星生山・御池

2013年7月14日

梅雨の長雨のせいで2週間山行できなかった。
今年は梅雨が早くに明け、すでに真夏の様相。
しかもこの週末は3連休。これはもう行くしかない。

猛暑と午後の雷雨を避けるため、早朝5時半に牧の戸より入山。
久しぶりなのでいつも以上にマイペースで登る。
沓掛展望台まで上がると山々には厚いガス。
風景が見えないため周囲の花を探しながら歩く。

扇ケ鼻分岐まで来ると周囲のガスが晴れ始めた。
そこで星生山へ向かう。ところが尾根道に上がる頃には再びガス。
山頂でしばらく待ってみたがガスの晴れる気配はなく、久住分かれへと向かう。
風を避けながら岩尾根を越え、久住分かれを通過して御池へ。
水を満々と湛えた御池を高周りで超えて池の小屋へ入って昼食。

昼食を終えてもガスは時折薄れる程度で、晴れそうにない。そこで潔く下ることにした。
御池の畔でノリウツギ越しにガスかかる天狗が城を撮影し、ガスの中を淡々と牧の戸へと下った。

5:25牧の戸→5:55沓掛展望台→7:00扇ケ鼻分岐→7:40〜7:55星生山→8:25久住分かれ→8:40御池
→8:50〜10:05池の小屋(昼食)→10:10御池→10:30久住分かれ→10:55扇ケ鼻分岐→11:40沓掛展望台→12:00牧の戸




先々週、先週と梅雨の長雨のため、2週続けて山行できなかった。
山行できそうな日もあったのだが、その日は地区清掃の日だったり。
例年より早く梅雨が明けてからは、連日の猛暑。
職場でも「この暑さなんとかならんか」というような状況である。

この週末は3連休。初日はいつもの休日出勤の後、午後も職場で残務整理。
明けて日曜日、3週間ぶりの山行となった。


天気予報は「晴れのちくもり所によって午後は雨」。大気の状態が不安定とのこと。
そこで早朝入山し、午前中には下山することにした。

ここ数日、私の住む佐伯市あたりでは午後は連日の雷雨。
職場ではなんともないが、山では雷雨になど会いたくない。



5時過ぎに牧の戸駐車場に到着。3連休の中日とあってこの時間にしては車が多いようだ。
ゆっくりと装備を調え、5時半に入山した。
残念ながら周囲にはガス。気温17℃、風も吹いていて肌寒さを感じるほど。



風に揺れるイブキトラノオ。
登山者が次々と登っていく。



チダケザシ
風に揺れるものだからピントを合わせるのに一苦労。


花の撮影に手間取り、沓掛展望台に上がるのに30分もかかってしまった。
山々を眺めるものの、ガスで全く見えない。

そこで登路脇に咲く花を探しながら歩くことにする。



ところどころに咲いていたシライトソウ。
緑の草陰に純白が映えて美しい。



ヤマブキショウマ
細い花先までピンと伸ばした姿は実に上品だ。


いつも休憩する岩場が近づいてくると、周囲のガスが晴れてきた。



このまま晴れてくれればいいのだが、晴れたりガスったりを繰り返す。



咲き始めたノリウツギ。



そしてこちらはヤマアジサイ。
ノリウツギとヤマアジサイはどちらもアジサイ科アジサイ属。
こうして並べると似ているのがよくわかる。



扇ケ鼻分岐まで来ると、ガスの晴れ間に星生山が見えた。
そこで、山頂で晴れることを祈りつつ星生山へ向かうことにした。



モウセンゴケ



シモツケ



池塘越しに久住山を望む。
このときまでは周囲がよく見えていたのだが・・・



尾根に上がる頃には再びガスが押し寄せてきた。



星生山頂に到着。


ガスが晴れないかとしばらく待機していたが、なかなか晴れそうにない。



これくらいが精一杯のようだ。



ガスの中、岩尾根を越え久住分かれ方面へ向かう。



前を歩く2人の登山者を追うように歩いていく。



星生崎を越え、久住分かれへと下っていく。ようやく避難小屋が見えてきた。



久住分かれを通過。
標識が新しく設置されていた。
だが強風の吹くこの場所でいつまで持つだろうか。



ガスの中、とりあえず御池へと向かう。
その途中、かすかに天狗が城が見えた気がした。



水を満々と湛えた御池に到着。


下の道は水没寸前。そこで高周りして池の小屋へ向かう。



2人の登山者に続いて私も池の小屋に入る。


まだ9時だが、何もすることがないので食事の準備にとりかかる。



今日の食材。牛肉、タマネギ・ニンジン・ピーマン、ネギ。
夏になったため保冷して持ってきた。



焼肉丼にわかめスープ。デザートの桃。


食べている途中、小屋から出ていた方が連れの女性に「池がきれいに見える!」



その言葉に私も小屋を出て撮影。


コーヒーを飲み終え、1時間以上が経過した。
さてどうしようか。



小屋の前から見上げる中岳は、時折山頂が見えるものの、ほぼガスの中である。
御池の畔を見ると、多くの方が中岳をめざしている。
だが根性なしの私は中岳をあきらめ下山することにした。



御池を周回中、咲き始めたノリウツギ越しにガスかかる天狗が城を望む。



ガスに煙る星生崎を通過。



まだ11時前だが、登ってくる人よりも下る人の方が多い。
その方々に混じって淡々と下っていく。



沓掛山頂よりガスの押し寄せる登路を見下ろす。



コンクリート道のあちこちに咲くウツボグサを眺めながら牧の戸へと下った。


山行記録にもどる

inserted by FC2 system