黒岳

2013年4月28日

GWの前半の3連休の中日は高気圧に覆われ絶好の天気。
毎年恒例のシャクナゲ鑑賞黒岳縦走登山である。

5時半に黒嶽荘から出発。だがどうもシャクナゲの花が少ない気がする。
しばらく登るうち再びシャクナゲが現れてきたが、これまた数が少ない。
花を探さなければならないとは寂しい限り。どうやら今年は裏年ということなのだろう。
前岳山頂を通過しいつもの展望の良い岩場で休憩。上台ウツシを過ぎアップダウンを越えていく。
マイペースを保って登ることでそれほどきつさを感じずに高塚山に到着した。
高塚山で小休憩し天狗岩へ。山頂に到着し昼食を食べコーヒーを飲む。
足に疲れを感じながら風穴に下る。
風穴からは周囲の花を探しながらの下山。
ヤマシャクヤクを撮影でき、満足して男池へと下った。

男池に自転車を置く→5:35黒嶽荘→6:15白水分かれ→6:40〜6:45仙人岩→7:30前岳→7:40展望の良い岩場→8:05上台ウツシ
→9:25〜9:35高塚山→10:00〜11:15天狗岩(昼食)→12:05風穴→13:10ソババッケ→14:05かくし水→14:55男池→自転車で黒嶽荘に下る




GWの前半3連休、3日間とも天気はよさそうである。
初日はいつもの休日出勤、その後2日はなにもなし(ちなみに後半の4連休は2日目と3日目に休日出勤の予定)。
今日は高気圧に覆われ快晴の予報。そこで毎年恒例となった黒岳縦走に向かうことにした。
もちろん前岳までのシャクナゲがねらい。

なお、今回は九重連山250回目の登山である。


男池駐車場に自転車を置き、下山後の移動手段を確保。
黒嶽荘下に車を置いて準備しているとき、隣に車が到着した。
出てきた男性を見てびっくり。最近よくお会いするYさんであった。
準備しながら今日のコースを確認しあう。天狗岩までは同じコースだが下山ルートが違うようだ。
早く準備を済ませた私が先に出発。「ではお先に」。



私が5月に黒岳縦走を始めたのは8年前の2005年。今年で9回目となる。今年もまた黒嶽荘を出発。
このコースは何しろ長くてきついので、いつもより早く出発。これも例年通りである。

ところがいつもと違って庭に咲いているはずのシャクナゲが少ない。


黒嶽荘周辺の花はすでに盛りをすぎている。しばらく登ると状態のよい花が見えてきた。
カメラを構えていると、さきほどのYさんに追い越された。



今年初めてのシャクナゲを撮影。



周囲の花を探しながら登っていく。
花の多い年であれば、花が多すぎてどの花を撮影しようか悩むほどなのだが、今年は少ない。

たまにきれいな花を見つけても、花まで距離がある場合が多い。
最近は望遠レンズを持たないようにしているので、なかなか撮影できる花に出会えない。



それでもようやく撮影できた。



約1時間で仙人岩に到着。
ここではシャクナゲ越しに風景を撮影しようと思っていた。
だが残念なことに花が見えない。がっかりである。

小休憩ののち、先へ進む。



これはいくつかある黒岳のピークの1つ。
帰宅して改めて地図で確認したところ、「荒神森」のようである。



苦手な岩場も慎重にクリア。



前岳に到着したがすぐに先に進む。私の休憩ポイントはこの少し先だ。



前岳山頂から7分、休憩ポイントに到着した。
ここは360度の視界がきく最高の場所だ。
単独の年配の男性が休憩中。少し離れて腰を下ろし、私も休憩する。



これから向かう高塚山方面を眺めながらパンを食べる。

黒岳にはいくつものピークがあり、写真中央付近に2つの低いピークが見える。
これからもアップダウンが続く。しっかり食べておかないと。



裾野は新緑の色に変わりつつある。
九重連山が新緑で覆われるのももうすぐだ。



すぐそばにも新芽が芽吹いていた。


パンを食べ終え、出発。



上台ウツシを通過。


ここからがきついところだ。がんばろう。



登りはゆっくり、マイペースで。
そのために早く入山したのだから、焦ることはない。



一番きつい登りで足の筋肉が泣きを入れてきたため、しかたなく少し立ち止まる。
振り返ると木々の間から前岳方面が見えた。このピークを乗り越えてきたのだ。



ようやく上台に到着。一気に周囲が開け、高塚山が見えた。
その向こうには大船山(山頂は高塚山に隠れて見えない)、右に平治岳、奥に三俣山が見える。


さあ、高塚山までもうひと頑張りだ。



かなり疲れを感じつつ、ようやく高塚山に到着した。



大船山と平治岳、遠く三俣山を望む。



続いて天狗岩へ向かう。



天狗岩を登りながら見上げると、山頂に立つ男性が手を振っている。
服の色から、先に到着したYさんだとわかった。



山頂に到着しYさんと合流。
さっき手を振ったのは「1556天狗」と書かれた岩の上からだそうだ。
私は高所恐怖症のため一度もこの岩に上がったことがない。
きっとこれから何度ここに来ても上がることはないだろう。



今日はここで昼食。
先週食べ損なった焼肉丼である。
今回はGWということでちょっと値段の高い牛肉を買ってきた。
わかめスープに、デザートはこれもちょっと高めのデコポン。



私が食べているとき、すぐ近くの岩の上に立ち風景を眺めるYさん。
よくあんなところに立てるよなあ、と感心した。もしバランスをくずして落ちれば命はない。私には無理である。

私が食べ終える頃、Yさんは下山していった。
今回初めてというルートで下山するという。果たしてどうだっただろうか。



この風景を眺めながら食後のコーヒーを味わう。
今頃行楽地では人でごった返しているはず。ここにはわずか数人しかおらず、静かな山頂。
最高のひとときを楽しんだ。


さて、下山するとしよう。



ムシカリの花の隙間から天狗岩を見上げる。



天狗分かれから風穴へと下っていく。
ガレ場となっている場所があり、疲れた足にこたえる。



風穴に下って小休憩。


ここから男池へと徐々に下っていく。



ソババッケを通過。新緑がきれいだ。


ここからは花を撮影しながら下る。



シロバナネコノメソウ



ミツバツチグリ



ツクバネソウ



エンレイソウ



ハルリンドウ



ヒトリシズカ三姉妹



初めて見たルイヨウボタン



イチリンソウ



今回のもうひとつのねらいだったヤマシャクヤク。



ねらいの花に出会え、疲れも忘れた。


男池に到着し、自転車で黒嶽荘へと下った。


GW後半も天気は良さそうである。さて、どこからどのルートを歩こうか。


山行記録にもどる

inserted by FC2 system