三俣山

2009年9月27日

 先週の山行後からずっと、三俣山のリンドウが気になってしかたがない。山行した方の話だと南峰では乱れ咲いているという。そこでリンドウ鑑賞登山である。
 当初の予定は長者原から入山し雨ヶ池のヤマラッキョウの群落を撮影してから南峰へというルートを考えていたが、下山後に大分市で所用がある上に、前日の土曜日に卓球に汗を流したのは良いのだが年甲斐もなく張り切りすぎて少々身体が重いこともあって、無理せず大曲からのお手軽登山とした。
 すがもり越から本峰を経て8時に南峰に到着。山頂には早朝のため開きかけたたくさんのリンドウがあり、先に食事を済ませてからゆっくりと撮影することにした。いつものテラスでラーメンを作って食べているうちに日が高く登って暖かくなり、周囲のリンドウが開いていく。コーヒーもそこそこに撮影。
 南峰から本峰、西峰とたどりながら至る所に咲いているリンドウを撮影しながらの山歩きとなった。下山途中、今日は花と言えばリンドウしか撮影しなかったことに気がついた。

5:55大曲出発→6:45すがもり越→7:35三俣山本峰→7:55〜9:10南峰(食事)→9:25本峰→9:35W峰→10:00西峰→10:25すがもり越→11:10大曲


出発時に大曲駐車場から三俣山を見上げる。
上空にはほとんど雲もなくガスもないようだ。


硫黄山道路を歩いていくと硫黄山の噴煙が見えてきた。
しかし今日はすぐに消えてしまうか細い噴煙だ。
秋になり空気が乾燥してきたということだろう。


すがもり越に到着。私以外だれもいない。
吹く風がさわやかで心地よい。


朝日を浴びた三俣山。小休止ののちに取りつく。
まだ7時前だ、急ぐことはない。


今日は訳あって西峰は下山時に立ち寄ることにして、直接本峰へと向かう。




本峰に到着。
ここにもだれもいない。
というより、大曲からここまで誰にも会っていない。


ここに来たら大鍋を見下ろさずにはいられない。


よく見ると一部だけだが早くも紅葉が始まっているようだ。
ここが真っ赤に染まるのはいつ頃だろうか。


だが今はまだススキの季節。


南峰にやってきた。
ここで初めて登山者と出会った。
今朝5時に法華院を出発し、雨ヶ池から登ってきたという男性だ。


南峰山頂には多くのリンドウがあるのだが、早朝のためまだあまり開いていない。
そこでいつものテラスに向かい、食事をしながら花が開くのを待つことにした。



ススキの穂が開いたテラスより坊がつるを見下ろす。


久住山・中岳方面も今日はガスもなくすっきりと見える。


今日のメニューは定番のラーメン。
キャベツ・ウインナー・卵を入れた、ピリ辛味噌ラーメンである。
それとコンビニおにぎりに、デザートのなし。
開きかけたリンドウと一緒に撮影してみた。


ラーメンをすすっているうち、辺りのリンドウが開いていくのがわかる。
コーヒーもそこそこに撮影しなければ。


まずはビデオカメラで撮影。
やはりリンドウは押さえておきたい。

2009年9月27日三俣山南峰より



美人5人姉妹といったところか。


まだつぼみも多く、しばらくは楽しめそうである。


久住山・中岳・天狗が城をバックに撮影してみた。


坊がつるを見下ろすテラスから南峰山頂に移動する。
ここにもたくさんのリンドウが乱れ咲いている。





右が本峰、左はW峰である。


まだ9時過ぎであるが、そろそろ本峰へと向かうことにする。



本峰に到着。
ここでもリンドウの撮影だ。



遠く大船山、その手前の南峰をバックに。


本峰からそのまま西峰に行くつもりだったのだが、ほんの少しW峰に寄っていくことにした。



W峰より南峰を望む。
残念ながら大船山にが雲がかかってしまった。


ここからの九重連山は絶景だ。
三俣山からは北峰を除く4つの山頂から九重連山の久住山・中岳方面の景色が見える。
それぞれ微妙にアングルが変わっておもしろい。


続いて西峰へと向かう。



その途中、登路脇にリンドウを見つけ、迷わず撮影。
今日はどこでもリンドウが撮影できて、うれしくてたまらない。


西峰に到着。
ここでは「もしかしたら」と思うことがあった。
2006年の9月25日に三俣山西峰で撮影したリンドウが忘れられず、
もしかしたらまた出会えるかもと思っていたのだ。
リンドウは多年生植物であり、また出会える可能性もある。
そう思って記憶をたどって探してみると・・・



うれしいことにまた出会うことができた。
石のそばに咲いていたから間違いない。
3年ぶりの再会である。



ちなみに3年前の写真はこれ。
HPのトップページにも使用している写真だ。


念願がかない、思い残すことはない。
潔く下山することにしよう。



ススキ咲く硫黄山道路から三俣山を振り返りつつ大曲へと下った。


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