高崎山【番外編】

2020年11月21日


3連休の初日。
山仲間のみなさんと一緒に高崎山の紅葉を見に行くことにした。

銭瓶峠の駐車場に集合し、2台に分乗して田浦ビーチの駐車場へ移動。
海抜0mから標高628mの高崎山をめざす。
民家の間を抜けるように車道を登っていく。
途中、遠くに猿が見えて大興奮(笑)。
1時間40分かけてようやく登山口に到着(長かった…)。
ここから紅葉の中を登っていく。
当然写真撮影でなかなか進まない。
地図だと45分のところを1時間半かかって山頂に到着。
みなさんと一緒に賑やかな昼食タイム。
食後は秋色のデザート。その後も第2弾が続く。
山頂で1時間半のんびり過ごし、最後に鶴見岳と由布岳を眺めて下る。
下りながらも紅葉を眺める。今年最後の紅葉を堪能した。

8:40田ノ浦ビーチ出発→10:20登山口→11:55~13:30高崎山(昼食)→14:50~15:00登山口→15:15銭瓶峠





しばらく前からゴマさんに「高崎山の紅葉がすばらしいから一緒に見に行きましょう」と誘われていた。
くじゅうの紅葉はとっくに終わっているが、高崎山は今がいいらしい。
ちなみにゴマさんたちは先週も下見に行ってきたそうだ。
そういうわけで今回はくじゅうから遠く離れて高崎山へ「浮気」することになった。


ゴマさんがLINEで「高崎山0mから登る会」を作り招待してくれた。
早速参加してみると、私が知らない名前がいくつか…
たぶんゴマさんの山仲間なのだろう。友達の友達は友達ということで、まあいいか。
集合は「銭瓶峠の駐車場に8時半」。ナビでは高速を使わなくても1時間半ほどで着くらしい。
だがなにせ初めての場所だし、皆さんを待たせては申し訳ないのでと早く出発した。
すると7時に到着してしまい、みなさんをのんびり待つことにした。
やがて8時を過ぎてゴマさんとムギさんが到着。
まずは私が知らないメンバーについて聞いてみる。
すると何のことはない、私が知らないと思ったのはミーパパさん、ミーママさん、りこさんだそうだ。
いつもハンドルネームで呼び合っていて、本名なんて知らないもんな。
最近もミッチさんが私たちのLINEに参加して名前を知ったばかりだ。
そんな話をしているうちに「いつものメンバー」がそろった。
(マルワイさんは今回不参加。くじゅうを夜通し歩いていることだろう)


まずは2台に分乗して田浦ビーチの駐車場へ。



田ノ浦ビーチは大分市の海水浴場。
まさかこのHPで海の写真を載せることになるとは思わなかった。


今日は海抜0mから高崎山をめざすことになっている。そこで…



わざわざ波打ち際に行って集合!
さあスタートだ。



目的地はこの高崎山。標高628m。


高崎山は標高こそ低いものの、海抜0mから登るとなると、その標高差は628m。当然だ(笑)。
そこで、私がよく登っているルートと比較してみた。
牧ノ戸(1333m)から中岳(1791m)     ・・・標高差458m
大曲(1235m)から三俣山本峰(1748m) ・・・標高差513m
吉部(1057m)から大船山(1787m)    ・・・標高差730m
さすがに吉部から大船山には負けているものの、それでもずいぶんな標高差だ。



民家の間の道を登っていく。
正面に見えているのが高崎山だ。



サザンカ



はるか下の果樹園らしきところに猿がいる、と一同大騒ぎ。
カメラを向けたが撮影には失敗。望遠じゃないとムリだな…


私たちとほぼ同じペースで一人の女性が道を登っていく。
周囲の家がなくなっても淡々と登っていく。散歩なのだろうか。
りこさんが声を掛けて聞いてくれた。どうやらこの上に自宅があるらしい。
毎朝の日課だそうだが、それにしても行けども行けどもそれらしい家が見えてこない。



赤い袋に包まれたような黒い実。これは何だろう?
ネットで調べてみると「ゴンズイ」のようだ。



これはコウテイダリア。
ミーパパさんが教えてくれた。



ずいぶん登ってきたところにお寺がある。
さきほどの女性の自宅とはこのお寺なのだろう。



右側にフェンスが見えてきた。
門扉を開けて進む。



中に入ると左側にフェンスが続いている。
上部には電気柵が設置されている。
つまりここは猿の住む高崎山のエリアの中ということだ。



舗装された道に飽き飽きしてきた頃、ようやく登山口が見えてきた。
スタートしてから1時間40分。長かった~



登山口にはトイレが2つ。


大きなテーブル状のベンチ(?)に腰を下ろして小休憩。



見上げる高崎山にまだ紅葉が残っているのが見える。



休憩を終え、登山口から登り始める。
ここからが登山道だ。



登り始めるとすぐにきれいに紅葉したカエデが現れた。



さっそく撮影会の始まりだ。



ここのカエデは一斉に紅葉するのではなく、赤と緑が混じっている。



少し登ると展望が開け、遠く九重連山が見えた。



パソコンでトリミングしてみた。
中央やや左が大船山。
右に視点を動かしていくと、北大船山、くぼんでいるところが大戸越。
その右が平治岳。さらにその右に続いているように見えているのは三俣山だ。
いつも歩いている山をこうして見るのは実に新鮮。



