大船山

2010年4月10日

 前夜は職場の歓迎会。皆さんが焼酎や日本酒を飲んで盛り上がっていくのを見ながら、翌日の山行のため生ビールだけでがまんがまん。1次会を終え、早々に帰宅。ところがいつもの時刻に目が覚めず、出発が遅れてしまった。おまけに出発時、自宅のある佐伯市はかなりの雨が降っている。天気予報では九重周辺はくもりとのことだが、予定の大船山に行くかどうか迷いつつ車を走らせた。
 久住高原付近を車で走りながら見上げる九重連山は厚いガスに包まれている。これではすっきりと晴れることはないかもしれない。予定を変更しようかとも考えたのだが、結局予定通り大船山に登ることにした。入山はいつもよりも遅い7時半。大船山に登るには遅い出発なので多少急ぎつつ、坊がつるに到着。できたばかりの管理休憩舎に入ってみた。きれいだが音の反響がものすごい。これでは他の人がいたらゆっくりできないかもしれない。
 ガスのかかる大船山を見ながら登り始める。5合目で三俣山や久住山方面を眺めてみると山頂付近はすっぽりとガスの中。これでは大船山も山頂はガスに違いない。急に登る意欲が失せてしばし休憩。気を取り直して登り始める。ところが段原につくと思いがけずガスの切れた山頂が見えた。これなら期待がもてそうだ。山頂からは三俣山や段原方面はなんとか見えるものの、久住山方面はずっとガスの中だった。
 下山時は花を探しながら下ったが、まだ早いのかねらいの花を見つけることはできなかった。 

7:35吉部→8:35大船林道合流→8:50坊がつる→9:05大船山登山口→10:15段原→10:30〜12:00大船山(昼食)→12:10段原→13:00坊がつる→13:30暮雨の滝ルート分岐→14:35吉部


吉部から入山し、暮雨の滝コースを歩く。
いきなりの急登がきつい。

今日は黒岳縦走に向けたトレーニング登山の第2弾。


10分少々で急登を登り終えた。
ここからはほぼ平坦なので楽ちんだ。


タイミンガサの兄弟たちが一斉に芽吹いている。


大船林道との合流地点を通過。


野焼き後の黒い大地の向こうに三俣山を望む。


昨夜の雨がしずくとなってアセビの花に残っていた。


大船山はと見てみると、すっぽりとガスの中。
左は平治岳である。


坊がつるに到着。新築された管理休憩舎に行ってみた。


入口のドアを開けるとまず小部屋がある。正面は荷物置きの棚。


奥の部屋は広くてきれいだ。
男性が1人、シュラフに入って読書中だった。写真の左に見える黒い物体はその男性のラジオ。
小さな音でもかなり響くので、その点が唯一の難点か。


大船山への登山口は管理休憩舎のすぐ近くにある。
今はガスっているが、山頂に到着した頃には晴れていますように・・・。


5合目までやってきて振り返ると、三俣山と久住山方面は完全にガスの中。
ここからは見えないが、大船山頂もガスに包まれていることだろう。
急激に登る意欲が失せ、休憩・・・。


だが、ここまで来て下山するなんてことは考えられない。
がんばって登ることにするか。



ようやく段原に到着した。
見上げる山頂はガスがかかっているものの、なんとか見えた。
これなら待っているうちに晴れるかもしれない。


山頂に到着。辺りは真っ白。


しばらく待つうち、ガスが切れ、三俣山が見えてきた。
だが今日はここまでが精一杯だった。


晴れることを祈りながら、昼食とする。
今日のメニューはチャンポン。

数日前、鹿児島県のKさんからメールをもらった。
以前から何度か昼食に関するメールをくださっている方で、
私のHPのチャンポンを見てご自身も山で作ってみたそうである。
メールでのやりとりをしているうちに、私ももう一度食べたくなってきて
今日のメニューとなった次第。



昼食を食べ、コーヒーも飲んだ。
辺りの写真を撮りたいが、晴れているのは段原方面だけである。


久住高原方面(左側)から次々に雲の固まりが押し寄せてくる。
久住山や中岳方面はずっとガスの中だろう。


仲の良いご夫婦が記念撮影をしているのを見ながら下山することにした。


坊がつるに下り、大船山を振り返る。
山頂はまだガスに包まれていた。


下山時は朝のルートとは違う、川の反対側にあるルートを下る。
目当ての花が咲いていないか探しながら、ゆっくりと歩く。



あちこちに咲いているハルトラノオ。


エイザンスミレ


タチツボスミレ


登山口に戻ってみると、朝は開いていなかったサバノオがかれんな姿を見せてくれていた。


来週末は土日とも予定が入っており、山行できそうにない。
次回の山行は4月25日(日)になりそうである。
ゴールデンウィークが近づいてきた。トレーニングに励まねばとは思うがどうなることやら。


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