扇ガ鼻・天狗が城・中岳・星生山

2020年11月4日


職場の振替休日を利用して平日山行。
快晴の九重連山を気ままに歩くことにした。

6時過ぎに牧ノ戸から入山。
沓掛展望台から望むと山々にはガスが掛かっている。
気温も低いし、風も吹いている。
もしかすると霧氷がついているかもしれない。
扇ガ鼻に向けて登っていくと、ささやかな霧氷があった。
山頂で風を避けて小休憩し開放感ある展望を眺める。
その後は久住分かれから天狗が城へ。さらに中岳へ。
のんびり昼食を食べ、コーヒーを飲む。
御池を経由して久住分かれに下り、星生崎へ上がる。
星生崎では初めてのことに挑戦してみた。
尾根道をたどり星生山に到着。2杯目のコーヒーを飲む。
すっきりと晴れた空を眺めながら牧ノ戸へと下った。

6:15牧ノ戸→6:40沓掛展望台→7:45扇ガ鼻分岐→8:10~8:45扇ガ鼻→8:55扇ガ鼻分岐→9:25久住山避難小屋前
→9:30久住分かれ→10:05~10:20天狗が城→10:35~12:00中岳(昼食)→12:15~12:25御池→12:40久住分かれ
→13:10~13:25星生崎→13:55~14:25星生山→14:45扇ガ鼻分岐→15:25沓掛展望台→15:35牧ノ戸




前日11月3日(文化の日)は職場の一大行事が行われた。
私も運営側の1人として参加。無事に終了したことにほっとした。
夜はその反省会と称した飲み会。翌日に山行を控えているためビール少々で我慢した。

実はその3日の早朝、朝食づくりをしているときに軽いぎっくり腰をしてしまった。
普通に立ったり歩いたりしているときはなんともないのだが、
椅子に座ったり立ち上がったりするのがいけない。
それでも自宅でザックを背負って廊下を歩いてみると痛みはない。
これなら大丈夫そうだと山行決定。
もし痛みが出るようなら引き返そう。

早朝5時半に牧ノ戸駐車場に到着すると、気温は-2℃と真冬並み。
今日は寒いことを予想して冬装備を準備してきて正解だった。
明るくなるのを待ち、6時過ぎに入山した。



沓掛展望台に上がり阿蘇五岳を望む。
今日は快晴の予報。その通りによく晴れている。



久住山方面を見ると山々にはガスがかかっている。
しかも冷たい北西の風が吹いている。
これは霧氷がついているかもしれないぞ。



ガスが流れる尾根道を望む。



一面の霜柱



扇ガ鼻分岐が近づいてきた。
遠く扇ガ鼻を見上げると、ガスが晴れ、木々がわずかに白くなっている。
きっと霧氷に違いない。


だがガスが意外に早く晴れてしまい、朝日が射してきた。
霧氷が融けてしまわないかと心配になり、急ぎ足で扇ガ鼻に向かう。



台地に上がる途中、ささやかな霧氷を撮影。
今季の(私にとっての)初霧氷だ。



台地に上がり霧氷越しに扇ガ鼻山頂を見上げる。



霧氷は朝日に照らされてほぼ融けてしまっていた。
それでも山頂に向かうことにした。



山頂に到着し、岩陰で風を避けながら小休憩。
久住高原側の展望を楽しみながら行動食を食べる。



休憩を終えて腰を上げ、くじゅうの山々を一望する。
さて、この後どう歩こうか。まあ歩きながら考えよう。
今日は単独登山なので実に気楽なものだ。



扇ガ鼻分岐に下り、星生山を望む。
星生山は登るとしたら下山時だな。



私がのんびり歩いている横を、隊列を組んで歩調正しく歩いていく5人が追い越していった。
どこかの山岳部だろうか。



ススキ越しに星生崎を見上げる。



久住山避難小屋は完成間近だろうか?
早く中に入ってみたい。



久住山と阿蘇五岳を望む。
久住山からの展望もいいが、今日は扇ガ鼻に行ったからやめておこう。


となるといつもの御池方面だ。



冬枯れの天狗が城



天狗が城山頂より



御池を拡大してみた。
今朝は冷え込んだが、湖面はまったく凍っていない。
さざ波が湖畔の岩に寄せる音が山頂まで聞こえてくる。



三俣山と遠く由布岳を望む。
今日、ゴマさんたちは鶴見岳から由布岳を歩いているはず。
中腹の紅葉はどうだろうか。



続いて中岳へ向かう。



中岳山頂に到着し、先程までいた天狗が城方面を振り返る。



稲星山と祖母傾山系



大船山と平治岳


山頂は風が吹き抜けて寒いので、少し下ったテラス状の場所に腰を下ろした。



今日の食材



一緒に写すのを忘れてしまった半熟卵を入れてビビンバの完成。



食後のコーヒーをのんびり味わった。
いつものように山頂到着後、ほぼ1時間半。
そろそろ下ることにしよう。



御池にて



久住分かれまで下ってきた。
さて星生山はどうしようか。
しばらく悩んだ末、この天気の良さなのでやはり星生山経由で下ることにした。



一頑張りで星生崎に到着。避難小屋を見下ろす。
写真の右に大きな岩が見える。
確か以前、この岩に女性が立っているのを見たっけ。
そのときは「私にはあんなところに立てつのはムリ」と思っていたが、
今日はあの岩にチャレンジしてみよう。


そう思ったものの、今日は単独山行。岩に立っても写真を撮ってくれる人がいない。
だれかここに登ってこないかな…と待っていると、単独男性が久住分かれから登ってきた。
この場所に来たらお願いしようと、カメラの構図やピント合わせをしておいた。
…のだが、ここに来ないまま、星生の尾根の方に行ってしまった。
平日とあって人も少ない。さてどうしようか。
周囲を見ると、上が平らになっている岩がある。
ためしにその上にカメラを置いてみる。なんとこの岩、ほぼ水平だ!
そこで、セルフタイマーで撮影することにした。
20秒の間に岩の上に立てばいいわけだ。
あわてて足を滑らしたりすれば危険なので、慌てないように…



17秒で岩の上に立てた。
へっぴり腰にならないよう、すっくと立ったつもり。



なんだか大きなミッションを達成したようないい気分になり(笑)、尾根道に向かう。



星生の窓より



間近に三俣山を望む。



手前の岩を超えれば山頂だ。



星生の小窓より



星生山頂よりくじゅうの山々を一望する。
この風景、最高だ。

岩に腰を下ろし、今日2杯目のコーヒーを味わう。


快晴のくじゅうを堪能した。
さて、下ることにしようか。



地塘越しに星生崎を振り返る。




星生山の西壁も冬枯れになってしまった。



最後に沓掛の岩場より尾根道を振り返る。
雲一つない青空のもと、今日もいい山行だったな。


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