坊がつる・三俣山(西峰)

2020年3月8日


午後から晴れるという予報の日曜日。
長者原から雨が池経由で坊がつるに向かい、
すがもり越経由で下る周回ルートを歩くことにした。
予報通りに晴れれば三俣山の西峰に向かうつもり。

いつもより遅い7時半に長者原を出発しのんびり歩いていく。
雨が池で小休憩。だがガスで何も見えない。
坊がつるに到着し、満開のマンサクやアセビの花芽を撮影。
やがて沢水から入山したみなさんと合流。
法華院山荘に向かい、談話室で賑やかに昼食タイム。
食後の豪華なケーキを食べて山荘を出ると、一気に晴れた。
みなさんと分かれ、1人すがもり越をめざす。
すっきりと晴れた中、西峰へ。山頂で風景を撮影し、すぐに下山。
ぬかるみに足を取られながら慎重に長者原へと下った。

7:25長者原→8:55~9:10雨が池→9:40坊がつる→11:00~12:00野営場→12:15~13:35法華院山荘(昼食)
→北千里浜→14:25すがもり越→14:55~15:10三俣山(西峰)→15:30すがもり越→15:50坊原→16:35長者原




世の中は今、新型コロナウイルスでおおごとになっている。
早く収束してほしいとは思うものの、現状を考えると長引きそうな気配がただよっている。
報道では「人の集まる風通しの悪い場所には行かないように」とされている。
幸い、山はその条件には全くあてはまらない。
人は集まらないし、風通しも抜群(当たり前だ)。
そこでこの週末もいつものように山行することにした。

7日(土)は午後から雨。しかも8日(日)の早朝まで降るという。
その8日は午前中はくもり、午後から晴れの予報。そこで山行は8日に決定。
だがどこからどう歩くかが悩ましい。
雨の後の牧ノ戸ルートは避けるにこしたことはない。
午前中はガスだろうから、展望のないであろう大船山もパス。
となると三俣山かな…でも南峰から坊がつるへのルートは避けよう。
などと思案しているとゴマさんからLINEが届いた。
沢水から坊がつるに向かうらしい。ねらいは佐渡窪と坊がつるのマンサク。
同行しようかとも思ったのだが、そのルートだとピストンになるはず。
下山時は晴れる可能性があるのだが、樹林帯を下っていくことになる。
そこで、長者原から入山して雨が池経由で坊がつるに向かうことにした。
坊がつるで合流した後はすがもり越に向かい、予報通り晴れれば三俣山の西峰に登れるだろうという思惑。



いつもより遅い7時半に長者原を出発。
ゴマさんたちは昼頃に坊がつる到着予定とのことだから、急ぐことはない。



タデ原の木道を歩く。
周囲には深いガスが立ちこめ、周囲の山は全く見えない。



ガスで煙る林の中の風景を撮影。



淡々と歩き、雨が池に到着したが、やはりガス。



木道に腰を下ろして小休憩したものの、ガスで何も見えない。
見るものといえば目の前の説明標識だけだ。



ここは遠く坊がつるが見下ろせ、大船山も見えるポイント。
だがガスで真っ白だ。



坊がつるにも深いガスが立ちこめていた。


時刻はまだ9時40分。ゴマさんたちが到着するまで2時間近くある。
そこで、坊がつる北端のはずれにあるマンサクを見に行くことにした。
前回の山行ではまったく咲いていなかったが、もう咲いているはず。



やはりマンサクは満開だった。
青空でないのが残念だ…。



マクロレンズで撮影。


さて、野営場に向かおう。



途中のベンチで小休憩。
すぐそばのアセビを見ると、花芽がたくさんついている。
しかも夜に降った雨のしずくが残っている。
そこでじっくり撮影することにした。
何しろ今日は時間がたっぷりある。





花芽そのものではなく、しずくの中に見えている花芽にピントを合わせてみた。


野営場に向かい周辺のマンサクをチェック。
咲いているのだが、残念ながら青空でないため、撮影には不向きだ。

そろそろゴマさんたちが坊がつるに着く頃。
そこで法華院山荘の前で待つことにして木道を歩く。

法華院に向かっていると、何やらそれらしき4人組が近づいてくる。
ゴマさん・ムギさん・あずきさん・りこさんと無事合流。
みなさんと一緒に野営場にもどる。



川沿いに咲いているマンサクを撮影するゴマさん。



ふと顔を上げると三俣山のガスが晴れて青空が見える!
いいぞいいぞ!青空よもっと広がれ!


