天狗が城・中岳

2010年4月17日

 8時に牧の戸入山。これは私にしてはずいぶん遅い入山時刻である。
 私はさだまさしのファンで、前夜は延岡でのコンサートを夫婦で聴きに行ってきた。佐伯市からは大分市へ行くのとさほど時間的に変わらない。とは言え9時にコンサートが終わり、混み合う駐車場を出るのに時間がかかってしまって帰宅したのはほぼ11時。しかも夜の車の運転で疲れており、もしかしたら山行する気力がないかもしれないと思いつつ就寝した。結局いつもより遅い時刻の起床となったが、天気も(そして気分も)よく、山行することになった次第。
 8時の牧の戸はいくつものグループが次々と入山していく。今日は家族連れが多いようだ。私も急いで装備を調え出発。今日は下山後に花散策を予定しており、急がねばならない。快晴の空を見上げながら急ぐ。天狗が城、中岳を経て御池のほとりで昼食。御池周辺もにぎわっていた。
 牧の戸に下山後、吉部へ移動。再びザックを背負い、川の左側のルートを登っていく。咲き始めたヒトリシズカをようやく見つけた。

8:05牧の戸→8:20沓掛展望台→9:05扇ケ鼻分岐→9:30久住分かれ→9:55天狗が城→10:10中岳→10:25〜11:30御池(昼食)→11:40久住分かれ→12:05扇ケ鼻分岐→12:45沓掛展望台→12:55牧の戸→13:20〜14:40吉部(花散策)


最初の展望台に上がる直前、元気の良い小学生の男の子が私を追い越していった。


今日は風が冷たいが、さわやかで心地よい。
そういえば数日前は九重でも霧氷が見られたとのこと。
こう寒くては花の咲くのも遅くなるのではと心配だ。


扇ケ鼻分岐より星生山を望む。
すっきりと晴れた空を見上げながら歩くのはいい気分だ。


西千里浜より久住山を望む。


久住分かれを通過。いつものように三俣山を撮影した。


牧の戸より1時間50分で天狗が城山頂に到着。
私以外だれもいない。


手前に御池、その隣に空池。、そして久住山を望む。
久住山の上にちらと見えるのは阿蘇の高岳だろうか。


静かな山頂に佇んでいると、中岳方面から坊がつる賛歌を吹くオカリナらしき笛の音が聞こえてきた。
さらに耳を澄ませてみると、にぎやかな話し声も聞こえる。


その中岳山頂。私のほかに単独登山の3人のみ。
どうやらオカリナの主はさきほどすれ違った十数人のグループだったのだろう。


どっしりとした大船山、左に平治岳。
今年のミヤマキリシマはどうだろう。今から楽しみだ。


かすかに望む由布岳。


稲星山の向こうに祖母・傾山系。


阿蘇五岳が薄い霞の上に浮かんで見える。
白い小さな固まりは中岳の噴煙のようだ。


御池を中心に、九重の山々を望む。
さわやかな風と青空。実にいい気分。


御池へと下る。


今日は私の一番のお気に入りの場所で昼食。
きつねうどんと、コンビニで衝動買いした甘夏。



うどんと甘夏を食べ、にぎわう御池を後にする。


沓掛山まで下り、ふくらみつつある木の芽越しに歩いたルートを振り返った。


牧の戸に下山後、吉部に移動。今日は前回の宿題をやらなければ。



まずはイチリンソウ。


ハルリンドウ


咲き始めたヒトリシズカをようやく見つけた。
よし、これで宿題はちゃんとやったぞ。

晴れ晴れとした気分で下山した。


山行記録にもどる

inserted by FC2 system