まず結論から書こう。
しばらくの間、山行は難しそうである。
原因は「右膝の半月板損傷」。




原因は1月30日の山行にさかのぼる。
三俣山Ⅳ峰に朝駆けしたあと、南峰に向かった。
山頂でつまづき、右膝で地面に膝をついた(というか、「崩れ落ちた」)。
問題はこのとき全体重とザックの重みが右膝に集中したことである。
当然激痛が走り、血が流れているのがわかった。
3年前の骨折の時のことが頭をよぎった。
だが痛みはその時よりはましだ。なんとか歩ける。
そこでその後、マルワイさんと合流しいつも通りに下山した。

その後、膝に違和感があるもののいつも通りに生活していた。
2月11日・20日には痛みもなく山行できた。
ところが20日の山行の翌日から膝が痛むようになってきた。
平坦な場所はそうでもないが、階段を登るときが痛い。
筋肉痛ならしばらくすれば治るが、関節痛はそうはいかない。
しかも単なる階段なのに結構痛い。これでは山行できないぞ。

そこで整形外科を受診することにした。
私が知っている限り、一番信頼できるのは大分市の大場整形外科医院。
2月23日(天皇誕生日)に受診した。
レントゲンで骨に異常はなく、半月板の損傷が疑われるとのこと。
そこで仕事が一段落した3月8日にMRIを撮り、
3月10日にその診断が下った。

診断結果は冒頭に記載した「半月板の損傷」。
MRIの画像を見ても素人にはわからないが、損傷は軽いという。
ではじっとしていれば治るかというと、それは違うらしい。
じっくり聞くと方法は2つあることがわかった。
1つは筋トレをして筋肉で関節をサポートすること。
それでダメならもう1つの方法、手術をすることになる。

ただ、手術の際も事前のトレーニング(筋トレ)と
事後のトレーニング(筋トレ)が欠かせないという。
手術をすることで筋肉が3分の2程度に落ちてしまうのだそうだ。
しかも手術をしても元気なときの7割から8割にしか回復しませんよ、と言われた。

それでも登山できるようになるのなら、できることはすべてやる。
まずは筋トレ。それで痛みを感じなければそれでOK。
それでも痛みを感じるようであれば手術に踏み切ることになる。

どうやら長い時間がかかりそうだ。
ネットで検索すると、スポーツに復帰するまで3ヶ月から半年とある。
これから山は花の季節を迎える。
その間、しっかりと筋トレをしよう。
私にとって登山は今や「ライフワーク」。
これで登山をやめるなんて選択肢は、「ない」。
長い時間がかかってしまうかもしれないが、私はまた山に戻ってくる。


半月板損傷の診断を聞いた後、大場整形外科の待合室で会計を待っている時のこと。
スマホに着信があるのに気づいた。大分市の山渓からだ。
1月下旬に登山靴の靴底の修理を依頼していたのがどうやらできあがったらしい。
まさかこのタイミングで…とは思ったが、受け取りに行くことにした。
山渓のカウンターで支払いながら、思わず
「実はこの靴を修理に出した後、足を痛めてしまってしばらく登れないんです」と告白。
すると店員さんが「早くこの靴で登れるようになるといいですね」と言ってくれた。
そう、なるべく早くそんな日が来るといいな。





明けて3月11日の夕方、山仲間のLINEで事情を報告。
するとみなさんから温かい返信や励ましのスタンプが返ってきた。

ゴマさんによると私と同じように膝を痛め、それでも山に登っている人がいるそうだ。
その方(みかんさん)にもメッセージを送り、助言をもらった。
ますは筋トレ。そして痛いときは(山に登った後は)アイシング。
みかんさんが使っているという、膝を固定するサポーターも注文した。

山仲間のみなさんが私を気遣ってくれる一言一言が実に温かい。
みなさん、ありがとうございます。


というわけで、しばらくの間、山行はできそうにありません。
でも、もしかすると吉部から坊がつるまでくらいなら行ってみることがあるかもしれません。
山行できなくても、タデ原や男池近辺なら花散策もできます。
治療やトレーニングの近況も時折アップしてみようと思います。
よろしければ時々HPを覗いてみてください。
いつかまた、以前のように山行できる日が来るまで、頑張ります!


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