だが私を含めみんなの願いは天に通じず…再び一面雲に覆われてしまった。


やがて待ち人現る。修さんとミッチさんだ。
2人はなんと大船山に登ってきたという。
山頂はガスと強風でまさに極寒だったらしい。
「霧氷がでかかったよ!」と報告してくれた。
2人は霧氷があったことに驚いていたようだが、
私はこんなガスの中、大船山に登った人がいたことに驚いてしまった。



川のほとりにはネコヤナギの花が咲いている。
春の訪れを告げてくれる花だ。



その花をマクロレンズで捉えた。
ネコヤナギは雌雄異株。これは雄花。
白い産毛についた水滴が美しい。


さて、そろそろ撮影を切り上げて法華院山荘に向かいましょう。


山荘の談話室の1テーブルを占拠(笑)して昼食タイムの始まり。
みなさん思い思いに昼食を作り始める。



私はいつもの冬メニューのうどん。
白菜・白ネギ、天ぷら。



かき揚げとえび天の入った天ぷらうどんが完成。



ゴマさんは豪快に野菜たっぷりの焼きカレー。
修さんのカレー雑炊もどちらもお相伴をいただいた。ごちそうさまでした!



食事の後はゴマさん手作りのケーキ。
フルーツの多くはみなさんが持ち寄ったもの。
山の中だとはとても思えない。
みなさん、ごちそうさまでした。


いろんな話をしながら賑やかに食べ、実に楽しい時間を過ごした。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの。
そろそろ下山しましょうか。


外に出て眺めると、青空がわずかに見えるものの、山々にはまだガスがかかっている。
しかたがない、すがもり越からそのまま下山するか…

ところが、わずか10分ほどの間に、一面に広がっていた雲が晴れてしまった。



一気にテンションが上がったみなさんを撮影。


ここからみなさんは沢水に下っていく。
私だけがすがもり越に登る。
というわけでみなさんとはここでお別れ。
また楽しい時間を過ごしましょう!



法華院山荘の裏手から三俣山西峰を見上げる。
あそこまで行くぞ!



斜面の脇にはりこさんが教えてくれた通り、ふきのとうがちらほら。



登りながら振り返ると、坊がつると大船山・平治岳の上に雲一つない青空が広がっていた。



北千里浜を歩く。
風もなく日射しが射して暑くなってきた。



すがもり越に到着。
できれば休憩したいところだが、坊がつるで長居したために時間が気になる。



そこで休憩せずに三俣山西峰に取り付いた。



西峰の稜線に上がり、南峰と大船山を望む。
今日は午後に晴れると期待して歩いてきたが、
まさかこれほどすっきり晴れるとは思わなかった。
午前中、一面に立ちこめていたガスがうそのようだ。



山頂より久住山方面の山々を望む。
そう言えば、1ヶ月前はこの風景、一面の雪景色だったっけ…


山頂に佇んでこの風景を楽しむ。
こんないい天気になったら下山するのがもったいないよな…
そんな時ふと、今日、地区の掃除が早朝に予定されていて山行できなかったマルワイさんにLINEすることを思い立った。


西峰の山頂標識を撮影し、送信。
しばらくすると、驚愕の返信が返ってきた。
そこには「さっきまでそこにいました」と書いてある!まじか?
マルワイさんいわく「昼掛けです」とのこと。
早朝の掃除に参加した後、いても立ってもいられなくなったのだろう。


「で、今どこですか?」と送ったが返信がない。
すがもり越に下ったときにようやく返信が届いた。
中岳に向かっているという。どうやら夕掛けのもよう。
いや、もしかすると夜まで山にいるつもりかもしれないぞ。



すがもり越に下り、大船山を振り返る。
さて、下山しようか。



少しずつ伸びてくる星生山の影を見ながら下っていく。



坊原からの下山道はあちこちぬかるんでいてかなり消耗した。



長者原へと伸びる長い直線道路を淡々と歩いて下山した。


みなさんの山行日記もぜひごらんください。
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