星生山・天狗が城・中岳・久住山
2007年11月25日
ここ数日すばらしい青空が広がっている。そこで大曲から久しぶりの星生山へ向かった。
自宅を出発する際、いきなり車のエンジンがかからず格闘。ようやく出発したが、10分くらいかかってしまった。コンビニでもキーが見つからず四苦八苦。水を買うのも忘れ、スタートするまではトラブル続きだった。
 大曲を出発しかけたとき、1人の男性から声を掛けられ、星生山へのルートを教えた。ゆっくり写真を撮りながら登るうち、その男性に追い抜かれてしまったが、星生山頂で追いつきしばし談笑。聞くと10月に登り始めたばかりとのことだが、最初が大船山へのテント泊登山で、しかも長者原からテント一式も含め、すべて背負ったまま山頂まで登ったとのことで、そのタフさにあきれてしまった。
 星生山頂で男性を見送る。雲一つない快晴、しかも無風で暖かい。阿蘇山やはるか遠くの雲仙普賢岳を見ながら休憩したのち、のんびり天狗が城へ向かう。その途中、御池を見下ろしてびっくり!なんと全面結氷している!日中は暖かいが夜はそれほど冷え込むのだろう。中岳をピストンしたあとはいつもの御池のほとりで昼食。アルファ米ができる間に御池に降りてみた。氷は厚いところと薄いところがあるが、厚いところは人が乗っても全く問題ない。
 今後寒くなって雪が降れば山行できなくなるため、もしかすると今年最後の山行となるかもしれず、やはり最後は久住山へ。20人ほどの団体さんが登ってきてにぎやかになった頃、下山した。
7:00大曲出発→8:30〜8:40星生山→9:40天狗が城→10:00中岳→10:20〜11:10御池→11:35〜12:00久住山→12:20久住分かれ→13:00〜13:10すがもり越→13:50大曲
瀬の本から牧ノ戸へ向かう途中の展望所で夜明けを撮影。今日もすばらしい天気だ。
大曲には4台の車が駐車していた。どの車にも霜がびっしりついていたところを見ると、テント泊か法華院山荘に宿泊しているのだろう。
準備を整えスタートしようかという時、ちょうど到着した男性(右端の車の方)が話しかけてくれた。星生新道のルートを紹介した。
「ではお先に」という感じで出発。
星生新道の取り付き。大曲から数十m牧ノ戸方面に歩いたところだ。
このルートはいきなりの急登がかなりきつい。ゆっくり登っていく。
あたりのクマザサは霜で真っ白だ。
登るにつれ、遠く朝靄の中の由布岳が見えてきた。
硫黄山の噴煙が朝日を浴びて白く輝く。
振り向くと黒岩山の山腹に噴煙の影が伸びていた。
星生山中腹より朝日を浴び始めた三俣山を望む。この撮影中に大曲で出会った男性に追い抜かれた。
三俣山(483KB)
大曲から約1時間20分で星生山の尾根に到着。日差しがうれしい。
枯れススキと久住山
このあと、ほどなく星生山頂に到着。さきほどの男性と話をする。まずは2人で地図を広げて星生新道のルートを確認。この方はまだ10月に始めたばかりということだが、テント装備20s以上を背負って長者原から大船山頂まで登ったのが最初だという。とても私にはできない。参りました。
男性を見送ったあと、私はのんびり辺りの風景を楽しむことにした。
今日は雲海もなく、阿蘇がその全貌を見せてくれていた。
阿蘇五岳(484KB)
今日は久しぶりに雲仙普賢岳も見えた。この写真のほぼ中央、やや左寄りに見えているのだが、おわかりだろうか?
ちなみに写真の左端が扇ケ鼻、右端が沓掛山である。
望遠で撮影してみた。
星生山頂を後にして、久住分かれへと向かう。
途中の岩場にて。
久住分かれにて。定番のアングルだが、遠く由布岳が見えるこんな風景が私は好きだ。
三俣山と硫黄山噴煙(462KB)
天狗が城に向けて登りながら、御池を見下ろして驚いた。結氷している!
今は暖かいが、夜は相当冷え込むのだろう。
天狗が城を経て中岳へ。これまたお決まりのアングルで。
御池に下り昼食。まずは、結氷した御池と天狗が城、星生山を撮影。
結氷した御池(484KB)
今日の昼食はカレー。アルファ米ができあがるまで、湖面に降りて撮影会だ。
空に見える白い物体は、今日ずっとエンジン音を響かせてくれていた(はっきり言ってうるさかった)遊覧飛行のヘリである。
石が何個も氷の上にある。石がない方がきれいだと思うのだが、この石は来年の春までこのままなのだろう。
氷のかけらもこれまた数多く散乱している。
せっかくなので、氷の上を歩いてみた。
カレーができた。レトルトカレーを温めたお湯でうどんもつくり、ちょっとしたセットメニューにしてみた。
カレーをぱくついていると、前を3人の家族連れが通り過ぎた。先頭の娘さんが私のカレーをうらやましそうに(ほんとにそう見えた)見たのがおもしろかった。
食事を済ませ、御池を高巻きする。右が中岳、左は天狗が城。
久住山頂にて。祖母傾連山を望む。
何度も飛んできた遊覧飛行のヘリ。正直うるさかった。
違うエンジン音が聞こえるので見上げると・・・
よくこんなもの(失礼!)に乗れるものだ。しかも2人とも手を振っている!
高所恐怖症で、機械類は必ず故障するものと思っている私には絶対に乗れない。
赤川から20人ほどのグループが登ってきて山頂がにぎやかになった。
九重に本格的な雪が降るようになれば、私はこの風景を見ることができなくなる。十分にこの雄大な風景を味わい、にぎやかになった山頂を後にした。
久住高原(473KB)
久住分かれより北千里浜を歩く。
本当に真っ青な、すばらしい青空だ。
三俣山にも多くの方が登っていた。みなさん最高の山歩きを楽しんだことだろう。
すがもり越には大曲から星生山まで一緒だった男性が休憩中だった。「下るのがもったいないですね」と言いつつ、大船山を振り返って下山した。
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