大船山

2020年2月8日


7日(金)、くじゅうに雪が降った。
そこで、雪が深いことを期待して大船山に向かうことにした。

今水駐車場に一番乗り。装備を調え今水登山口に向かう。
登山道には昨日下った方々のトレースがある。
そのトレースをたどって登っていく。
前セリから東尾根ルートへ。
登っていくと風が強いためだろう、トレースが消えた。
新雪を踏みながらゆっくりと登っていく。
ようやく急登をクリアし、林の中を山頂へと進む。
ようやく到着した山頂だが、周囲はガスで見えない。
昼食を食べコーヒーを飲んでもガスのまま。
そこで一旦御池に下り、湖面を撮影してから下山開始。
雪を踏みながら淡々と下った。

6:15今水駐車場→6:25今水登山口→7:45前セリ→東尾根ルート→10:40~12:25大船山頂(昼食)→12:30~12:40御池
→ガラン台ルート→13:25展望岩→13:50~14:15鳥居窪→14:45柳ヶ水分岐→14:55ガラン台登山口→15:30三叉路→15:35今水駐車場




2月7日(金)の早朝、牧ノ戸ライブカメラを見ると雪が降っている!それもかなりの積雪だ。
いきなりテンションが上がる。ところが翌日の土曜日はいつもの休日出勤が入っている。
そこで急遽休日出勤を取りやめにして山行することにした。
今年は暖冬。雪があるときに行っておかないと後悔してしまう。

牧ノ戸の雪は前回よりも深いように見える。雪が深いとなれば大船山だ。
しかも東尾根ルートだともしかするとトレースがないかもしれない。
新雪を踏むチャンス。というわけで今水から東尾根ルートで登ることにした。


早朝6時前、先頭で今水駐車場に到着。
準備を整えて出発する頃、2台目が到着した。
駐車場を出るとすでに雪道。これはいいぞ。



登り始めると足跡がある。
よく見ると下山時のもののようだ。
たぶん、昨日下山した方々の足跡なのだろう。



トレースがあれば道に迷うことはない。
雪を楽しみながらゆっくり登っていく。



雪はまだそれほど深くない。5㎝ほどだろうか。



やがて朝日が射してきた。



前セリ分岐を通過。



前セリ分岐から3分ほどで前セリに到着。
ここは東尾根ルートの分岐点。
右(直進)は風穴へ向かうルート。
東尾根ルートはここから左折して登っていく。


今日のメインはここからの雪道。
それに備えてアイゼンを着け、チョコを食べて糖分補給。


登り初めは今までと同じく下山時のものと思われるトレースがある。
ところがそのうち違う足跡に気がついた。



その足跡がこれ。
もちろん人の足跡ではない。
形から考えて鹿だろうか。



木々の間から黒岳を望む場所で小休憩。



ここからの登山道にはトレースが消えていた。
強い風のために消えたのだろう。
これこれ、これを楽しみにして来たんだ!



まさに新雪!それを踏んで歩く楽しさ!これはいい!!



木々の影もおもしろい。


雪が深くなってきた。
足を踏み入れてみないと深さがわからないのだが、
平均して15㎝から20㎝ほど。



ここは今日一番雪の深かった場所。
わずか数歩だったが、膝まで埋まった。(*^o^*)



米窪を眺めるポイントに到着。
米窪方面の上空には青空が見える。
ガスが強い風に流されている。
山頂が晴れているといいな…。



急登はまだまだ続く。
雪がなくてもこのルートはしんどい。
数歩歩いては立ち止まっては息を継ぎ、
また数歩歩いては立ち止まる。



ようやく山頂方面が見えた。青空だ!
よし、頑張るぞ!



やっとのことで急登を登り終え、平坦な道になった。
この一面の雪景色の中に足跡をつけていく。
これはタマラナイ!



雪の深さはこれくらい。(*^▽^*)



林の中に入るとこんな風景が続く。
登山道が完全に雪に埋もれている。
たよりは赤テープと「たぶんこっちだろうな」という勘。
この写真だとルートは右だ。



山頂が近づいてくる。



やがて山頂直下、御池を見下ろせるポイントにやってきた。
その御池を見下ろしてみたが、ガスの向こうにかすかに見えるのみ。



ようやく山頂に到着。
今水登山口から4時間15分。


晴れていれば絶景が望めるのだが、残念ながらガス。
山頂には単独登山の男性が2人。
「ガスですね」とご挨拶。
2人はそれぞれ御池に下っていった。


山頂には強い風が吹いている。
御池に下ろうかとも思ったが、もしわずかでも晴れたら…と考えると、山頂で待ちたい。
そこで、御池を見下ろす岩の風下に腰を下ろした。
ここまで着ていた厚手のウインドブレーカーを脱ぎ、モンベルのダウンを着込む。
すると寒さを感じなくなった。これなら大丈夫だ。さすがモンベル。



今日もうどん。
白菜・長ネギ・椎茸、豚肉、キムチ。
それと揚げ玉に、途中のコンビニで買った温泉卵。



キムチうどんの完成。



うどんの完成と同時にわずかにガスが晴れた。



ガスの向こうに御池を見下ろす。


うどんの次はデザート。
昨日スーパーで買った焼き芋を温める。



寒いときの焼き芋はほんとにおいしい。


そして締めはコーヒー。
のんびりと味わう至福のひととき。


山頂に到着して1時間半が経ったが、ガスは晴れない。
せめて山頂の風景を撮影しておこう。



背景も青空もない霧氷を撮影。



段原方面の谷底から、体ごと持っていかれそうな強風が吹き上げてくる。


今日のガスは晴れそうにない。
しかたなく御池に下ることにした。



完全に凍結した御池に下ってきた。



霧氷越しに湖面を望む。




湖面を歩き山頂を振り返ってみたが、
青空がないので寒々とした風景が広がっているだけである。


これでは長居は無用だ。下山することにしよう。



台地に上がり山頂を振り仰ぐ。



下山はガラン台ルート。
こちらはしっかりとトレースがある。



いつものように石仏に手を合わせた。


ところが、手を合わせていると、すぐ近くで人の声がする。


石仏のほんの数m先の狭い登山道で、3人の年配の男女が立ったまま食事中。
山頂が寒かったためのようだが、何もこんな狭い登山道で立ったまま食べなくても…(笑)



展望岩より久住高原を見下ろす。



雪を踏みながら下っていく。



鳥居窪まで下ってきた。
山頂方面を眺めながら、今日2杯目のコーヒータイム。
ところがこの休憩中、左足の太ももの筋肉が激しくつってしまった。
それほど東尾根の雪の急登が厳しかったということだろう。


しばらくすると足のつりも回復。
さあ、下るとするか。



下るにつれて雪が少なくなっていく。



柳ヶ水分岐を通過。



ガラン台登山口まで下ってきた。
山頂を振り返るとまだガスっていた。



長い長いコンクリートの道を下っていく。
今日は以前よりも長く感じられた。


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