三俣山
2009年3月16日
 先週木曜日に職場の仕事が一段落し、少しほっとした状況となった。ところが晴天が見込まれた土日は2日間とも休日出勤でつぶれてしまった。そこで、前もって今日(16日月曜日)の有給休暇を取っての平日山行である。ただし午後は家族のための所用で大分市に行かなければならない。そんな予定があるためのんびりと山行することはできず、お手軽な大曲から三俣山へのピストンとした。
 夜が明けた6時過ぎに入山。よく晴れているが、西側の山々にはガスがかかっている。でも九重連山にはかからないようだ。数日前に降った雪の残る登路を登る。風も強く、寒い。下界はすでに春だが九重連山はまだ冬のようだ。
 すがもり越に到着すると、大船山の上に朝日が見えた。小休憩の後、西峰に取りつく。高度を上げていくと、薄く雪をまとった九重連山が見えてきた。西峰を経て本峰へ。本峰では大鍋を見下ろしてみたが、咲いていると思ったマンサクはまだ咲いていなかった。
 南峰へ着き、いつものテラスで風を避けながら朝食。しかし黄砂がやってきているようで全体的に風景が霞んでいる。大船は光線の具合もあるのだろう、特に白く霞んで見えた。
 コーヒーを飲み終え、まだ9時過ぎだが下山する。すがもりまでは誰にも会わず、大曲までに3人とすれ違っただけの静かな山行を楽しんだ。
6:15大曲出発→7:00すがもり越→7:35三俣山西峰→7:55本峰→8:20〜9:20南峰(朝食)→9:30W峰→10:00すがもり越→10:40大曲
今日は久しぶりの平日山行。
さすがに平日だけあって大曲には1台も駐車していなかった。

明るくなった6時過ぎに入山。
数日前の雪が残る登路を登る。
平地では春だが、九重連山はまだ冬なのだと感じる。
三俣山上空はよく晴れているが、強い西風が吹き、西に見える山々にはガスがかかっている。
しかしどうやらこのガスは九重連山にはかからないようだ。
硫黄山道路の脇にも雪が残っていた。
朝日が差し始めたすがもり越に到着。
平日のすがもり越、しかもまだ7時。当然私以外だれもいない。
聞こえるのは風の音のみ。
小屋の中にはかなりの雪が残っていた。
写真を撮るために冬用の手袋を外すとすぐにかじかむところもまさに冬だ。
小休憩の後、三俣山西峰に取りつく。
登りながら上を見上げる。雲一つない青空が広がっていた。
登りながら一息つき、薄く雪をまとった九重連山を振り返る。
西峰の肩に登ってきた。
のんびりと西峰山頂をめざす。
西峰山頂に到着。
星生山を望遠でとらえた。
硫黄山の噴煙が強い風で吹き飛ばされているのがわかる。
風が強く寒いため、休憩することなく本峰へと向かった。
本峰の山頂標識の周りはびっしりと霜柱で覆われていた。
本峰山頂より北峰を見下ろす。
右に霞んで見えるのは平治岳。
このアングルだと遠くに由布岳が見えるはずなのだが・・・。
マンサクが咲いているのではと思ってやってきたが、黄色は見あたらなかった。
続いて南峰へと向かう。
岩に2本のつららが垂れ下がっている。
まるでモンスターの牙のようだ。
南峰への登路には予想通り雪が残っていた。
凍り付いているものの、アイゼンをつけるほどではない。
南峰に到着。
南峰より雪の残る九重連山を望む。
雪のこる九重連山(490KB)
去年の3月は雪深い三俣山を歩いたのだが。
雪の九重連山(2008年3月8日)
今年の九重連山は冬と春とが同居している。
手前の三俣山は春の気配だ。
お気に入りの坊がつるを見下ろすテラスにやってきた。
大船は黄砂のため白く霞んでいた。
鳴子川が光を受けて輝く。
今日はまだ時間が早いので朝食である。
たっぷりの白菜と長ネギ、それにウインナーと
卵を入れた麻婆豆腐味の雑炊。
そしてポンカン。
雑炊とポンカンを食べ、コーヒーを飲んだ。
少々早いが下山することにしよう。
今日は南峰から4峰へと向かうルートを歩くことにした。
W峰にて九重連山を望む。
すがもり越を通過し大曲へと下山する。
途中ご夫婦を含む3人とすれ違っただけだった。
硫黄山道路を下山中、残雪越しに三俣山を振り返った。
20日から3連休であるが、20日・21日は休日出勤が決まっていて、22日のみ山行可能である。
週間天気予報では3日間とも天気はよくないようだが、さてどうなることやら。
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