黒岳

2012年5月5日

前回(4月15日)の山行後、翌週の日曜(4月22日)は雨。
GWになったものの最初の3連休は初日と2日目がいつもの休日出勤で3日目(4月30日)は雨。
後半の4連休は初日と2日目が休日出勤。ようやくGWらしい休日となったこの日、山行できることになった。
天気も快晴の予報で絶好の登山日より。そこで毎年恒例の黒岳へ、シャクナゲ鑑賞登山に向かうことにした。

男池に自転車を置いて黒嶽荘に下り、明るくなった5時半に入山。黒嶽荘周辺のシャクナゲは盛りを過ぎている。
登路脇の花も同様。近年になくずいぶん早く咲いたようだ。
仙人岩付近でようやくきれいな花が見られるようになった。
花付きはそんなによくないようだが、それでもきれいな花を見つけて撮影し、満足。

 前岳を通過していつもの岩場で小休憩。ここからもマイペースでゆっくり歩く。
ようやく三俣山と平治岳を見晴らせる尾根に到着。やれやれだ。
さらに一頑張りで高塚山へ。周囲の撮影をして天狗岩へ。

 だれもいない天狗岩でさっそく昼食。ラーメンを食べていると単独登山の男性が到着した。
食べ終えてコーヒーを飲むうち、家族連れが到着してにぎやかになった。周囲を撮影して下る。

 風穴までのガレ場に苦労しつつ下る。ソババッケでは山腹の緑のグラデーションに見とれた。
その後、多くの花を撮影しながら男池へと下った。

男池に自転車を置く→5:25黒嶽荘出発→5:55白水分かれ→6:25〜6:45仙人岩→7:45前岳→7:50展望の良い岩場
→8:15上台ウツシ→9:35高塚山→10:10〜11:15天狗岩(昼食)→12:00風穴→13:05ソババッケ→13:50かくし水→14:50男池→自転車で黒嶽荘に下る




前回(4月15日)の山行は事情によりUPを控えた。
せめて数枚の写真を掲載しておこう。



中岳山頂より阿蘇五岳を望む。
久住高原の野焼きの煙が見える。


坊がつるのアセビ。
背景は三俣山(南峰)。


鳴子川沿いのアセビ


大好きなアセビを撮影できて満足の山行だった。




さて、今回の山行である。
いつもの休日出勤や雨のために山行できずにいたが、この土日はようやく完全休日となった。
いつもであれば「さてどこからどの山をめざそうか」と悩むところであるが、
この日のルートはもうずいぶん前から決まっていた。
毎年恒例となった「シャクナゲ鑑賞黒岳縦走登山」である。

黒岳の縦走はかなりきつい。早出してゆっくり登るのに限る。
というわけで、明るくなった5時半に入山した。


いつものように自転車を男池駐車場に置き、車で黒嶽荘の下に移動。
このあたりのシャクナゲは盛りを過ぎていた。


周囲の新緑を眺めつつゆっくり登っていく。
時間はたっぷりある。急ぐことはない。


シャクナゲは傷んだ花ばかり。
ここ数年、同じ5月5日前後に登っているが、今年は早く咲いたようである。



仙人岩に到着。ようやくきれいな花に出会えた。


遠くかすかに由布岳が見えている。


休憩を兼ねて周囲のシャクナゲを撮影する。




撮影を終え、今日の行動食を食べる。
さて、前岳へと向かおう。


登るに連れ、周囲に次々とシャクナゲが現れ、
きれいな花を見つけるたびに足が止まる。



標高が高くなると蕾が多く混じるようになる。



逆光で撮影してみた。



周囲の展望が開ける場所を通過。
新緑が美しい。



前岳に到着すると、男性2人が地図を見ながら相談中だった。
私はここは通過するのみ。



前岳から数分進んだこの岩場が私の休憩場所。
さきほどの男性2人が追い越していった。


ここでカレーパンを食べるのがいつものパターンであるが、
今日は季節に合わせて柏餅とした。


新緑の輝きを見ながらの柏餅はおいしかった。


バイケイソウとタイミンガサが出迎える中、上台ウツシを通過。


ここからいくつかのアップダウンを乗り越えていく。



数年前であればこんな急登も勢いで登っていたが、
今はもはやそんな体力はない。
ゆっくりマイペースを守って登る。



ようやく三俣山と平治岳が見える尾根に到着した。
やれやれ、ここまで来ればもう一息だ。


高塚山に到着。
男性2人が食事中だった。


正面の大船山を撮影。


中腹には緑色のグラデーション。


すぐに天狗岩へと向かう。



木々の間から天狗岩を見上げる。


これからのルートを目で確認し、慎重に登り始める。
高所恐怖症の私にとっては何度登っても緊張する山である。


ほどなく山頂に到着した。今年も誰もいない。
GWでどこも人でにぎわっているはずだが、ここはまさに別世界である。


早速昼食づくりにとりかかる。
風が強くてお湯がなかなか沸騰しない。そこで自分の体を風よけに使うことにした。

私の陣取った場所は高塚山向きの岩の上。その岩の向こう(下)は崖。
その崖方向から風が吹いてくるため、その風をよけようとすれば、必然的に私の背中が崖に向いてしまう。
これは高所恐怖症の人間にとっては恐怖である。
しかし恐怖よりも食欲の方が勝り、なんとか昼食ができあがった。


今日のメニューはキムチ豚ラーメンにコンビニおにぎり。
GWなので、デザートはスーパーで見つけたマンゴー(タイ産)にした。



ラーメンを食べていると、単独登山の男性が到着し、「豪勢ですね」と声を掛けてきた。
ラーメンのことでなくデザートのマンゴーのことであった


男性が下り、再び静かになった山頂でコーヒーを入れる。
周囲の風景を眺めながら飲んでいると、
下からにぎやかな声が聞こえてきた。
到着したのは小学生らしき2人の子どもを連れたご夫婦。
いいGWになりそうでなによりだ。



山頂より高塚山を望む。左奥は平治岳である。


遠く由布岳が見える。


さて、そろそろ下山することにしよう。



風穴に下る途中、木々の間から大船山を見上げた。


風穴に下り小休憩。


風穴からソババッケまではほぼ平坦な下り。
単調なため疲れた身には長く感じられる。


ソババッケが近づくと周囲に花が少しずつ見られるようになってきた。



シロバナネコメソウ。
うっかり見落としそうな小さな花である。


キジムシロ



タイミンガサの群落。
ソババッケはすぐそこである。



ソババッケより新緑を見上げる。
さまざまな緑色の織りなす景色にただ見とれた・・・。


男池までは花を探し、撮影しながらゆっくりと下る。



うつむいてひっそりと咲くチゴユリ


ヤマシャクヤクは一輪だけしか見つけられなかった。


ユキザサは咲き始めたばかり。


ツクバネソウ。不思議な魅力のある花である。


ヤマルリソウ


ホウチャクソウ


この季節、下ばかり見ていてはいけない。
見上げれば新緑。


イチリンソウ


多くの花と出会えて満足の山行となった。


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