三俣山

2010年4月4日

 先週の山行のとき、黒岳で出会った方と黒岳縦走(白水鉱泉〜前岳〜高塚山〜天狗岩〜風穴)の話をした。「きついけどシャクナゲの季節は最高ですよ」と。そういえば1ヶ月もすればゴールデンウィークがやってくる。毎年ゴールデンウィーク中に1度、黒岳縦走をしながらシャクナゲを楽しむことにしているのだが、最近トレーニングなど全くしておらず、今の体力・筋力では不安がある。そこで、トレーニングを兼ねて坊がつるから三俣山南峰へ直登するルートを歩くことにした。
 実を言えば今日このルートにしたのにはもう一つ理由がある。坊がつるの野焼きは先週終わっているのだが、私はそれに全く思い至らず、今日野焼きが行われるものだと思いこんでいたのだ。そうとも知らずに長者原から入山。快調に歩き、雨ヶ池を越える。坊がつるに到着し、黒く変貌した大地を見て呆然とした。川のそばのベンチで休憩し、しばし思案。とはいえここまで来たのだからと、しかたなく南峰へ取りつく。ようやく山頂に到着し、いつものテラスで昼食。コーヒーを飲み終えてから本峰・西峰を経てすがもり越へと下った。

大曲に自転車を置く→7:05長者原→8:20雨ヶ池→8:50〜9:00坊がつる→10:15〜11:25三俣山南峰(昼食)→11:35本峰→11:50西峰→12:15すがもり越→13:00大曲→自転車で長者原に下る


長者原より入山。さわやかな空気を味わいながら気持ちよく歩く。


雨ヶ池にて木道越しに三俣山を見上げる。


ところが坊がつるが見えると、なんと黒いではないか!野焼きは先週だったのだ・・・。

そういえば、数日前の職場でのこと。
私が「今度の週末は坊がつるの野焼きを見に行くつもり」と言ったとき、
いつも私のHPをチェックしてくれている同僚が微妙な表情をしていたっけ・・・。


黒く変貌した坊がつる。
左端に見える白い屋根は新築された避難小屋だろうか。


川のほとりのベンチで休憩。
アセビはまだ5分咲きというところだろうか。
背景は平治岳である。


さて、これからどうしようか。しばし思案する。
だがここまで来れば予定通り三俣山南峰に直登するしかない。



南峰直登ルートの取りつき地点より三俣山を見上げる。
ルートは中央に見える大きな谷の左側をまっすぐ山頂に向かう。

けっこうきついルートだ。


しばらく登ると手作りの看板に出会った。
シリーズものになっているのだろうか。


さらに登るうち、2つ目を発見。
だがこの2つ以外には気づかなかった。


「三点支持」と言い聞かせながら岩場を慎重に登る。


見晴らしのいいところで休憩。ずいぶん登ってきた。


ようやく山頂が見えてきた。もう少しだ。


坊がつるから1時間15分、ようやく南峰のテラスに到着した。
今日もここで昼食だ。


今日は2回目の豚キムチラーメン。
たっぷりのもやしも入れた。



大船山と平治岳、そして坊がつる。
この風景を見ながらコーヒーをゆっくり味わう。
なんとも言えない、至福の時間だ。


由布岳はかすかに浮かんでいた。


コーヒーを飲み終え、下山することにする。



本峰を通過。
3組のグループが休憩中だった。


西峰を通過。
こちらは誰もいなかった。


西峰山頂より。
なんとなく白っぽく霞んでいる。

最近はこんな感じの日が多い気がする。


西峰の東端より南峰と大船山を望む。


この谷の木々の間から、何羽いるのかわからないが、遠く近くウグイスの囀りが聞こえてくる。
しばらく佇んで耳を澄ませていると、それぞれの鳴き方が微妙に違うのに気がついた。
ウグイスにも個性があるんだなあ。


誰もいないすがもり越に下ってきて大船山を望む。
休憩していると男性2人組が三俣山から下ってきて、
ひとしきり鐘を鳴らしていった。


まだ12時過ぎだが、のんびりと大曲へと下ることにする。



木々が芽吹く季節になったんだと実感。
花々が咲き、新緑がまぶしい季節もすぐそこまで来ている。


山行記録にもどる

inserted by FC2 system