九重連山を眺める私。
(ミーパパさんにシャッターを押してもらった)



撮影会はまだまだ続く。
…というか、山頂までずっと撮影会。




ウリハダカエデという種類だそうだ。



ここは旧登山道と新登山道の分岐。
登りは新登山道を歩く。



紅葉の中をりこさんが歩いている。
絵になるなあ…



あちこちに山城の様子を説明した看板が設置されている。
歴史に興味のある方だと楽しいだろうな。
「竪堀」というのか。なるほど。



ここがその竪堀の跡らしい。
が、木が生えていて正直よくわからなかった。



木々のすきまから大分市の町並みが見える。



山頂が近づいてきた。


私たちとは別行動で銭瓶峠から入山したミーママさんに追いついた。
とっくに山頂に到着しているだろうと思っていたが、
ミーママさんも写真撮影で忙しく、なかなか進まなかったようだ。



それは私たちとて同じこと。



それでもようやく山頂に到着した。
地図上のコースタイムは登山口から山頂まで45分。
なのに私たちは1時間半。2倍かかってしまった(笑)。



まずは展望を眺める。
別府湾が広がる。山頂から海を眺めるのは新鮮でいい。
手前にはスタートした田ノ浦ビーチ。
右が大分市方面、左は国東半島方面。
はるか遠くに見えているのは四国だろう。



これは狼煙(のろし)台の跡。
実は若い頃(正確には26歳のとき)、一度だけ高崎山に登ったことがある。
職場の先輩に連れられて登ったのだが、この狼煙台だけは記憶に残っていた。
逆に言うとここ以外は全く記憶にない。
だって32年も前のことなんだから。



続いて国東半島方面を眺める。
中央に見えているのは国東半島の中心にある両子山。
なお、ミーパパさんによれば、この展望が望めるのは今年になって木々を切ったからだそうだ。
そう思って足下を見ると切られた木々が重なっていた。



展望を眺める私たち
(ゴマさん撮影。ありがとうございます。)



そうそう、山頂に来たことを撮影しておかねば。
だが山頂を示す元々の三角点よりも右の方が目立っているぞ。
(最初は左の三角点に気づかなかったほど)


さて、昼食にしましょう。


大きなテーブル状のベンチにみんなで腰を下ろし、思い思いに昼食づくりが始まった。



今日の食材。
牛肉、卵、たまねぎ・しめじ。



豪勢な牛丼の完成。
上にはムギさんからもらったネギを散らした(ちょっとややこしい)



食後はデザートタイム。



秋色のデザート。
みんなで持ち寄ったフルーツなどをゴマさんが盛りつけた豪華なパフェ。
コーヒーはミーパパさんがいれてくれたエスプレッソ。
右の落花生は、これもミーパパさん。畑で採ったものをわざわざ塩ゆでしてくれたもの。
(私は塩ゆでの落花生は初めて。おいしかった。)
どれもおいしかった。ごちそうさまでした!



だがデザートタイムはまだ終わらない(笑)。
ミーママさんからゆず茶とおせんべいをいただいた。
どちらも穏やかな優しい味で、ミーママさんのお人柄そのまま。
ごちそうさまでした。


さすがに食べ過ぎかもしれないと思いつつも全部食べあげた。
そろそろ腰を上げましょう。



山頂から鶴見岳(右)と由布岳(左)を望む。
バンザイしているのはミッチさん。



紅葉と黄葉を見上げる。



さあ、のんびり下りましょう。



旧登山道を下り、ショートカットする。



ゆっくり登山口近くまで下ってきた。
今日が今年の紅葉の見納め。
そう思い、もうちょっと撮影することにした。





みなさんのおかげで今日もいい1日を過ごせた。
ありがとうございました。
たまには違う山を歩く「浮気」もいいな。


一緒に山行したみなさんの活動日記もぜひご覧下さい。
ゴマさん
ムギさん
ミッチさん
りこさん
ミーパパさん
ミーママさん


山行記録にもどる

inserted by FC2 system