星生山・天狗が城・中岳【朝駆け】

2020年11月29日


この記録は以前11月29日に山行したときのものです。
当時仕事が忙しすぎてUPできなかったので、タイムダグが生じています。

ご了承ください。


寒気の訪れた日曜日に霧氷をねらいにして山行した。

4時に牧ノ戸を出発し急ぎ足で星生山をめざす。
山頂に到着し黎明の撮影。
やがて一面に広がる雲が焼けすばらしい朝を迎えた。
ねらいの霧氷も撮影し、今日1杯目のコーヒーを飲む。
尾根道を歩くうちガスがやってきた。
そこで新築された久住山避難小屋に入り、2杯目のコーヒー。
天狗が城に向かううちにガスが少しずつ晴れてきた。
山頂でガスのかかる風景を眺め、中岳に向かう。
中岳山頂で昼食。そして3杯目のコーヒー。
御池に下るとゴマさん・あずきさん・ミッチさんが氷の撮影中。
私も一緒に撮影を楽しむ。
下山途中、みなさんと一緒に避難小屋に入って休憩。
結局ここでもコーヒー。4杯目だ。
ぬかるんだ登山道の感触に冬の到来を感じながら下った。


4:15牧ノ戸→4:35沓掛展望台→5:20扇ガ鼻分岐→5:50~7:50星生山→
8:45~9:25久住山避難小屋→10:10~10:35天狗が城→10:55~12:35中岳(昼食)→12:50~13:50御池
→14:10~14:40久住山避難小屋→15:05扇ガ鼻分岐→15:55沓掛展望台→16:05牧ノ戸




日本列島に待望の寒気が訪れた。この週末は冷え込むという予報。
土曜日はいつもの休日出勤なので日曜日に山行決定。
ゴマさんたちと6時頃に入山する連絡をして就寝した。
ところが深夜、アラームよりずいぶん早くに眼が覚めた。
スマホで「くじゅうの空」をチェックすると晴れている。
しかも霧氷で白くなっているのがわかる。
そこで急遽朝駆けに変更して自宅を出発した。


4時過ぎに牧ノ戸から入山。
この時刻の入山となると、間に合うのは扇ガ鼻か星生山だ。
そういえば以前、扇ガ鼻分岐で悩んで星生山に向かったが、
結局夜明けに間に合わなかったときがあったっけ…。
そうならないよう、急ぎ足で登っていく。

やがて扇ガ鼻分岐に到着。時刻は5時20分。
夜明けは7時前頃なので星生山でも十分間に合う。
そこで星生山に決定。西千里浜を歩いていく。
ところが下を向いて歩いていくうち、星生分岐に気づかず通過してしまった。
自然と登りにさしかかったのだが、一体今自分がどこにいるかわからない。
方向から考えて星生山に登っているのは間違いないのだが…
やはり現在地がわからないのは不安でしょうがない。
そこで久しぶりにYAMAPを起動して現在地を確認すると、
何のことはない、星生山への直登ルートの半分くらいのところにいた。

6時前に星生山頂に到着。まだ黎明が始まったばかりだ。
早速三脚を立てて撮影する。



今日の東の空はこんな状況。
上下に厚い雲がかかり、そのわずかな隙間から黎明が覗いている。
中央が天狗が城と中岳。左に大船山、右に稲星山が見える。
でもこれじゃあ夜明けは期待できそうもないな…。



