天狗が城・中岳・扇ガ鼻【朝駆け】

2020年8月20日


夏季休暇を取得しての平日山行。
日中は暑いので朝駆けすることにした。
思いがけず早く起床できたので、星空撮影にも挑戦してみた。

深夜0:50に牧ノ戸から入山。
西千里浜や御池のほとりで星空の撮影をする。
その後天狗が城に向かい、黎明の撮影。
マルワイさんと合流し、夜明けを迎えた。
一緒に中岳に移動して朝食。さらにコーヒーを飲む。
のんびりと下山を開始。西千里浜では花の撮影。
扇ガ鼻に向かい、ねらいの花も撮影できた。
山頂で2杯目のコーヒーを飲んで下山。
暑さに耐えつつ花を撮影しながらのんびりと下った。


0:50牧ノ戸→1:10沓掛展望台→2:00扇ガ鼻分岐→2:20~2:40星生分岐(星撮影1)→2:55~3:10星生崎下(星撮影2)
→3:20久住分かれ→3:35~4:20御池(星撮影3)→4:40~5:55天狗が城→6:20~7:45中岳(朝食)→7:55御池
→8:20久住分かれ→9:35扇ガ鼻分岐→10:10~10:45扇ガ鼻→11:00扇ガ鼻分岐→12:00沓掛展望台→12:15牧ノ戸




ここのところ晴天で暑い日々が続いている。
そんな中、夏季休暇を取得して山行することにした。
日中は暑いので、朝駆けに限る。

山行前日、19:30に就寝。
朝駆けするのでアラームを23:30にセットした。
ところが21:30にぽっかりと眼が覚めた。
この時刻なら星空撮影ができそうだ。
そこですぐに出発しようと考えた。
ところが2階の寝室から出ると、階下からテレビの音が聞こえてくる。
どうやら宵っ張りの母親がまだ起きているようだ。
(考えてみるとまだ起きていても全く不思議ではない時刻だ)
だがここでザックを背負って降りていったりすれば
「こんな時間から何しに行くの」などと面倒なことになりそうな気配が濃厚。
そこでコーヒーを飲みつつ母親が寝るのを待つことにした。
幸いにもしばらくするとテレビの音も消え寝静まったようだ。


深夜0:50に牧ノ戸から入山。
沓掛の岩場で尾根道を見てみたが、当然ライトなど見えるはずがない。
今日朝駆けすると言っていたマルワイさんは夕刻から入山しているはず。
たぶん今頃すでに御池あたりだろう。
ヘッドライトを頼りに淡々と歩いていく。
やがて西千里浜のほぼ真ん中、星生分岐に到着。
ここで星空撮影をすることにした。

前回のテント泊で初めて星空撮影をしたのだが、うまく撮影できなかった。
その後ゴマさんから「ISOとシャッタースピードを変えてみたら」と助言をもらった。
そこで今回はその2つをいじりながらの撮影に挑戦してみた。



天の川を撮影したのだが、どうもイメージと違う。
なんだか星がピンぼけしているような気がする。



そこで設定を変更し、今度は星生崎の上空を撮影してみた。


星生崎下の避難小屋を見下ろすポイントで2度目の星空撮影。



右に見えているシルエットは久住山。左端は天狗が城と中岳だ。
その間の低い位置にオリオン座が見える。


久住分かれを経て御池に向かう。


御池に到着すると、静かな湖面に星が映っている。
湖面の星も一緒に撮ってみよう。
その辺を歩き回り、いいポイントを探す。



やけに明るい星は金星だ。その右にオリオン座。
オリオン座は湖面にも映り込んでいる。


湖面を半周し、突き出た岩の上で今日最後の星空撮影。



何度も来ている場所なのだが、星空を撮影したのは今日が初めてでとても新鮮だ。
星空撮影はまだまだ超の付く初心者。
また挑戦する日がくればチャレンジしてみよう。


マルワイさんらしき人がいれば近づいていきなり声をかけて驚かそうと思っていた。
マルワイさんは私が今日朝駆けすることは知っているが、まさか星空撮影をしているとは考えていないはず。
だが、それらしき人には出会わなかった。
考えてみればマルワイさんも星空撮影をしているはずなので、ライトは消している。
この暗闇でライトを消した人を見つけることなどできそうにない。


