとバジルがあってかなりいい感じに仕上がった。



食後はゴマさんお手製のデザートタイム。



フランスパンでつくったフレンチトーストとフルーツ。
それに私が入れたコーヒー。



リンドウはまだ開かない…
それでも撮影しておこう。


ガスが晴れないので、ゆっくり下山することにした。


途中、わずかに開いたリンドウを見つけ、撮影する。




アキノキリンソウを前ボケにして撮影。
だが肝心のリンドウが開いていないのでは…



西峰の稜線まで下ってきてしまった。


ここからはすがもり越に下るばかり。
ここは決断が必要だ。下るか、それとも晴れるのを待つか。
天気予報は下り坂のはず。そうだとすればガスは晴れない。
でも今日はもしかすると、この秋リンドウを見られるラストチャンスかもしれない。
そう思うと下山する気にならない。というより、決断できない。
そこで話をしながらだらだらと時間をつぶすことになった。
そのうち修さんは待ちきれなくなったのか、「白口岳に行きます」と言って出発した。


時間をつぶすために今日2杯目のコーヒーを飲む。
晴れないかなあ…と何度も空を見上げる。
そのうち、少しずつ雲が薄くなった気がしてきた。



一瞬だがガスが晴れ、星生山(右)と久住山(中央やや左)が見えた。


気のせいか、気温も少し上がったような感じがする。
すると、偵察に行ってくれたゴマさんのご主人から、「リンドウが咲いてる!」



きれいに開いたリンドウ



近くのリンドウも少しずつ開いている。




あきらめずに粘ってよかった….。
これは皆さんが一緒だったおかげ。
1人だったら間違いなく早々に心が折れて下山していたはずだ。


佐伯市に早く戻らないといけない私に合わせ、そろそろ下山の時刻。
でもリンドウが撮影できたので、気分良く下っていく。



下山も深いガスの中。
右にあるはずの三俣山を眺めつつ下っていく。


ところが下っていくと青空が広がってきた。
どうやらガスがかかっているのは三俣山周辺だけのようだ。



ススキ越しにガスかかる三俣山を振り返る。


大曲に下山しすぐに車を走らせる。
自宅でシャワーを浴びて職場に向かい、打ち合わせの時刻になんとか間に合った。




同行した方々の記録もご覧下さい。

ゴマさん

修さん




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