雲の隙間が徐々に広がり、色づいていく。
これはもしかして期待できるかもしれないぞ。



6時54分に雲の中に朝日が覗いた。



やがて雲の上に朝日が昇ってきた。
すると一面に広がった雲が真っ赤に染まった。
こんな夜明けは初めてだ。


今日、早く眼が覚めて本当にラッキーだった。



朝日と霧氷



霧氷越しに三俣山を望む。



たしかゴマさん・あずきさん・ミッチさんは扇ガ鼻に向かうと言っていた。
その扇ガ鼻も霧氷で真っ白だ。


この風景を眺めながらコーヒーを飲む。
朝駆けだと時間はたっぷりある。



さて、尾根道を歩いていこう。



星生の小窓より



尾根道にもあちこちに霧氷がある。
そのたびにカメラを向けるものだからなかなか進まない。



霧氷にも木や草によって個性があるのが楽しい。



ところが少しずつガスが現れ、星生崎を通過する頃にはかなり深くなってきてしまった。



まだ時刻は9時前。
ガスが晴れるのを期待して時間調整しよう。
新築された久住山避難小屋には、以前「11月末までは使用できません」という張り紙があった。
でもこの寒さだ、もしかしたら入れるかも、と思って来てみた。
するとその張り紙はなく、ドアも開く。入れるようだ。



小屋の中は広くてきれい(新築だからきれいなのは当然だが)。
しかもうれしいことに、土間のところにテーブルがある。
ここで今日2杯目のコーヒーを飲むことにした。
(できれば小屋の中の全体を撮影したかったのだが、他にも登山者がいて撮影できなかった)


コーヒーを飲み干して外に出てみると、ガスが少し薄くなっている。
そこで天狗が城に向かうことにした。



天狗が城下より霧氷越しに山頂を見上げる。
ガスはまだ時折やってくるものの、青空がうれしい。



山頂に到着。まずはガスの流れる御池を見下ろす。
まだ寒気がやってきたばかりなので凍結はしていないようだ。



しばらく待っていると三俣山にかかっていたガスが晴れた。
天狗が城北斜面の霧氷越しに三俣山を撮影。



今度は霧氷越しに中岳を撮影。
大船山はずっとガスに隠れたままだ。


天狗が城から中岳に向かう。



中岳に到着。
霧氷越しに大船山を眺めたが、ガスが次々に通り過ぎ、、山頂が見えない。
まあいい、昼食を食べているうちに晴れてくるかもしれない。



寒くなったので今回もうどん。


調理しているうちにガスが晴れてきた。
あわてて手を休めて撮影する。忙しい!



霧氷越しに大船山を望む。
大船山頂も白くなっているのがいい。



久住山方面の山々も撮影。
こちらは北斜面だけ霧氷がついている。



えび入りのすりみだんごとえび入りのかき揚げをのせたうどんが完成。



あれれ、またガスってしまった…


食べ終えて今日3杯目のコーヒーを飲む。
ガスで展望がないのがなんとも残念。



ガスの中を御池に向けて下っていく。



ガスに煙る御池と天狗が城。



ほとりの岩の上から見下ろすと、ゴマさんとミッチさんが撮影中だった。
ごまさんがおもしろいものを見つけたそうだ。



岩の下にできていた氷の玉。
のぞき込まなければ絶対に見つけられない場所にある。
こんなもの、よく見つけたなあ…
しかもこれを「大ちゃんの涙」と名付けるなんて、さすがだ。
もちろん「いなかっぺ大将」の大左衛門の涙のことである(念のため)。



氷の撮影をしているうちにガスが晴れ、青空が広がってきた。やった~



すっきりと晴れた。



ゴマさんとミッチさんを撮影中のあずきさんを撮影する私の影。(ややこしい)



霧氷越しに天狗が城と中岳を撮影。
今日はこれで満足だ。



みなさんがまだ入っていないというので一緒に入って休憩することにした。
今日4杯目のコーヒーとなった。
(ほかに人がいなかったのに、中で写真を撮り忘れた)


時刻は2時半を過ぎたところ。そろそろのんびり下りましょう。



今朝のすばらしい夜明けを眺めた星生山を振り返る。


登山道はぬかるみになっている。
「これから春になるまでずっとこんな感じなんだろうね」
「雪が融けなかったら大丈夫なんだけど」
「去年の冬は雪が少なかったから、いつもぬかるみだったね」
「今年は雪がどんと積もるといいね」



そんな会話を交わしつつ牧ノ戸へと下った。


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