星空撮影を終え、天狗が城山頂に向かう。
中岳との鞍部に向かい、そこから山頂へ。


山頂に着くと単独男性が三脚を据えて撮影中。あいさつしたがマルワイさんではない。
山頂にはほかにも三脚が1つ、ベストの位置に据えられているが、その持ち主は山頂にいない。
あいさつを交わした男性の横に三脚をセットし、黎明を撮影することにした。



黎明はまだ始まったばかり。
早く入山したおかげで、星空撮影をした後でも間に合った。


この後、山頂にマルワイさんが上がってきた。
ベストの位置の三脚はマルワイさんのものだと判明。
一番に山頂に到着してから御池に下って星空の撮影をしていたそうだ。



少しずつ黎明がすすんでいく。
このグラデーションが好きだ。



曙色に染まった空に飛行機雲が横切っていく。



徐々に明るくなってきた。



裏焼けと久住山



星生山



三俣山と平治岳。
今日は霞んでいて由布岳は見えなかった。



夜明けを待つみなさん。



5:42、夜明けを迎えた。



朝日は大船山頂のわずかに右側から昇ってきた。



朝日を浴びた久住山



わずかにモルゲンロートする星生山


朝日が昇ってしまうとみなさん山頂から下っていく。
私もマルワイさんと一緒に中岳に向かうことにした。



中岳山頂に到着し、まずは天狗が城を振り返る。
御池に中岳の影が伸びている。


今日はここで朝食。



まずは食材。
マルワイさんから「この前も貝じゃなかったっけ?」と言われてしまった。
だけど貝でも前回はアサリ、今回はホタテ。
それに野菜(大根・人参・しめじ)もあるし、
かつおだしとしょうゆも持ってきた。
一応前回の反省は生かしているつもり。



ホタテ雑炊の完成。
(本当は炊き込みご飯にするつもりが、水を入れすぎた笑)



食後のデザートの後は、コーヒータイム。
マルワイさんには我が家のブルックスをふるまう。
私はとっておきのcoffee5。(クリックするとgoogleマップのコメントが開きます)



大船山と平治岳を撮影したが、残念ながら霞んでいた。


まだ8時前だが、マルワイさんと相談し、そろそろ下ることにした。



今朝ここで星空撮影したのと同じアングルで撮影。
その時のことを振り返ると、なんだか夢の中のできごとのようだ。



今日はほぼ無風。水面に天狗が城が映り込んでいる。



久住山避難小屋の新築工事が進捗中。
やはり以前小屋があった場所に新築するようだ。
すると、右に見えている石組みは一体何だろう?
マルワイさんと2人で考えてみたが、わからなかった。



久住山を見上げ、下山開始。


西千里浜を下っていく。
ここからは花を探しながら。



キンミズヒキ
撮影したときは名前がわからず、帰宅してネットで調べてみた。



ママコナ




アキノキリンソウ
もうそんな季節なんだ…(暑いけど)



ワレモコウ



シモツケソウ



イヨフウロ


扇ガ鼻分岐まで下ってきた。
ここでもマルワイさんと相談する。
その結果、扇ガ鼻に寄っていくことになった。
あの花が咲いているといいんだけど…



10分ほど登り、台地に上がってきた。
ねらいの花は中央に見えている山頂の直下に咲いているはず。


幸いにも少し曇ってきた。
風景はイマイチだが、日射しが遮られるのは暑くなくていいかな。
(それほど暑いということ)



ねらいのマツムシソウは期待通り咲いていた。
よく見ると小さなつぼみがあるので、来週末でも見られるかもしれない。



山頂直下より久住山や星生山を望む。


山頂に到着し周囲を眺めてみたものの、曇っているし霞んでいるので展望はあきらめ、
2人で2杯目のコーヒーを飲むことにした。
コーヒーを飲みながら星空撮影の先輩であるマルワイさんに話を聞く。
その話を実践できる日が来るかどうかは…わかりません(笑)。


扇ガ鼻分岐まで引き返し、牧ノ戸へと下っていく。



ホクチアザミ



コオニユリ



サイヨウシャジン



第1展望台にてススキ越しに三俣山を望む。
この暑さなのに、植物は季節の移ろいを感じているようだ。
涼しい風を感じながら歩ける日が待ち遠しい。


今日一緒に歩いたマルワイさんの山行日記もぜひご覧下さい。


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