下泉水山・上泉水山・大崩ノ辻・黒岩山

2020年5月23日


まだくじゅうのミヤマキリシマは咲き始めたばかり。
そこで、標高の低い山の咲き具合を見てみることにした。

長者原から入山し、下泉水山をめざす。
斜面にはいろいろな花が咲いている。
周囲の新緑も実に美しい。
下泉水山で展望を楽しみ、上泉水山をめざす。
ミヤマキリシマは5分咲きといったところだろうか。
上泉水山を経由し、分岐を右折して大崩ノ辻へ。
ところが期待したのにミヤマキリシマはほぼ咲いていなかった。
がっかりしながらもここで昼食。
コーヒーを飲んで腰を上げ、最後の黒岩山へ向かう。
黒岩山頂は狭いのですぐに後にして、気持ちの良い草の上で最後の休憩。
牧ノ戸まで下り、自然歩道を歩いて長者原に下った。


6:30長者原→8:10下泉水山→9:00上泉水山→9:35分岐→10:05~11:20大崩ノ辻(昼食)
→11:45分岐→12:35~13:25黒岩山→14:00牧ノ戸→自然歩道→15:05長者原




九重連山にミヤマキリシマの季節がやってきた。
前回の山行では法華院山荘のミヤマキリシマはすでに開花していた。
だとすれば標高の低い山では咲き始めている頃だろう。
そこで、泉水山・大崩ノ辻・黒岩山へ向かうことにした。
この山々へは7年前の5月3日に歩いただけ。今回が2回目となる。



長者原の交差点から山々を望む。
右から下泉水山・上泉水山・黒岩山。
今日はこの山々を右側から順に歩いていく。
なお、大崩ノ辻は上泉水山の向こう側なのでここからは見えない。



登山道の入り口を進むと、すぐに橋を渡る。



橋の上から見下ろす新緑が美しい。


すぐに緩やかな登りになる。
この辺りにはいろいろな花が咲いており、そのたびに足を止めカメラを構える。



チゴユリ
うつむきがちの姿が愛らしい。



マイヅルソウ
立体的な花なので以前はピント合わせに苦労したが、
今のカメラになってずいぶん楽になった。



ナルコユリ





花の撮影の合間に登っていくような感じだ。
見上げる青空がうれしい。



振り返ると新緑の向こうに三俣山が見えた。


さらに花の撮影が続く。



ハルリンドウ



ミヤマキリシマ



オオヤマフスマ



クルマムグラ



タニギキョウ



フモトスミレ



キスミレ


花の撮影をひとまず終え、下泉水山の山頂に向かう。
一頑張りで山頂に到着し、岩の上に立って風景を眺める。



北側には涌蓋山が見える。
その右奥に見えるのは万年山だ。



これから向かう上泉水山を望む。
新緑が鮮やかだ。



この鮮やかさはすばらしい。
(なお、写真には何も加工していない。念のため)



歩いていくと、きれいに咲いたミヤマキリシマが現れた。
(一応右奥に万年山が写っている)



そしてもう1枚。今度は奥に涌蓋山。



ミヤマキリシマ越しにガスかかる三俣山を望む。
下泉水山から上泉水山までの稜線にあるミヤマキリシマの咲き具合は
5分咲きといったところだろうか。(あくまでも私の感覚であるが)
満開になるにはまだ1週間ほどかかりそうだ。



上泉水山を通過。
(ここには岩の上に休憩中の方がいたため、そのまま通過せざるを得なかった)



イワカガミ



大崩ノ辻への分岐を右折する。



分岐から大崩ノ辻に向かうルートは脇道がやたらと多く、慎重にコースを見定めることが大切だ。
YAMAPなどで現在地を確認しながら歩くのが安心だと思われる。



ようやく大崩ノ辻の山頂下までやってきた。もう一息だ。



ところが、山頂付近のミヤマキリシマはまだほとんど咲いていなかった。
期待していただけにがっかり…。
かなりの数の株があるため、満開になれば見応えがありそうだ。



がっかりな気分のまま山頂に到着。



山頂に1株だけ咲いているミヤマキリシマ越しに涌蓋山を望む。



だが実際はこの状態。
満開になるには10日ほどかかりそうだ。


時刻はすでに10時。お腹が空いてきた。
今日はここで昼食とする。



今日の食材。
豚肉、タマネギ・白ネギ・しめじ、卵2個。



豚丼とわかめスープが完成。



遠くくじゅうの山々を眺めながらの昼食だ。


コーヒーを飲みながら風景を眺める。
やっぱり山頂で飲むコーヒーはおいしい。


さあ、腰を上げよう。
今日はもう1つ山が控えている。



今日2枚目のイワカガミ。



ようやく三俣山のガスが晴れた。
手前の新緑越しに三俣山を撮影。



ミヤマキリシマ越しに三俣山を望む。
右に見えているのは星生山。
その間、遠くに見えるのは天狗が城と中岳だ。



分岐を右に折れ、黒岩山へ向かう。



黒岩山頂に到着。
1ヶ月ぶりに本格的に歩いたため、ずいぶん疲れを感じる。



山頂を少し下った開放的な草原に腰を下ろして休憩。
あとは下るだけだからのんびりしよう。


山頂の涼しい風を受けながら過ごす時間のなんと心地よいことか。
「下りたくないな」と思えてきた。


だがいつまでもここに座っているわけにもいかない。
そろそろ下ることにしよう。



牧ノ戸に向け、下っていく。



牧ノ戸駐車場には多くの車が停まっていた。
みなさん緊急事態宣言が解除されるのを待っていたのだろう。



ここからは長者原まで自然歩道を下っていく。



歩道脇にはギンリョウソウがあちこちに顔を覗かせていた。


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