大船山
2012年10月14日
土曜日は快晴だったがいつものように午前中は休日出勤。
さらに午後はパソコンに向かい来週水曜日に〆切の迫ったレポートづくりに励んだ。
もちろん翌日の山行のためである。(確か先週も同じようなことをやっていたような・・・)
御池の紅葉が色づいていることを期待して、先週に引き続き大船山へ。
まだ暗い6時前、今水駐車場に到着。幸いスペースは空いていた。
ところが窓ガラスをたたく音がする。雨。すぐにあがったものの、これでは晴天は望めそうにない。
6時半に気を取り直して出発。
今日は昼頃まで御池にいるつもりなので急ぐ必要はない。いつものようにマイペースで歩く。
東尾根ルートに入ると徐々に勾配がきつくなる。あえがないようにペースを落とし、急登もクリア。
山頂が近づき御池を見下ろすと、予想通り真っ赤に染まっている。
これで青空なら言うことないのだがと思いつつ、まずは山頂へ。
今日もガスのかかる九重連山をカメラに納めた。
昼食を食べ、コーヒーを飲みほして御池に下る。
御池では太陽待ちの人々が佇んでいた。私もその中に入り、ひたすら待つ。
今日は無理かもしれないと思っていたが、30分ほど待った頃、ようやく青空が広がってきた。
紅葉の写真を撮れ、大満足で下山した。
6:25今水→7:25東尾根ルート分岐→7:45ポールのある台地→9:05〜11:00大船山頂(昼食)→11:10〜12:00御池
→12:55鳥居窪→13:35岳麓寺ルート分岐→13:50コンクリート道→14:00風穴ルートと合流→14:20今水
前日の土曜、いつものように午前中の休日出勤を終え、午後も先輩と2人職場に残った。
今日は先週とはまた違うレポートの作成。翌日に山行が控えていると仕事がはかどるのはいつものこと。
食材の買い出しを終えて帰宅しネットで天気予報をチェック。晴れの予報だが天気図があやしい。
山の天気は行ってみなければわからないが、
大船山頂直下の御池の紅葉を、青空をバックに撮影できるかどうかがポイントである。
早朝6時前に今水駐車場に到着。わずかな空きスペースにすべり込んだ。
しばらく待機しているとフロントガラスから音が聞こえる。
まさかと思ったが、雨。すぐにやんだものの、これでは晴天は望めそうにない。
夜が明けた6時半、気を取り直して出発。やはり頭上には一面の雲。
いつものようにマイペースで登る。前から複数の男性の声が聞こえるが、距離が縮まる気配はない。
三叉路で小休憩。前を歩く2人の男性も休憩中だった。
どうやらこのあと東尾根ルートを登るらしい。
今日の行動食は干し芋。サツマイモを蒸して干しただけ。いたってシンプルな味である。
三叉路からわずかで東尾根ルートの入口に到着。
左側が東尾根ルート、右(直進)は風穴に向かう。
このルート、初め傾斜はゆるやかなのだが、徐々にきつくなる。
途中、先ほどの男性2人を追い越した。熊本から来たという2人と会話する。
話題は今日の天気のこと。曇っているから残念だ、と話しつつ、
「それでも行くしかないですよね」で意見の一致を見た。
「まあ、こんな趣味を持ってしまったからしかたないよね」で笑ってしまった。
ポールのある台地を過ぎ(実はうっかり写真を取り損ねた)、山頂を見上げるとガスはかかっていなかったようである。
視界が開け、黒岳を見ながら小休憩。
多少ガスがかかっているが、上空には青空。これはいい兆候だ。
足下の紅葉で頭上を見上げる。わずかな青空でもあればうれしい。
勾配は徐々にきつくなる。
あえぐことのないよう、ペースを落としながら登っていく。
米窪を望むとガスがかかっていた。
急登もゆっくり登り、あえぐことなくクリア。まだ私もやれそうだ。
ようやく山頂が見えた。意外にも人が少ない。
御池を見下ろす。やはり紅葉している。
うれしさのあまり思わず感嘆の声が出た。
山頂手前でもう1枚。
う〜ん、先週とは大違いだ。
山頂に到着。
今水より2時間40分。
早速周囲の風景を撮影する。
まずは段原方面。こちらの紅葉はもう少しかかりそうである。
山腹を切り取ってみた。
この斜面の紅葉が夕日を受けて輝く様子をいつか見てみたい。
北側の紅葉。
今日も九重連山にはガスがかかっている。
違うのはガスの流れる向きが久住高原方面からということ。
今日は大気の透明度が高く、阿蘇が雲海の上にくっきりと見えた。
撮影を終え、昼食作りにとりかかる。
今日の食材。
チャンポン麺、ニンジン、長ネギ、キャベツ、もやし、ニラ、エノキ、ちくわ、豚肉。
まずフライパンで野菜炒めを作る。
続いてコッヘルでお湯を沸かし麺を茹でる。
なお、このコッヘルは大分市の山渓で購入したもので、今日が初使用。
私はチャンポンやうどんは2玉食べるのだが、今までのコッヘルでは小さすぎたため、
かなり大きめのものを注文して取り寄せてもらった。
2玉入れてもこの通り、余裕だ。
この冬はこのコッヘルでどんな食事を食べようかな・・・。
食事を終え、コーヒーも飲んだ。
のんびりと過ごしたため、気がつけば2時間が経過。
そろそろ御池に下ることにしよう。
御池の紅葉をまず1枚。紅葉が美しい。
だが日差しが弱い上に青空でないのが悔しい。
そこで多くの方に混じり、私も日が差してくるのを待つことにした。
いろんなグループがいて、会話を聞いているだけでおもしろい。
一番気に入ったのがこれ。
このシャツ、ほしいなあ!
ネットで調べてみると、白馬岳の五竜山荘で売っているもののようだ。
鏡になった池に紅葉が写る。
待つこと30分、ようやく日が差し、青空が少しずつ広がってきた。
やっぱり青空が一番だ。
この景色にワンちゃんもうっとりである(笑)。
御池に下って50分が経ち、12時になった。
名残惜しいが、下ることにした。
池から山頂直下にもどり、九重連山を撮影。
ここの紅葉のピークは今年もまた見られそうにない。
御池の紅葉を反芻しながら、淡々と下っていく。
鳥居窪まで下って振り返ると、山頂にはガスがかかっていた。
近くに咲いていたリンドウを撮影。
今年のリンドウはこれが見納めだろうな・・・。
そしてヤマラッキョウ
ここから左に折れ、今水に下る。
ちょうど一緒に到着したご夫婦は、このコースは初めてで不案内。今水に下るという。
手に持っているのは地図ではなく、手書きのメモ。
初めてのルートを歩くのであれば、地図は絶対欠かせないと思う。
ポイントとなる分岐を教えたのだが、結局、なんとなく先導することになってしまった。
コンクリート道を通って今水に下る。
今水に到着し、花期を終えようとしているハガクレツリフネソウをカメラに納めた。
なお、来週末(20日・21日)は両日とも終日休日出勤で山行できない。
どこかで振休をとって山行できればと思っているが、さてどうなることやら。
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