大船山
2007年12月9日
 先週の土曜日、吉部から大船山をめざすつもりで出発したのだが、男池を過ぎたあたりでデジカメにメディアが入っていないことに気づき、やむなく引き返すはめに。単なる早朝ドライブになってしまった。トホホ。というわけで今回はそのリベンジである。
 前回は天狗が城直下の御池(みいけ)が凍結した様子を見ることができたので、今回は大船山頂直下の御池(おいけ)の凍結した様子を見たいと思い、手軽なガラン台から登ることにした。
 夜が明けるのを待って入山。舗装された牧野道をゆっくり歩く。最初のゲートを越える頃、日の出を迎えた。上空はまずまずの天気だ。約1時間かけてガラン台登山口に到着。登山道に入ると落ち葉が積もり、ふんわりと柔らかい感触。落ち葉のないところは霜柱が至る所にできていて、サクサク、ザクザクと楽しい感触。2つの感触を楽しみながら歩いた。鳥井窪を過ぎ、見晴らしのよい岩場で小休憩。眼下に広がる久住高原と遙か遠くにそびえる祖母傾山系の絶景を楽しむ。さらに登ると雲海をまとった阿蘇山も見えてきた。
 山頂が近づくと足下に雪の名残のような白い物が見えてきた。数日前に降った雪が残っているのかと思ったが、登るにつれて増えてくる。しかもよく見ると細長い形の粒が上に残っている。霧氷だ。山頂にはまだ残っているかもしれないと思い、気が焦った。御池をやりすごし、とりあえず山頂をめざす。山頂はやはり霧氷で覆われていた。風は強くないもののやはりそれなりに寒い。山頂付近をあちこち移動しながら霧氷を夢中で撮影する。最初いた単独登山の男性は私が到着するとすぐに下山したため、山頂の霧氷を一人占め。しかし寒いため御池に下り、凍結した湖面を撮影し、昼食とした。
 昼食後、コーヒータイム。この間、数名の声はしたものの誰も御池に降りてこなかったため、ここでも一人占め。十分堪能したのち、東尾根ルートから今水へと下山した。
6:45三叉路出発→7:40ガラン台登山口→7:55岳麓寺合流→8:35入山公墓(通過)→8:45鳥井窪→10:00〜11:10大船山・御池→12:30岳麓寺分岐→13:10今水登山口→13:25三叉路
三叉路で夜明けを待ち出発。車は私の愛車のみ。
舗装された牧野道を淡々と歩く。それにしてもこの道の長いこと。
ガラン台登山口に到着。ようやく大船山(左)と黒岳(右)が見えてきた。
登山道には至る所に霜柱ができている。よく見るとけっこうきれいだ。
そして落ち葉の積もるところではこんな感じ。踏むとふんわり。
入山公墓を通過。
木々が葉をすっかり落としているため、向かいの黒岳がどこからでもよく見える。正面は天狗岩である。
鳥井窪にて大船山を見上げる。
鳥井窪にて。
見晴らしのよい岩場で小休憩。絶景を静かに見下ろす。このひとときがたまらない。
阿蘇山が雲海から顔を覗かせていた。
山頂が近づくにつれ、白いものが見えてきた。最初は数日前の雪が溶け残っているのだと思っていたのだが・・・。
霧氷に覆われた山頂が迎えてくれた。今日は凍結した御池を見るのが目的だったので、予想外の展開に心が弾む。
こんな景色を今日見ることができるとは思わなかった。
霧氷と九重連山(477KB)
段原方面にも霧氷がびっしりついている。
北面の霧氷を撮影。遠く由布岳とともに。
霧氷(489KB)
九重連山の光と影」のオアシスさん命名の「ねじれ龍」。しかし当然だがオアシスさんのベスト10の写真には足下にも及ばない。
ねじれ龍(451KB)
予想通り御池は凍結していた。
御池に下った。今日はこの景色を見るために登ってきた。自分以外誰もいない御池を、まさに一人占めだ。
凍結した御池(458KB)
せっかくなので、氷上を歩いてみた。ここは石も投げられておらず、自然のままの状態でとてもきれいだ。
不思議な形の氷を見つけた。なぜこんな形になるのだろう?
風を避け御池のほとりで昼食。今日は卵入りのうどんとコンビニおにぎり。
コーヒータイムののち、下山する。
東尾根ルートを下山。途中、冬枯れの枝越しに黒岳を眺める。葉が落ちているのでどこからでも黒岳が見えた。
厚く積もった落ち葉を踏みしめ今水へと下山した。
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