三俣山

2013年7月21日

職場が一段落した最初の週末。晴れの予報だが昼頃からは暑くなるはず。
そこで下山時に日差しを避けられるよう、長者原から左回りで三俣山を周回することにした。
早朝5時半に入山。坊原までさわやかな風が吹く中を気持ちよく歩く。
すがもり越に到着し一息入れ、朝日射す三俣山に取りつく。
西峰山頂でも風を受けて休憩。本峰・南峰と快適に歩く。
南峰ではいつものテラスで昼食。食べ終えて坊がつるへと下る。
無事に下り終え法華院山荘へ。坊がつるにもどって花を探し、長者原へと下る。
雨ヶ池でキスゲを撮影し、緩やかに長者原へと下っていく。
タデ原で花散策。初めてヒメユリを撮影。ヒゴタイもふくらんでいた。

5:40長者原→7:05すがもり越→7:40三俣山西峰→8:10本峰→8:30〜9:40南峰(昼食)
→10:40坊がつる→10:50法華院温泉山荘→11:20坊がつる→12:25雨ヶ池→13:35長者原




金曜日に職場の業務が一段落した。その夜は皆で慰労会。いい気分でビールを飲んだ。
明けて土曜日はいつもの休日出勤。


毎週末の休日出勤は先輩と2人で担当しているのだが、その先輩が先週九重デビューした。
と言っても奥さんが先に九重にはまり、半ば強引に登山靴を買わされたのが実情。
そんな先輩ご夫婦が登山日として選んだ3連休の中日(14日)はあいにくのガス。
周囲の展望のない中、牧の戸から久住山へ向かったが山頂は真っ白だったそうだ。
そんな状況にもかかわらず、迷うことなく久住山頂に到着したのはさすが。
地図や私のHPを見て念入りにシミュレーションしたそうである。
「今度は風景が見える日にリベンジする」とのこと。


日曜日は晴れの予報。晴れるのはもちろんうれしいのだが、最近の酷暑を考えると対策が必要だ。
一つはもちろん早朝の入山。もう一つは日陰を歩くこと。
というわけで、長者原から入山し、すがもり越→三俣山→坊がつる→雨ヶ池→長者原と周回することにした。



夏は早朝の入山に限る。
理想は朝駆けだが、私は気合いが足りず深夜に起床できない。
というわけで5時40分に長者原から入山となった。



歩き始めてすぐにオカトラノオを見つけた。



谷に沿って吹いてくる風を感じながら沢を越える。



ショートカット道を登るうち、朝日が射してきた。
朝日を受けたノリウツギ越しに星生山を望む。



再び硫黄山道路に合流し、黒岩山と長者原方面を振り返る。



すがもり越に到着。
8人のグループがにぎやかに休憩中だった。



三俣山を見上げながら一休憩。

今日の行動食は羽衣あられ。
小学生の頃、兄と取り合いながら食べた記憶がある。
だが今日これを選んだのは、昔を懐古してではなく熱中症対策である。



休憩を終え、朝日を受けて緑の映える三俣山に取りつく。



今日は空気の透明度がすばらしい。



誰もいない西峰に到着。


山頂は心地よい風が吹き抜ける。しばし腰を下ろして休憩。


続いて本峰へ。



ノリウツギ越しに本峰を望む。



ママコナが咲き始めていた。



本峰に到着。



風に揺れるイブキトラノオと九重連山、そして青空。



さらに南峰へ。



南峰山頂に到着し、すぐにいつものテラスに向かう。


まだ8時半だが、食事作りにとりかかる。



今日の食材。
豚肉、タマネギ・ピーマン・ジャガイモ・ニンジン。


今日は初めてのカレー。
もちろん自宅では何度となく作ってきたが、山ではこれまで作ったことがない。

キャンプにカレーは付き物だが、日帰り山行だと煮込むのに時間がかかるのが難点。
作ってみて改めて確認したのは、ジャガイモとニンジンの煮えにくさ。
そうか、煮えやすい具材を選べばいいんだ。





食べ終えて大船山と平治岳を撮影。



続いて久住山方面。


さて坊がつるへと下るとするか。



南峰から坊がつるを見下ろす。



このルートはかなりの急斜面。
緊張の続く中、一息ついた。



やれやれ、ようやく坊がつるに下ってきた。



九重連山に夏の到来を告げるハンカイソウ。


購入したいものがあり、法華院山荘へ寄り道する。
途中、犬を連れた単独登山の女性と話しながら歩く。



談話室にて。このシチュエーションで食べる白熊アイスはおいしい。


そしてもう一つ購入したのがこれ。



オアシスさんのHP(九重連山の光と影)で見て、どうしてもほしくなってしまった。



再び坊がつるに戻り、ノハナショウブ越しに三俣山を撮影。


坊がつるから雨ヶ池へと向かう。



咲き始めたヒヨドリソウ。


ヒヨドリソウが咲いていれば、近くにきっといるはず。



やはりいた、アサギマダラ(オス)。



坊がつるを振り返る。。雨ヶ池が近づいてきた。



トンボがイブキトラノオに留っていた。微動だにしない彼の目には何が見えているのだろう。



チダケザシ
この華やかな色はどうだ。



シライトソウ



雨ヶ池にて、キスゲ越しに三俣山を見上げる。



雨ヶ池を過ぎ、樹林帯を長者原へと下っていく。
すでに12時半。日差しを受けていればつらいはずだ。


心地よい疲れを感じながら長者原に到着し、タデ原で花散策。



ハンカイソウ



ノハナショウブ



シモツケソウ



ヒメユリ



最後にかわいいヒゴタイに会えて満足した。


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