扇ガ鼻・御池【朝駆け】

２０２０年１月１９日

天気が今ひとつの日曜日。
ゴマさん・あずきさんと牧ノ戸から朝駆け。
５時に出発し扇ガ鼻をめざす。
台地に到着し朝日を迎えた。
雪の残る風景を眺めながら歩いていくと、ガスが広がってきた。
ガスの御池に到着し、ソリ遊びを楽しむ。
その後は池の小屋で昼食タイム。
小屋を出ると深いガス。これはすぐには晴れそうにない。
そこでのんびり下山することにした。

5:00牧ノ戸→5:30沓掛展望台→6:25扇ガ鼻分岐→6:45～7:35扇ガ鼻→8:00扇ガ鼻分岐
→8:35～8:45久住山避難小屋前→9:15～9:55御池→10:00～11:20池の小屋（昼食）
→11:25御池→11:45久住山避難小屋前→12:35扇ガ鼻分岐→13:30沓掛展望台→13:45牧ノ戸

前回の山行の翌日（１月１４日）にくじゅうに雪が降った。
ネットでそれを確認し、「どうかこの雪が融けませんように」と祈る日々。
ところが無情にも木曜日に晴れてしまい、どうやらかなり融けたようだ。
そんな日曜日、天気予報は昼頃に寒冷前線が通過するため、「くもり昼頃に雪」というもの。
山行には不適かもしれないが、行けるときに行っておかないと後悔する。

５時にゴマさん・あずきさんと一緒に牧ノ戸を出発。
上空には星が見える。これはいい兆候だ。
しかもコンクリート道には押し固められた雪。この冬初めての雪道だ。
のんびりゆっくり登っていく。

今日はムギさんは風邪気味ということでお休み。
そこで私が先頭を歩くことになった。
今日の目的地は扇ガ鼻。天狗が城や中岳であれば急がなければならないが、
扇ガ鼻であれば余裕で間に合う。
周囲の木々を眺めながら歩いていくのだが、残念ながら霧氷はない。
それでも扇ガ鼻分岐直前にはわずかな霧氷が着いていた。

扇ガ鼻分岐から一頑張りで台地に到着。
雪の積もり具合を見てザックを置き、三脚をセットした。

本日の黎明。
左に見えているのは久住山だ。

まだ暗闇の中の扇ガ鼻山頂を見上げる。

阿蘇方面には雲海が広がっている。

徐々に明るくなってきた。夜明けが近い。

寒さに耐え夜明けを待つゴマさんとあずきさん。
だが前回の大船山の極寒を思えば、この寒さ、たいしたことはない。

寒さに耐えているとき、ＳＮＳが届いた。
みのりんさんが牧ノ戸から入山したという。
どこかで会えるといいな。

やがて７時１８分に朝日が昇ってきた。

朝日を受けわずかに染まった雪の向こうに久住山を望む。

扇ガ鼻山頂にも朝日が注いでいる。

ぼんやりとした朝日だったけど、まあよしとしましょう。
３人で台地から下っていく。

霧氷越しに星生山を望む。
台地から扇ガ鼻分岐に下る間は、日陰になっているためだろう、雪と霧氷が残っていた。
これで星生山が白ければいいのだが…

雪の斜面越しに涌蓋山を望む。
正直今日これほど雪が残っているとは思わなかった。

　扇ガ鼻分岐にてわずかな霧氷越しに星生山を望む。

西千里浜を歩いていくうち、少しずつガスが広がってきた。

正面に見えてくるはずの久住山にもガスがかかっている。

星生崎下より久住山と避難小屋を望む。
天狗が城がまだ見えている。このまま展望が見えていてくれればなあ…

避難小屋前にてわずかに残った雪の向こうに久住山と阿蘇根子岳・高岳を望む。

わずかに霧氷が残る中、御池をめざす。

御池に到着すると、完全に凍結した湖面の上に多くの人が乗り、はしゃいでいた。

私たちも負けてはいられない。
すぐにアイゼンを付け、氷の上に立つ。

早速ゴマさんが背負ってきたヒップソリで遊ぶ。
ソリは一人では遊べない。誰かに引っ張ってもらわないと。
私もゴマさんとあずきさんを引っ張ったのだが、これがけっこうしんどい。
それでも童心に帰って楽しめるこのヒップソリ、お薦めです。

ひとしきり遊んだ後、ふとＳＮＳを見ると、みのりんさんから「御池に着きました」とメッセージ。
この多くの人の中、しかもガスで見通しが効かない状況で果たして会えるだろうか。
それでもよくしたもので探しているうち会うことができた。

出会ってすぐソリ遊びをするあずきさんとみのりんさん。

さて、そろそろ池の小屋に向かいましょう。

すぐに池の小屋に到着。
御池にいた多くのグループでひしめき合っているのじゃないかと心配していたが、
意外にも中には座る場所があった。
しかもそこは小屋の一番奥。

中には１月３日にゴマさんたちが作ったテーブルがそのまま残っていた。

今日の食材。
大根・人参・椎茸、豚肉、白菜・白ネギ、粉末のカレー粉。

カレーうどんの完成。

残ったスープにおにぎりを入れてカレー雑炊にしてみたが、これはイマイチだった（笑）。

デザートにしようと思って持ってきた焼き芋をガスバーナーで温め、３人で分け合って食べた。
温かいデザートがなかなかなくて困っていたが、これはお手軽でいい。

食事が終わり、さてどうしようか。
外はまだガス。一向に晴れる気配がない。
天気予報でも１日くもりだったし、今日はあきらめるしかないかな…

小屋を出て御池に下ると寒々しい風景が広がるばかり。

久住山避難小屋の前にはなぜだか人だかりができていた。

「１０分でもいいから晴れて青空が見えてくれないかな～」と言いながら下っていく。

アセビの花芽も寒さに凍えている。

沓掛の岩場で尾根道を振り返ったが、真っ白で何も見えなかった。

踏みしめられた雪を踏みながら牧ノ戸へと下っていく。
後半はガスだったが、朝日を見られたし、ソリ遊びもできた。
今日はこれでよしとしよう。

一緒に山行したゴマさんの山行日記です。
ゴマさん

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